IHクッキングヒーターの使い勝手 ~オール電化キッチン~
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
梅雨明けから一転。暑くなりましたね。
大阪では最高気温35℃が続いています。
いま、沖縄の最高気温って何℃かご存じですか?
実は、31℃ぐらいなんです。
温暖化って言われていますけど、厳しい暑さの原因が「ヒートアイランド」にあることがよく分かります。
ここからも、エアコンをあまり使わなくて済む、パッシブ設計・高気密・高断熱な家づくりが急務なことがよく分かりますね。
さて、今日はIHクッキングヒーターについて取り上げます。
我が家はオール電化の仕様です。
必然的にキッチンは、IHクッキングヒーターになります。
こういうのですね。
画像がちょっとブレてますね。ごめんなさい(*^_^*)
さて、ガスコンロとIHのメリット・デメリットについて、まとめていこうと思います。
①調理のしやすさ
ガスコンロが優位ですね。
中華鍋をしっかり振って料理したい方はガスコンロ一択です。
我が家のように料理にこだわりがない方には、IHでも十分です。最近はレストランでも少しずつIHが増えてきているので、気にされるほどでもないかと思います。
ガスの火をつけるときに電気(電池)がいるコンロが多いと思うのですが、(いまはちがうのかな?)、IHだとそれがないので、何度もハンドルを回してカチカチする必要はなくなるのはIHのメリットかなと思います。
スイッチ一つなので。
②火力
さほど変わりません。
IHは火力が足りないと聞いていましたが、2年近く使ってみて、そんなことはありませんでした。
むしろお湯を沸かすなどの作業では、IHの方が圧倒的に早いです。
スパゲティを茹でる、鍋をする等では、調理時間が短くて済むのでIHが有利ですね。
中華鍋を振りたいという方だと、ヒーターに接触していないとIHは熱が伝わらないので火力不足になるかもしれません。
IH用の中華鍋って、ないかもしれませんが・・・。
③調理器具
ガスコンロが優位ですね。
IHの場合、IH専用のフライパン・鍋が必要になります。
現在はIH専用の調理器具は多いので、たいしたデメリットではありません。
④調理環境
IHが優位ですね。
夏場のコンロまわりは暑くなりがちです。
ガスコンロの場合、どうしても周囲の空気も暖めてしまうため、調理していると暑いんですよね。
その点、IHは熱が周囲の空気に逃げないので、夏場の調理にはもってこい。季節的に調理する人間にとっても夏バテしやすい時期なので、ありがたいですね。
高気密・高断熱なお家で、室温が均質になりやすいお家だと、まだマシですが、建て替える前の実家では、夏場のキッチンは地獄でした(T_T)
⑤清掃
圧倒的にIHが優位です。
ガスコンロの五徳は凸凹しているので洗いづらいんですよね。しかも、油汚れがきついので洗うのに気合がいる(#^.^#)
最近は食洗機がついているお家が多いと思うので、ガスコンロをお使いの方は食洗器で対応されると楽ですよ。
IHはコンロが平らなため、布巾で拭くだけですみます。
あと、あまり知られていないように思いますが、レンジフードの掃除も楽になります。
ガスコンロは周辺の空気を暖めてしまうため上昇気流が起きます。
そのため、油が上昇しやすくレンジフード内部が油で汚れやすくなります。
レンジフードの中って掃除しにくいですよね。
設備メーカーの努力で少しずつ清掃が楽なレンジフードが増えていますが、手間はやはりかかります。
レンジフードが汚れにくいというのもIHのメリットの一つだと思います。
⑥光熱費
優劣つけがたいところです。
条件によってかなり変わります。
同じ熱量あたりだとガスの方が有利です。
ただし、ガスコンロの場合、
・熱が空気に逃げてしまう割合が高いこと
・ガス会社の基本料金がかかること
が、あります。
トータルではオール電化の方が少し有利かなという感じ。ガスの基本料金が大きいですね。
大家族でたくさん調理するというご家庭ならトントンぐらいかな、というイメージ。
ただ近年は、電力などの自由化が始まりました。
電気・ガスを同じ会社で選べばお得になるプランが多いので、そうなるとガス併用のお家にとっては朗報ですよね。
結論としては、光熱費については優劣つけがたいところなので、ほかの要素で検討されるのが良いというところです。
⑦火災リスク
圧倒的にIHが有利です。
どうしてもガスコンロでは火を扱いますから、火災リスクが高まります。
高齢者や小さなお子様の安全を考えても、IHが有利になるかと思います。
ただし、IHでも使ったあとのヒーター表面は熱くなっているので注意が必要です。
火災保険においてもIH(あるいはオール電化)割引のある保険もあるので、この辺りはIHが有利に働きますね。
⑧電磁波
科学的なような、少しオカルトなような、という気持ちもある分野ですが、IHコンロや電子レンジといった家電製品からは電磁波が発生します。
電磁波による身体の影響については諸説あるようです。
20年ほど前に、携帯電話の電磁波が身体に及ぼす影響を懸念する声もありました。社会に普及したいま、特に社会問題になっている様子はありません。
IHについても同様なのではないかと思います。
IHを使っている方で電磁波が気になる方は、電磁波を遮断するエプロンを使われることもあるそうです。かなり稀なケースだとは思いますが。
と、いうことで、IHクッキングヒーターとガスコンロについて、まとめてみました。
IHとガスコンロについては、エコキュートにするか、ガス給湯器にするかという選択にもつながります。
また、オール電化住宅かガス併用住宅かという選択にもなります。
そうすると、床暖房を入れるかどうかにもつながります。
*電気による床暖房もあります。
いろいろな観点があるので、ご家庭の状況によって検討してみてください。
以下は、IH・ガスコンロ(あるいはオール電化・ガス併用)についての我が家での感想です。
メリットに感じたところ。
・関西電力の電力プランで、かつ、2019年4月までの契約プランなので、オール電化住宅にとって有利な条件。
・調理にこだわりがない。
・調理する量が少ない。
・共働きで掃除にまわせる時間が少ない。
・小さい子どもがいるので火事が心配。
・年老いた親と同居した場合も、同様に火事が心配。
・新築のため、IH専用の調理器具に新調する必要がなかった。
・キッチン周辺があまり暑くならないので快適に調理できた。
・電磁波の影響は感じない。
デメリットに感じたところ
・火の怖さを子どもに教える機会が減った。
・鍋が振れない。
・IHを初めて使ったので、火加減(電気加減?)に慣れるのに一定の時間がかかる。
(すぐ慣れましたが)
といった感じでしょうか。
デメリットになる可能性として、停電になったときに調理ができないということが考えられます。
日本はインフラに関する状況は世界でトップクラスに良く、とくに停電の復旧にかかる日数が少ないことは、よく知られています。
大規模な震災でも数日で回復する地域がほとんどです。
我が家ではその数日間の対策として、カセットコンロとガスボンベを数本、準備しています。
逆に、ガスコンロを使われる場合は、IH用の卓上コンロを用意しておくと良いかもしれませんね。