今日も最高気温が38℃。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
今年の夏はホントに暑いですね。
今日の大阪は38℃の最高気温。
まったく気温が下がらない。
そんな中、今日から2学期がスタートした学校もあるのだとか。
子どもたちの体調は大丈夫か心配になります。
週間天気予報を見てみると、あと一週間は35℃を超えるようです。
なんのための夏休みなのか分からなくなりますね。熱中症にかかる子どもさんがいなければ良いのですが・・・。
お盆に帰った実家。
エアコン3台を強風でかけて1時間後にやっと聞いてくる感じでした。
それも室内トビラを開けると、冷気が四散してしまいます。
2階は暑すぎて誰も上りませんでした^_^;
あの一日でどれほどの冷房費を使ったのだろうと考えると恐ろしい。
すでにエアコンがなければ夏を過ごせない時代になってきたように思います。
また、今後された日本の夏はどんどん暑くなっていくことは目に見えています。
高気密・高断熱は当然として、しっかり日射遮蔽をしてパッシブな設計にしたいですね。
今日はその日射遮蔽の話。
我が家の2階・南側の窓は屋根の軒によって日射遮蔽をしています。
本来であれば最大幅である90cmほどの軒の出を出したいところです。
しかし、南側の隣地境界までの距離が非常に短いため、最大50cmしか軒を出すことができませんでした。
そのために設計時、かなり頭を悩ませることになりました。
東西の高度の低い日差しも遮る必要がありますから、そう考えると、軒の出はかなり欲しい。
しかし、隣地境界があり不可能。
では、どうするのか。
すべて引き違い窓にしてシャッターをつけて日射遮蔽?
いや、でもそれだと室内が真っ暗になって窓の意味がない。
ブラインドシャッターは?
めちゃくちゃ高い!
次に考えたのは付け庇。
YKKのコンバイザーという商品がある。
これも良かったが一枚4万円。
2階の窓3枚につけると12万以上。
費用は微妙なところだが、耐久性なども考慮すると、光熱費で元が取れるのか?
などなど考えた先に、当時の私が考えた方法は、屋根の勾配を急にして軒先を窓に近づけて遮蔽を強化すること。
また、居室の南面を少し勾配天井にしてさらに軒先を窓に近づけたことです。
これによって、私の敷地において軒の出による最大限の日射遮蔽を図りました。
6寸以上の屋根勾配にすれば、さらに遮蔽できますが、これ以上屋根勾配は屋根の施工費やメンテナンス費が大きく変わってきます。
一般的に6寸勾配を境に、屋根のリフォーム工事費が大きく変わるそうです。
また、我が家は太陽光パネルを設置しています。発電効率としては6寸勾配の約30°が最も良くなります。
こうした複合的な要素によって我が家の屋根は6寸勾配&勾配天井になりました。
この設計によって日射角度を考えると、夏至から2ヶ月は日射遮蔽が出来るのでこれで良いと考えていました。
夏至から2ヶ月ということは、8月の終わり頃までです。
暑さ寒さも彼岸までと言いますし、これぐらいかなと。
逆にこれ以上に遮蔽を強化すると、夏至から2ヶ月前、つまり4月の下旬よりも前に遮蔽されてしまいます。
当時はそれは逆に日射取得の妨げだろうと、ざっくり考えてそれ以上は深く考えませんでした。
しかし、最近のこの暑さです。
いまの大阪の気候・・・いや今後の温暖化を考えれば10月いっぱいの日射遮蔽を計画しても良いかもしれません。
そうすると、夏至から前後4ヶ月。
つまり、2月の下旬まで日射遮蔽することになります。
さすがにやり過ぎか?
間をとるとしても、前後3ヶ月半。
3月半ばまでと、10月半ばまでの日射遮蔽。温暖な大阪ではこのぐらいを考えておくほうが良さそうに思います。
通常の軒の出であれば最大値の90cmから100cm。
そこに雨樋もできれば南面につけて遮蔽できれば腰窓なら余裕でしょう。
掃き出し窓になると、通常の軒では難しいですね。
勾配を急にするのも一つの方法。
一番良いのは、やはりコンバイザーが確実ですね。
窓の横幅より少し幅広にとって西日や東日にも対応できるようにすればベストかと。
そもそも西日や東日を遮るのであれば、家の東西の壁を延長して、壁で遮蔽する方が効率が良いかもしれません。
この場合、屋根の耐震強度がとれると思うので、軒の出をさらに伸ばすことが出来そうですね。
ん?
この家の形って・・・まんまパッシブハウスですね(^^)
結局行き着くところはパッシブハウスということになりますね。納得^_^
まとまりのない記事になりましたが、日射遮蔽を考えている方の参考になれば幸いです。
今後の温暖化を考えた上でより適した日射遮蔽・日射取得を計画されることをオススメします(^^)/