高気密・高断熱・長持ち・ローコストな家の施主ブログwith泉北ホーム

2017年10月完成の新築一戸建てマイホーム。エアコン1台で全館風空調。冬暖かく夏涼しい暮らし。積水ハウスより800万安い建築費用、一条工務店より光熱費が安くなる家づくり。

【家づくりのテーマ】
高気密・高断熱・長持ち・低予算

【拙宅の概要】
高気密(C値0.29)・高断熱(Ua値0.39・Q値1.4)・2×6工法・HEAT20のG2グレード達成(6地域)・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW430・APW330真空トリプルガラス・玄関ドア(イノベストD50)・三種換気システム(La-60)・ホウ酸防蟻(エコボロン)・バルコニー金属防水(スカイプロムナード)・改質ゴムアスファルトルーフィング(イーグルガード)・床下断熱(フェノバボード特注120mm厚)・壁断熱(フォームライトSL140mm)・屋根断熱(フォームライト350mm)・断熱カーテン(ダブルハニカムシェード)・フロアコーティング(UVコーティング)・長期優良住宅・省令準耐火構造・許容応力度計算による耐震等級3・耐風等級2・エアコン1台による24時間の全館風空調・エアコン再熱除湿による絶対湿度コントロール・年間光熱費が約10万8000円(太陽光発電の自家消費を含んだ金額)

天国にいる人の涙かな。【熱中症と家の性能】

こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。


以下のグラフは日本における過去25年の熱中症による死亡者数の推移。
それから、東京と大阪における猛暑日の日数になります。




この25年で熱中症による死亡者数は数倍になっていることが分かります。



次に、熱中症による死亡者を年齢別に分けたグラフ。



40代から増え始め65歳以上の方が多い。


40代、50代は仕事をされている方が多い。
労働人口、とくに室外での仕事をされている方が多いのも、男女別でみると分かりやすい。


しかし、65歳以上の年齢の方が熱中症で死亡している数が非常に多いことから、仕事や作業だけでないことが分かる。


とくに、熱中症にかかる場所の割合は、家の中で起きる数が圧倒的に高い。
その発生割合は40%を超える。





これから日本は超高齢の社会になっていくことを考えると、ますます熱中症による死亡者が多発することが予想できますね。


年間で1000人を超える方が熱中症で亡くなっている。
それも家の中で。


そこで過ごすだけで命をキケンにさらしている日本の住宅とは。
恐ろしいことですね。


この現状について、住宅会社や建築士はどのように考えているのでしょうか。


これから、ますます温暖化が進みます。
また、高齢化が進むことで社会福祉制度を維持するために、労働の定年がさらに高齢化していくでしょう。


実際に定年が65歳になってきていますし、今後は70歳に向かっていく動きがあります。


さて、70歳になったときに40℃もある室外で働けるでしょうか。
認知が弱った高齢者が40℃を超える蒸し風呂のような家で耐えられるでしょうか。


住宅業界の方には今以上に、気密や断熱、そしてパッシブな設計を取り入れ、健康、快適、小エネ、経済的な家づくりの推進をお願いしたいところです。



今日、大阪では雷をともなう豪雨がありました。
あまりの豪雨にスマホの避難情報もさかんに鳴る状態でした。


そんなときに小学1年生の娘が言った一言が印象的でした。


「この雨は天国にいる人の涙かな?」




誰の?
粗末な家によって殺された方の?


自分を殺したのが低性能なマイホームとあっては涙も出るでしょう。


日本はものづくりの国です。


どうかより良い住宅が増えますように。
これから家を建てられる方がより良い選択をされますように。


一施主の私には祈ることしかできません。

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