高気密・高断熱の快適さから、もう戻れません。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
キレイな花を見ていると心が癒されますね。
大阪府・堺市にある浜寺公園にて撮影。
先日、築11年の積水ハウス製の実家に帰省する機会がありました。
その日は最高気温が16℃と、冬とは思えない暖かい気温だったのですが室内が・・・寒い(T_T)
リビングのかなり大きいエアコン(20畳用ぐらい)を全力で稼働させても足元が寒い。
しかも、リビングの扉を開けたら一瞬で暖房のぬくもりが四散してしまう。そのわりにエアコンが全力で稼働されているので頭はボーっとするぐらい暑い。
一方の我が家。
別の日に撮影したものですが、最高気温は10℃を下回る日でした。
エアコンは21.5℃設定で24時間暖房中。
リビングの床面は21.6℃。
リビングの天井は22.2℃。
床と天井の温度差は、0.6℃。
頭がボーっとするような事はありませんし、足元が寒いこともありません。
画像の右側にチラッと見えていますが、リビングと玄関をつなぐ室内扉は開いています。
それでも、床面は21.6℃になっていて、天井との温度差もありません。
21.6℃と聞くと、もうちょっと室温が高い方が良いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、実家でエアコン21.5℃設定なんかしようものなら、むちゃくちゃ寒いです。24℃は欲しいですし、エアコンの風量を強風にしないと室温を保てません。
室内の上下の温度差が少ないこと。
窓の冷輻射がないこと。
コールドドラフトが少ないこと。
床面の温度が低くないこと。
24時間暖房で壁や床、天井、家具などが暖まり、輻射熱が発せられていること。
こうした温熱環境になるため、同じ室温でもまったく体感温度が違います。
快適ですね。
輻射熱というのは、あまり聞きなれない言葉ですが、石焼き芋をイメージすると分かりやすい。
熱くなった石に手を近づけると直接に触らなくても暖かいですよね。
これが輻射熱。
反対に、性能の悪い窓だと窓ガラスやサッシが冷たくなり窓辺が寒くなる。これが冷輻射。
リビング中央が24℃あっても、窓のアルミサッシが5℃だったら、体感も当然寒く感じますよね。
しかも冷やされた空気は下に降りて行き、足元が寒くなる。なので、余計にエアコンの設定温度を上げたくなる。
だから、建材の中でも窓は快適性に直結するわけです。
気密・断熱の性能が良くなると、エアコンの気流が直接吹いていない場所でも、
21.6℃で、リビングの床面と変わらない温度になっています。
(エアコンの真裏です)
以前に試したのですが、我が家でエアコンを24℃~24.5℃設定にすると、真冬でも半袖・半パンの生活が出来てしまいます。(一度、実験してみました(*^_^*)
さすがにエコに反するので、そんな生活はしませんが(^O^)
高気密・高断熱な生活に慣れると、低性能なお家にいるのが辛いです。実家に寄った時、妻はリビングでコートを着ていました。
最高気温が16℃の日ですよ(^_^;)
これから家を建てられる方は、ぜひ、高気密・高断熱なお家にして下さいね。
最近は、どの建築会社も時流に乗ろうと、ウチは高気密・高断熱ですよと謳うことが増えました。
そうした営業トークに騙されて、住んでから夏暑く、冬寒いということにならないように、しっかり学ぶことが大切です。
以前からご紹介しているように、温熱環境のプロたちが多くの発信をされています。是非たくさんの知識を吸収して家づくりに取り組んで欲しいなと思います。
当ブログも拙いながら700以上の記事を書いてきました。
リアルな建築費や光熱費、住み心地、建築過程、どういった建材を使ったか。すべてご紹介してきたので、これから家づくりをされる方の参考になればと思います。
家づくりは楽しいですよ(*^^*)
さ。当ブログも残すところ、10記事をきりました。
3年もの間、家づくりのブログを楽しく書いてきましたが、お別れの時が近づいてきました。現在、最後にUPしようと思っているシリーズ記事を書いているところです。
昨年のようにブログの定期更新を続けることはないので、終える前に書いてほしい記事がありましたら、コメントでお知らせください。
今ならギリギリ間に合う・・・かな(*^_^*)