将来、起こるであろう大地震を思う。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
家の耐震性能の大切さについては今さら言うまでもないと思います。地震大国の日本において地震に強い家づくりは必須とも言える性能です。
世界でもトップクラスの耐震性能を持っている家づくりの技術は、そのままゼネコンなどの高層マンションや巨大な橋、インフラ設備など、様々な分野にも活かされています。
日本の建築技術、とくに耐震や制振、免震技術の高さは世界でも評価を受けています。営業力が弱いので中々、海外受注を受けていないのが勿体無いのですがね。
日本の住宅が耐震性に強くなった大きな理由は、前述のように日本がたびたび地震に悩まされてきたからです。
日本で南海トラフ大地震が起きると言われて久しくなっています。なぜそのような事が言われているのでしょうか。
実は南海トラフ地震はこれから起きる地震というわけではなく、すでに12回も起きている地震です。
初めて記録が残った西暦684年11月の白鳳地震から始まり、直近では1946年12月の昭和南海地震に至るまでの計12回です。
100〜150年を周期として、東は静岡県あたり、西は九州の東部湾岸までに大きな被害を及ぼしてきた地震です。
地震の起こり方によって、東側と西側で数年の時間差をおいて起きたトラフ地震もあります。
1946年に起きた地震からすでに70年以上が経過しました。そのため学者たちが数十年以内にトラフ地震が起こる可能性が高いと警告しているところです。
私や子どもたちが平均寿命まで生きるとするなら、生きている間にまず間違いなく起こるでしょう。
その程度が震度6程度なのか、震度7クラスなのか。地震によって異なりますが、その対策は今から家づくりをされる方は考えておかれる方が良いのは確率的に間違いないと思います。
これは地震だけでなく洪水、津波についても同様です。
地震はいつ起きるか分かりません。30年後かもしれませんし、この記事を読んでいる今この時かもしれません。
家づくりをされる際には耐震等級3、できれば許容応力度計算をされると心強い。予算があるなら、制振、免震もありでしょう。
洪水、津波が心配される地域では、その対策もできればしておきたいところです。
着工棟数2位で、「家は、性能。」をスローガンとするハウスメーカーの一条工務店では耐水害住宅の販売を始めました。
まだまだ、一般化するには先の仕様ですが、こうした家づくりは今後、必要な仕様になっていくかと思います。
とはいえ、まだまだ一般の家には難しい事です。どうしても水害対策が難しい地域ならマンションを選択したりするなど、垂直方向への避難経路を確保しておくことも選択肢の一つでしょう。
耐震性能(制振、免震ふくめて)を高めておくことは、単に家族の命を守るだけでなく、その後の暮らしの質を上げることでもあります。
耐震等級には3段階があり、1番低いのが耐震等級1です。これでも阪神大震災クラスの地震には耐えるとされています。
しかし、これは倒壊を防げるというだけで、家のダメージを防ぐというものではありません。
傷ついた構造ではその後の暮らしの安全は保障できません。つまり耐震性能を上げることは、その後もマイホームに住み続けられる可能性が上がることを意味します。
また、東日本大震災のあと、あるいは北海道地震のあと、震源地に近い場所にお住まいの方はよくご存知かと思いますが、巨大な地震のあとは余震が続きます。
地震に強い家にしておくことは、その後の地震にも備えることにもつながります。
家の耐震性能。
家づくりでは大切にしたいですね。
もちろん、だからといって、建築費用が上がりすぎて生活が困ってもいけませんから、性能と予算とをよく考えて、自分たちに適した家づくりをしたいですね。
これから家づくりをされる方を応援しています!