殺人住宅を擁護するのはなぜ?
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
今日の記事のコメントは荒れてしまうのかな。
無益なコメントのやり取りは無くしたいところですが。
自動車の性能はCMでも、ディーラー店でも、自動車雑誌でも盛んに書かれています。
それについて、車は性能だけじゃない!高性能な車が良いというのは価値観の違いだ!
そんな風な意見を聞くことはほとんどありません。
ところが住宅については、なぜか一定の割合で価値観論争を出される方がいる。
価値観なんて当然ちがって当たり前。
同じ性能なら価値観が合うものを選べばよいし、許容範囲の中で選択すれば良い。
ちょうど一条工務店の施主ブロガー・フェッピーさんが非常に良いブログ記事を出されていたので、ぜひ皆様にも読んで欲しいなと思いました。
とくに以下の部分ですね。
(フェッピーさんの記事より引用)
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決めつけるなんて存在しない
インターネットをみていると決めつけた意見をいうと批評されるため、「人それぞれですが」「絶対的な答えはありませんが」と言うまくら言葉が付いていると思います。面倒な世の中ですね。
そもそも無料のインターネットの情報で、自分の子供でもないのに情報の発信者が他人を決めつけることなんてできません。それに子供だって独立すれば親の言う事なんて聞きませんよ。
影響力のある人であっても専門家であっても、決めるのは情報を受け取った側ですから、そもそも決めつけることなんでできません。
なぜ、決める権利を持たない人の無料の情報に対して「決めつけてはいけない」なんていうのは不思議に思いますが、これも自分の価値観に合わない人に対するまくら言葉なのでしょう。
同様に「絶対」なんてありえません。この世の中は何かの条件のもとに正しいということが証明できる相対的真実であって、絶対的真実なんてどうやって証明するのでしょうか?
日常使う「絶対」とは言葉のあやだと思うのですが、神様でもあるまいし絶対なんていう存在しないオバケを作り上げて過剰に意識しているのだと私は思っています。
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このブログだけではなく、家の性能について書かれているブログやyoutube動画といった発信に、いちいち突っかかっていく方がいます。
その気持ちが私には理解できませんが、自分の何かを否定された気持ちになるのでしょうか。
そういった方に限って、なぜか家の性能系の発信を見に行く。
わざわざ不幸になるために見に行くのでしょうか。
何を求めておられるのでしょうか。
家の性能にコンプレックスがある方なのでしょうか。
私ならいちいち自分が傷つくところへ行かないですし、そんな時間があるなら、youtubeのチャンネルあきさんの動画を視聴する方が何倍も前向きで建設的な行為だと思います。
チャンネルあきさんは、以前は高性能な賃貸住宅にお住まいで、そのあと建売住宅のマイホームを購入。
あまりの性能のちがいにDIYを実行。
その様子を動画で紹介して下さっています。
家を建てている時に温熱の知識がなかった。
夏暑く、冬寒くて困っている。
そんな方には今からでも出来るDIYをたくさん紹介して下さっているので、こうした発信に目を向け、自身の生活を豊かにされて欲しいですね。
家の性能についての発信者の方は、これから家づくりをされる方が幸せになって欲しいと願って発信されている方がほとんどです。
低性能な住宅に住んでいる人に不幸になって欲しいなどとは思っていません。
ただ、人の行動や選択には責任が付きまといます。
家づくりをされるときに勉強をされた方は良い結果が。
そうでなければ後で苦労するのは自己責任です。
大人ですからね。
私は低性能住宅を擁護する方の気持ちは理解できないです。
ひと夏1000人規模で熱中症による死者がでて、その40%が住宅内で起きている。
冬はさらに酷く、ひと冬で万単位の方がヒートショックの方が亡くなられている現実。
その事実を見たときに、なぜ低性能住宅(設計を含む)を擁護するのか。
より快適、健康、小エネ、経済的な家づくりが基本指針にならないのか。
私には理解できない、というところは一つ申し上げておきたいと思います。
入居宅訪問でお越しになられた方のお話を聞いていても、
〇冬場になると足裏に霜焼けができて辛すぎる。
〇祖父母をヒートショックで亡くした。
〇喘息、アレルギー、アトピー、花粉症で苦しんでいる。
〇毎日の窓の結露拭きが重労働。
そんな話をよく聞きます。
実体験として私は幼少から喘息・アレルギー・アトピーの症状が重く、病弱でした。
団地(社宅)で暮らしていましたが、当時は公害による空気汚染もひどかったでしょう。
また、気密・断熱・換気の状況も良くなかったため、室内のカビの状況もひどかったです。
とくに喘息の症状は重く、入退院を繰り返し、一度は酸素テント内で心臓が止まったこともありました。
そこから家を引っ越し、喘息やアトピーの状況も少し改善。
今の家で生活するようになってからは喘息、アレルギー、アトピー。
全てがさらに改善され、いまではどの症状もほぼ出ていません。
低性能住宅を擁護する人間は、喘息やアレルギーで死ぬほどの苦しみを味わったことがあるのでしょうか。
当時、私は小さい子どもだったので分かりませんが、両親や祖父母にどれほどの心配をかけたのか、子どもを授かった今なら少しは分かる気がします。
いまだに、酸素テントに入った時のエピソードを親から延々と話されますからね。
親も必死だったので、そのときの様子を事細かく、鮮明に覚えています。
最近では、心の中で、
「いや、それ、家の性能の問題だから。」
と、特に一級建築士の父親には言ってやりたいぐらいですがね(#^^#)
そうしたこともあり、今後も低性能住宅を擁護する方の意見には私は賛同できないですし、殺人住宅を擁護する方の気持ちを理解することも私にはできません。
これから日本の住宅事情がどうなるかは分かりませんが、一施主、一発信者として、より良い住まいが増えることを願って、大切にしたい住宅の性能についての発信を行っていきたいと思っています。
近年は温熱についての情報が知れ渡るようになり、家の性能が大切だと共有する「仲間」も多くなりました。
温熱の先駆者たちはそうした理解も少ない時代だったでしょうし、ホントに大変だったと思います。
いま私や家族は高気密・高断熱な家で快適な生活を享受させて頂いていますが、先駆者の方たちのご苦労があってのことだと改めて感謝しています。
追記
質問にお応えしてみる⑥「いま、私が住宅会社を選ぶなら」
の続きは、また明日にアップします。
お待ち頂いている方には申し訳ないです。