続報・ウッドショック
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
さて、ウッドショックの続報になります。
ウッドショックについて業界の方でも全体像が少しずつ見えてきたようです。
根本的な原因は世界的なコロナ禍。
コロナから付随して、様々な要因が生まれているためのようですね。
まず、コロナ対策として各国が金融政策をとっていることから低金利となり、住宅購入をしやすい環境が生まれていることが挙げられます。
そのために、アメリカや中国でマイホームブームが生まれているそうです。
調べてみると、確かにアメリカでは昨年4月の着工件数は89万件。2021年3月ではその2倍近い174万件の家が建てられています。
昨年4月がコロナの最初のころですから、かなり減っていたとは言え、確かにすごい増加率です。
また、昨年度の着工件数が少なかったことから製材所も木材の生産量を減らしていたようで、そのことも木材不足に影響しているとのことです。
また、コロナ禍のため中国から輸送された物資に使われている船便のコンテナがヨーロッパで滞留しているらしく、物資輸送のためのコンテナが不足しているのもウッドショックに拍車をかけているそうです。
これらの木材というのは主にSPF材と呼ばれる木材で、スプルース(えぞ松)、パイン(松)、ファー(もみの木)のことを指します。
2×4工法の家で使われている木材ですね。
最近では2×4だけに限らずローコスト系の住宅ではほぼ必ず使われているものなので、よほど国産の無垢材などにこだわって建てているような会社でなければ影響は免れないでしょう。
SPF材は全世界的に使われている木材なので、どの国でも取り合いになっている状況です。そのため供給量が足りない=ウッドショックになっている、という現状です。
これは短い期間で収まるような性質のものではないと思います。
はっきりとは言えませんが、少なくとも半年。あるいは、それ以上の期間を想定しておいた方が良いかなと個人的には思います。
先日でも似たような記事を書きましたが、これから家づくりをされる方で、緊急を要しない方は、しばらく家づくりの計画は一時ストップしておいた方が無難かと思います。
できれば、その間に家づくりの勉強をしておかれると良いでしょう。
単に価格が上昇するだけの話でなく、住宅会社によっては木材が手に入らないというところも多々ありますからね。
会社によってはSPF材は使っていないよとか、製材所にまだ余剰の木材があるよとか、そういう所もあるかもしれません。
ケースバイケースだとは思いますが、木材が手に入る、しかも価格に転化されない、なんて特殊ケースであれば別ですが、そうでないなら今のうちにしっかり家づくりについて学んで、来る時に備えるのが一番良いかと思います。
今のところ、木材の仕入れ額が2割~3割増しぐらいになっているそうで、それでも手に入るなら、まだマシだということです。
我が家を建てて頂いた泉北ホームは2×4工法なので、まさしくSPF材を使う住宅会社です。規模がそこそこ大きい会社なので在庫もあるかもですが、建築棟数も多いですから、さて、どんな状況なのでしょうか。
家づくりは人生を左右するほどのお金が動きます。焦ることなく、しっかり備えて、人生の一大イベントを楽しみたいですね。
これから家づくりをされる方を応援しています。