【設計】玄関ポーチの屋根
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
今日は玄関ポーチの屋根について書いていきます。
一般的な玄関ポーチの屋根の形は、
陸屋根(ろくやね、または、りくやね)
下屋(げや)
の2つになります。
我が家も新築時に陸屋根か下屋かで検討しました。
その時のパース図があるので、それを参考にして頂くことにします。
陸屋根
玄関扉の上が平らな屋根になっていますね。
こうした形状が陸屋根になります。
次に、下屋です。
玄関扉の上の屋根に傾斜がついていますね。
これが下屋になります。
では、陸屋根と下屋。
それぞれ、どういった特徴があるのでしょうか。
陸屋根の特徴は、フラットな形状であることから見た目がシャープな感じで、それを好みにされる方が多いです。
また、下屋と比べて、一般的には安価に施工することができます。
デメリットとしては、平らな形状のため雨漏りリスクが高いこと。
ホコリなどのゴミが溜まりやすく、また、掃除することが難しいことになります。
2階から出入りできると掃除することもできますが、そうでなければ1階に脚立を立てて、掃除道具を持って上り下りする必要があります。
なかなか負担が大きいですよね。
ケガのリスクも高いですし。
陸屋根にされる場合は、こうした掃除や雨漏りリスクについて対処できるようにしておくと、住み始めてからのメンテナンスがしやすくなるでしょう。
次に、下屋です。
下屋は、陸屋根に比べて掃除のメンテナンスが楽であることがメリットです。
通常の屋根の場合でも、切妻屋根や片流れ屋根のように傾斜があれば、雨も自然に流れていきます。
ゴミやホコリ、枯葉なども自然に下に流れていくので、基本的に掃除をする手間はかからないですね。
デメリットとしては、傾斜の向きによっては玄関の出入りの際、雨に濡れやすくなってしまうことですね。
我が家のように玄関からみてサイド側に雨が流れていく場合は大丈夫ですが、玄関前に流れていく場合は注意が必要です。
見た目には、上記画像のように正面に下屋が見えると見栄えが良いですね。
個人的に好きな南欧風のお家では、このように設計されることが多いですよね。
陸屋根にしても、下屋にしても、玄関扉の前のポーチ部分にしっかり屋根をかけてあげることをおススメします。
雨降りの時に玄関ポーチで傘を開閉しますよね。
ポーチ部分の屋根が短いと雨に濡れてしまうので、極力、長めに屋根をかけてあげましょう。
玄関上の屋根を長くかけるとメリットが多くあります。
1つ目は、体が雨に濡れにくいこと。
2つ目は、ポーチが雨で濡れにくいので転倒リスクが減ること。
ツルツルしたタイルは特に滑りやすいです。
3つ目は、ポーチが汚れにくいこと。
4つ目は、暑い日差しから玄関扉を守ってくれること。(方角によります)
実際、我が家も下屋根は長めにしました。
もともとは、ピンクの〇印のところだけだったのですが、
赤〇の部分が増えた感じです。
我が家の場合は、もともと玄関の奥側に下屋根があったので、そこを延長する形で玄関の下屋根を広げました。
実際に生活していると、雨降りの日、傘の開け閉めのときに濡れないのが、とても良いなと感じています。
玄関扉のカギを開け閉めして、傘を開け閉めして、荷物を一時置きしたりして、なんてしていると、大雨のときなんか悲惨ですよね(>_<)
屋根を広げると少し予算がかかりますが利便性は高いです。
家の設計をしている時には一考されることをおススメします。