一次エネルギー削減率を考える
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
以前にご紹介したように、くろーばー家は
ZEH(ゼロエネルギーハウス)を申請しました。
そこで、少し疑問に思ったことがあります。
e戸建てという掲示板サイトがあり、
その中で、ZEHに関する書き込みがありました。
ZEH認定を受けた方(仮にAさんとします)の仕様。
壁・・・アクアフォーム90mm
天井・・アクアフォーム170mm。
床・・・ネオマフォーム66mm。
窓・・・トリプルガラス。
Ua値・・0.48
削減率・40.6%。
一条工務店で建てられてZEH認定を受けた方(仮にBさんとします)の仕様。
壁・・・高性能ウレタンフォーム。充填140mm+外断熱50mm
天井・・高性能ウレタンフォーム235mm。
床・・・高性能ウレタンフォーム140mm。
窓・・・トリプルガラス(クリプトンガス)
Ua値・0.28
削減率・60.2%
で、くろーばー家の仕様。
壁・・・フォームライトSL140mm
天井(屋根)・・フォームライトSL180mm(+付加50mm)
床・・・フェノバボード120mm。(熱貫流率0.019)
窓・・・トリプルガラス。
Ua値・・0.4(まだ設計担当から数値をもらっていないので、仮の数値です)
削減率・32.9%。
ここで、少し疑問がわきました。
それぞれのUa値と一次エネルギー削減率に着目してください。
Aさん邸が、Ua値0.48で、削減率40.6%
Bさん邸が、Ua値0.28で、削減率60.2%
くろーばー家、Ua値0.4(予想値)で、削減率32.9%
あれ~?
くろーばー家のUa値は、予想値ですが、
Aさん邸より少し断熱性能が高いことを考えると、
おおよその数値は合っているはずです。
Ua値0.4に対して、
削減率は、50%弱ほどになるはずなのです。
う~ん。なぜだろう??
あ。そういえば・・。
ZEH認定するにあたって、各居室には
冷暖房機器を設置するようになっています。
ところが、くろーばー家は、1階全ての冷暖房を1台のエアコンで賄うため、
1階和室にエアコンを入れませんでした。
これは、ZEH申請上、不利に働くと
設計Uさんが以前、言われていました。
そこだったのかな~。
何だか記事を書きながら、自己完結してしまいました(*^_^*)
平成28年度補正予算のZEH申請は、広き門だったので良かったです。
これが本予算だったとしたら・・。ブルブル。
あぶないところでした(^_^;)
しかし、一条工務店は全館床暖房を使っていて、
エアコンよりも熱効率が下がるはずなのに、このエネルギー削減率。
恐ろしいほどの性能値ですね・・。
断熱材をEPSから、高性能ウレタンボードに変更したことや、
数年前から、窓をペアガラスからトリプルガラス(より正確には4枚窓)に
変更したことにより、性能値が上がっています。
そのぶん坪単価も1~2万上がっています。
一部の方からは、数値にこだわるより体感で変わる程度だけに高性能にして、
あとは坪単価を抑えるようにしてはどうかという声も上がり始めているようです。
この辺りは、地域性の問題や、個人の感じ方があるので、
どのあたりに設定するのか、あるいは数種類のグレードを設定するか
住宅メーカーの戦略が問われるところでしょう。
ちなみに冷暖房費に関しては、一条工務店よりも
くろーばー家の光熱費の方が安くなるはずです。
・・半分は負け惜しみです(*^_^*)
全館床暖房は輻射熱によって、快適性が高いですからね。
まだまだ住宅のこと、知らないことだらけですね。
もっともっと調べていきたいなと思います。