低気密・低断熱な実家で風邪をひきました(^_^;)
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
C値0.29。Ua値0.39の我が家。
6地域の大阪なのでheat20のG2グレードを達成している、いわゆる高気密・高断熱のお家になります。
高気密・高断熱な家の最大の特徴はなんといっても、夏涼しく、冬暖かいということ。
また、家の中の温度(室温や構造・家具の表面温度)がより均質であること。
人の体にとってこれほどに快適なことはありません。
ときどき仕事帰りに疲れ切ってソファでそのまま眠ってしまうことがあります。
今までの家だと夜になると寒くて、とてもそのままいられず、寝室で布団にくるまって寝なおすか、こたつをつけてこもるか、お風呂に入って体を温めてから寝るか。
そんな生活でした。
しかし、高気密・高断熱な家ならそんなことはありません。
やさしーい妻がタオルケットをかけてくれていることもありますが(笑)、そのまま朝までぐっすり、なんてことはザラにあります。
それでも寝冷えしたり、体調を崩すということがありません。この辺りが高性能な家のすごいところですね。生活の質が上がっていることを感じます。
さて、このお正月に実家に寄りました。
実家は某・最大手ハウスメーカーで建築した建物になります。
広いし、内装はグレード高いし。
10年以上前の家ですが、坪単価は我が家の1.5倍ぐらいします(^_^;)
建築費用は2倍以上です・・・。
で、リビングで過ごすわけですが、足元がスースーと寒い。
エアコンをかけても全然、暖房がきかない。寒い。
そのためエアコンをハイパワーモードにして、風量MAXにします。
そうすると、温風が流れてきて室温は上がりますが、頭がぼーっとするほど熱く、足元は寒い。メチャクチャ不快。
しかも、風が体に当たってくるので、喉や肌がどんどん乾燥していきます。
それでも足元が寒いのでエアコンと同時に、ガスファンヒーターをつけます。これでなんとか、室温は暖かくなりますが、二酸化炭素濃度が上がるためか、頭がまたボーっとしてきます。
しかも、リビングのドアを開けると、すべての熱が廊下に逃げていきます。二酸化炭素濃度が下がるためか、頭のボーっと感は少なくなりますが、寒い。
急激な温度低下のため、余計に寒く感じます。リビングの暖かい空気が廊下に移動するため気流が発生していることもあるのでしょう。
先ほどまで頭がボーっとするほどだったのが、ドアを開けた瞬間から身震いするほどの寒さを感じます。
しばらくリビングで過ごしていましたが、疲れたのでメーターモジュールの8畳の2間続きの和室で横になって休んでいました。
ここもエアコンを風量強くかけて暖房。
ここでうたた寝していたのが運の尽き。
翌日、鼻がズルズルになってしまいました。
完全に寝冷えですね。
高気密・高断熱な家の快適さを改めて、身をもって経験したというところですね。
高気密・高断熱な家で長時間、暖房をつけ続けると、単純に家の中の気温、つまり空気の温度が高くなるだけでなく、床・壁・天井・建具・家具・・・ありとあらゆる物の温度が上昇し、輻射熱を出します。
こうなると、空気の温度=室温がそれほど高くなくても、体感温度が上がるので、とても快適になります。
魚を焼くときとかに言う「遠赤外線」という感じですね。
体も表面だけでなく深体温が上がるので、体の底からポカポカしてきます。
そのため、室外に出る時も少々の寒さだと、しばらく耐えることが出来るようになります。
人間の体の免疫系から言っても、体温が高い方が風邪やウィルスに強くなりますからね。
高気密・高断熱の家がいかに人間の体にとって良いか、今回のことを通してより体感しました。
単純なスローガンだけでなく、思い込みではなく、実感を伴って改めて思います。
「健康で、快適で、省(小)エネで、経済的な家づくり」
が、求められているのだと。
これから家づくりをされる方は、是非、この重要事項をしっかり考えた家づくりをして欲しいと思います。頑張ってください。応援しています!