大手ハウスメーカー・へーベルハウスの欠陥住宅が明るみに。【新築一戸建てマイホーム】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
さて、今日は大手ハウスメーカーの旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)についてです。
大手ハウスメーカーは建築棟数も多く、当然、意図せず施工ミスが起こることもあります。それは仕方がありません。
しかし、意図してろくでもない住宅を建築することもあります。
大手ハウスメーカーの資本力は工務店や地域のハウスメーカーとは一線を画します。残念なことに欠陥住宅を建てられたとしても施主が裁判で勝つことは、ほぼ不可能だと言われています。
今回、記事でご紹介するのは、1級建築士で建築ジャーナリストの岩山健一さんが出演している動画の紹介をします。
まず、建物を建てるには建築確認申請というものを役所に提出しないといけません。
きちんと法律に基づいた建築の計画をしているか検査するものです。旭化成はそれすら出していない。
見ていると、
・条例で定められた防火仕様にしていない。(基礎通気口、キッチンの排気ダクトなど)
・建蔽率の違反。
まず、ここで一発アウト。
大手ハウスメーカーで法令違反をするなんて言語同断です。
次に、法律違反ではないものの、住まい手にとって恐ろしいところ。
床下、基礎に断熱材が入っていないというもの。
断熱材が薄い、ではなく、床下・基礎にまったく断熱材が入っていないのです。信じられますか?
しかも恐ろしいことは、このお宅だけでなく、これが標準仕様だったということです。無断熱が標準仕様なわけです・・・。もうあいた口が塞がりませんとはこのことです。
また、当然と言えば当然ですが、気密がまったくとれていないため、コンセントからも外気がどんどん入ってきます。
ローソクをコンセントに近づけると、扇風機に当てたかのように火が揺れます。
もちろん気密測定をすると、測定不能の文字が。
あ、超高性能な家のようにC値0.1以下という隙間がなさ過ぎて測定できないのとは違いますからね(笑)
2人暮らしのこの施主さんの1か月の光熱費は、なんと5万円!
いや、それだけで家のローン払えるほどじゃないですか!!
そして、1級建築士の岩山さんとともに施主さんがヘーベルハウスの顧問弁護士との話し合いで出てきた内容が、
「私もヘーベルハウスですがトイレは寒いですよ。床下に断熱材はないかもですね。」
ですって。
弁護士が開き直ってどうすんねん!!
(あ、ブログで初めて大阪弁を使ったかも(#^^#)
今までこうした大手ハウスメーカーの施工ミスや、欠陥住宅の話というのは報道されることはありませんでした。
当然、TV局や新聞社にとって最も大きなスポンサーの一つですからね。よく大手ハウスメーカーのCM流れてますよね?
だから報道されないんですよ。
でも、少しずつ大手ハウスメーカーが最上級の家を建てている訳じゃないということが一般の施主にも分かってきた。
youtubeなど既存のメディアにはない発信ができるようになってきた。
一条工務店のような実力派のハウスメーカーが育ってきた。
こうした条件が整ってきて、世の中の力関係が変わってきたのかもしれませんね。
さて、今回は旭化成(ヘーベルハウス)の欠陥住宅についての記事でした。このような事は氷山の一角で、大手ハウスメーカーという名に騙されると大変なことになる警鐘となれば幸いです。
また、今回の記事はヘーベルハウスや大手ハウスメーカーを貶めるものではなく、欠陥住宅、施工ミスというのはどこの住宅会社でも起こりえるものです。
施主が正しい知識を持ち、ただしく判断できるよう勉強していきたいですね。
少なくとも気密や断熱という点では、大手ハウスメーカー8社は全くお話になりません。
気密ではC値1.0以下を確保できる住宅会社。
断熱ではheat20のG1グレード以上、予算があるならG2やG3を。
大手ハウスメーカーのような型式認定ではなく、軸組工法や2×4工法のようなオープン工法で。
こうした基本に基づいた家づくりをしていれば、住宅会社も成長していくはずです。
欠陥住宅を掴まされれば後々に売却することも困難です。
CMによる企業イメージに騙されず家づくりの本質をしっかり見て下さい。
長く住まうマイホームですから、後悔のないようにしっかり検討していきましょう!!


