ハウスメーカーの勢力図が変わりますね。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
雨降りのあとの花壇。
やっぱり春にはチューリップがよく似合う(*^_^*)
さて、1年ほど前からニュースになっていましたが、トヨタ自動車とパナソニックが、それぞれの住宅事業を統合することになっています。
つまり、大手ハウスメーカーであるトヨタホームとパナソニックホームズですね。
新会社の名前はプライム ライフ テクノロジーズ。
ここに三井物産も出資するのだとか。
すでにトヨタホームは同じく大手ハウスメーカーのミサワホームも子会社にしているので、これも同じ会社に。
パナ系列も中堅ゼネコンの松村組やパナソニック建設エンジニアリングという会社も同会社になるのだそう。
これらすべてを合わせた年間棟数は、業界首位の積水ハウスを超えることになります。
現在、年間棟数は、
ミサワホームが約7000棟で、全国8位。
パナソニックホームズが約5000棟で、9位。
トヨタホームが5000棟弱で、10位。
3社を合計すると1万7000棟ほどとなり、首位の積水ハウスの約1万2000棟を大きく上回る数に。
売上高としては大和ハウスの約4兆円や、積水ハウスの約2兆円には遠く及ばないものの、一大グループになりますね。
なんだか銀行と同じく、吸収合併のような気もしますが、これから日本の人口減を考えると、こうした吸収合併は続くような気もしますね。
個人的には、どのメーカーも大して違いを感じないので別に良いのですが(^_^;)
ちなみにトヨタホーム、パナソニックホームズ、ミサワホームともにブランド名はそのまま残るようです。
あとは、クレヨンしんちゃんのキャラクターでCMしているレオハウス。
ローコストのハウスメーカーですね。
レオハウスは宅配水のクリクラ、掃除のダスキンなどの事業を行っているナックの子会社です。
ここ数年、赤字が続いていたようで、こちらはヤマダ電機の子会社となるようです。
ヤマダ電機にはヤマダホームズがあるので、こちらに吸収されるのかな?
ヤマダホームズは少し昔にエス・バイ・エルを吸収して、ヤマダ・エス・バイ・エルになり、そのあとヤマダホームズと名前を変え、ローコスト寄りのハウスメーカーとなっていました。
さらにレオハウスを加えて、こちらも事業規模としてはかなり大きくなりそうですね。
ともあれ。
まずはheato20のG1グレード以上、C値1.0以下の高気密・高断熱を達成できる家づくりをして欲しいなと個人的には思いますね。
デザインもブランドも良いですが、まずはこの辺りの性能を確保した上での話になるかと思うので。
一条工務店やスウェーデンハウス以外にも、しっかりとした性能を確保できる大手ハウスメーカーが出てくれば良いのですが。
パナソニックホームズは、樹脂サッシ専門メーカーのシャノン社に出資を始めたそうです。
とすれば、全国1位の事業規模となる新会社「プライム ライフ テクノロジーズ」が、樹脂サッシが標準仕様となる可能性もありますね。
断熱性能の要になる窓が変われば、日本の住宅性能もグッと上がることになります。
シャノン社の窓であれば、日本の窓の最も悪い点である壁を傷めずに、窓を交換することができるようになります。
長期的なメンテナンスの面でも画期的な進化が見込めます。
そうなれば、こうした窓を開発・販売してこなかったリクシルやYKKも追随しそうな気もしますね。
少しずつ住宅業界も進化していくのかな。
楽しみに見て行こうと思います。