住宅の省エネ義務化への流れは待ったなし
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
さて、このブログでは度々、家の断熱性について取り上げています。
私だけが言っている訳ではなくて、もうこの流れは社会の流れとなっています。
では、その流れについて簡単に記事にしますね。
まず、2022年10月。(もう昨年の話ですね。)
省エネ基準(現在の断熱等級4)が2025年に義務化されることが法的に決定しました。
つまり、断熱等級4に満たない住宅はもう建てられない、法律違反という事になったという事です。
今までの恐ろしいところは、実はこの断熱等級4というものが国の「最高等級」だったのが、怖いところですよね。
ともあれ、昨年1年の間に法整備も進み、断熱等級5、6、7が新設されました。
大雑把にいうと、
断熱等級5がZEHレベル。(大手ハウスメーカーの高断熱仕様レベル)
断熱等級6がG2グレード(大雑把に我が家レベルだと思って頂ければ)
断熱等級7がG3グレード(一条工務店さんぐらい。)
という感じです。
つまり、建売住宅ぐらいの性能がおおよそ断熱等級4なのですが、これより下の家は建ててはいけない事になった、という事です。
じゃあ、大丈夫と思った方!危ないですよ。
この断熱等級4が義務化されるのが、2025年。あと2年ですね。
で、その後、2030年を目安に、今度は断熱等級5が義務化される予定です。
つまり、現在の大手ハウスメーカーの高断熱仕様レベルが義務化という事です。
これより下の家は建てる事ができなくなります。
じゃあ、今は建てられるから安心だ、なんていうのは、ちょっと甘いです。
つまり、いま大手ハウスメーカーや建売住宅レベルで建てている家というのは、数年後には、「既存不適合」。
つまり、数年後には法律上、建ててはいけないレベルの断熱性能しかない、という事なんですね。
数年後に法律違反となるような家。建てたいですか?
要するに、これまでの家づくりが、いかに断熱性能がなさすぎるか、というのが分かりますよね。
昨年から電気代が非常に高騰していて、暖房が必要なこの時期、電気代・ガス代で非常に家計を圧迫しているご家庭が多いと思います。
家の断熱、気密、パッシブ設計が真価を問われる季節でもあります。
あまりの電気・ガス代の高さに、暖房費をケチってしまう家庭もあると思いますが、そうすると、今度は風邪やインフルエンザなど、健康への被害が懸念されます。
実際、風邪をひきやすい家庭を見てみると、家の断熱性能が低い家の確率が圧倒的に高い。
これから家づくりをされる方。
風邪、ひきたいですか?
子どもにインフルエンザ、かかってほしいですか?
そんな事、ないですよね。
特に夫婦共働きしているご家庭も多い中、お子さんが風邪なんてひこうものなら、仕事も休まなくてはいけなくて、ホントに大変ですよね。
我が家がまさしくフルタイムの夫婦共働き、核家族の暮らしなので、ホントに実感します。
現在、我が家は高気密、高断熱な家での暮らしのおかげもあって、子どもたちが風邪やインフルにかかる事が本当に少ないです。
小学生の娘は、もう数年、風邪で学校を休んだことがほぼありません。
もちろん、環境は家の中だけではないので、100%ではないですが、それでも1日の中でも過ごす時間の長い自宅の温熱環境が整っていることは、健康への影響が非常に大きいです。
これから家づくりされる方は、ぜひ高気密、高断熱、パッシブ設計を基本として計画されることを強くオススメします。