我が家のリフォーム計画 ~間取り編~
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
家はできるだけコンパクトに建てる。
これは設計上、とても大切な原則になります。
家をコンパクトにする、ということは、
①建築費用が下がる。
②固定資産税が下がる。
③光熱費が下がる。
④メンテナンス費用が下がる。
⑤掃除がラク。
という点でメリットがあります。
我が家もそれほど練られた間取りではありませんが、廊下の面積などは絞ってコンパクトな間取りになっています。
契約時の図面。
1階
2階
現在の間取りとは若干ちがうところはありますが、基本的にはこんな感じの間取りの家に住んでいます。
我が家は子どもが2人いますので、子ども部屋も2つ設けています。
将来的に子どもが大きくなり独立していくことも計算して、この間取りにしています。
営業Mさんや設計Uさんも知らない真実(*^_^*)
いまの我が家は、私と妻との間では終の住処だという認識です。
40歳手前で建てた家ですが、50年住むことを念頭に入れています。
そのため子どもが独立し、自身の定年退職の後、
今から25年後に大規模なメンテナンス&リフォームを計画しています。
メンテナンスについては、また別の記事でご紹介させて頂くとして、今回は間取りのリフォーム案を書きたいと思います。
子どもが巣立っていけば子ども部屋は必要なくなります。
もしかしたら、出産などで里帰りや実家への帰省もあるかもしれません。
そのために子ども部屋を1つは残して、もう1つの子ども部屋をリフォームします。
そのプランとしては、以下の通りです。
いたってシンプルで、洋室Bの床を取っ払うだけです。
そうすると、どうなるか。
6畳の吹き抜け空間ができるわけです。
南面に面した吹き抜け空間で、しかも2階のため冬の日射も遮られません。
これにより日射熱取得のほか、採光、開放感、冷暖房計画が格段に良くなります。
黄色で示した辺りが日射熱や採光が取れることになります。
かなり開放的な間取りになりますね。
しかも、床を取り払うだけで、窓や柱、その他のリフォームは必要ありません。
構造計算をした訳ではありませんが、壁や柱をいじっていないので、耐震性には大きな影響はないはずです。
また、吹き抜けの位置も家の中央部のため、床の抵抗力を考えても良い位置だと思います。地震の揺れに抵抗するのは柱や壁だけでなく、床の抵抗値もあるからです。
もう少し大掛かりなリフォームにするなら、子ども部屋のクローゼットも取り払い、窓を増やすということも可能です。
こんな感じですね。
緑の部分の床も取り払い、黄色の部分に窓を増やすというものです。
ここまで大掛かりにするなら、1階の採光や日射熱取得も、
下図のオレンジ部分まで拡大されます。
リビングとダイニングの大部分が、明るく・暖かくなりますね。
しかも、このリフォームの良い点は、また床を貼れば元の間取りに戻すことが可能な点です。
我が家は一般的な4LDKで、間取りもよくある一般的なものです。
面白みはあまりありませんが、シンプルかつ機能的なため売却にも向きます。
また、売ることがなく、我が子が家を受け継ぐケースでも、単世帯としては無難な間取りになっているため使いやすいと考えています。
家の構造そのものはメンテナンスさえすれば100年近く持ちますし、暑さ・寒さに強い家であることは一生涯変わりません。
100年、というと少しスケールが大きすぎるかなとも思いますが、一生涯を見越した家づくりにはできているのかなと思っています。
子ども世帯が受け継ぐ家としても、売却する家としても、夫婦二人だけで生活するにしても、ちょうど良いサイズの、良い間取りになっているのではと考えています。
こうした家づくりが増えれば、欧米のように住宅の市場価値も上がるのではないでしょうか。
資産価値の高い家づくりをしたいですね。
豪邸を建てても20年後には資産価値が0では、もったいないだけですから。
残念ながら日本ではそういう家づくりがずっとされてきました。
これからは違います。
高気密・高断熱・パッシブ設計・長持ち
こうした家の性能に直結する部分は、自分たちの時代を超えて残ります。
一時の見た目だけに惑わされず、資産価値が残る良い家づくりをしたいものですね。
そのためには低性能な窓を使っていてはいけませんし、いびつな間取りにしてはいけません。
(プラスして外壁を傷つけないガラス・サッシが交換できる窓の施工が良いです。)
家の通気と換気がきちんと行われ、シロアリへの対策が半永久的に続き、配管がメンテナンスしやすい。
そんな家づくりが大切です。
家は負債ではなく、本来は資産なのですから。
1億もする豪邸を建てても、20年後にはほとんど価値がなくなる家づくりは時代遅れなのです。
これから重要視されるのは、サステナブルであり、SDGsの時代です。
日本でも自動車業界が、排気量の大きい車を求めた時代は終わり、燃費の良い車が求められ、ハイブリッドカーに変わり、電気自動車に変わろうとしています。
住宅でも同じような変化が求められているのでしょう。
家を新築するときが、
高気密・高断熱・パッシブ設計・長持ち
を、可能にしてくれます。
これから家づくりをされる方の健闘を祈ります(^o^)/