光熱費が高い!と悩む方が多い。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
冬になると、このブログはアクセス数が増えます。理由は簡単で、冬暖かい家の情報が欲しくなるから、でしょうね。
夏よりも冬の光熱費が一番高くなることがほとんど。
室温33℃を28℃に下げるなら5℃しか冷房しないですが、室温5℃を20℃まで上げるなら15℃も暖房しないといけないですからね。
沖縄ぐらい暖かい地域なら別ですが、それ以外の地域であれば、冬暖かい家づくりの情報が欲しくなるのは当たり前ですよね。
拙いブログですが、所属しているムラゴンブログのトップ記事に毎年掲載して頂くほどです。
これほどまでにアクセス数が増えるのも、多くの人が暮らしやすい住居を求めている事に他なりません。
実際、いろいろなブログでガス代や電気代が高いと悩んでいる方を見かけます。
こうした内容を見ると、日本の住宅の性能が世界の非常識だという事に早く気がついて欲しいなと思う所です。
いま、国が「最高基準」と定めている次世代省エネ基準というのは、30年も昔のドイツの断熱基準を模倣したものです。
それほどまでに日本の住宅の性能は遅れている訳で、これで省エネなんてなるはずがない。
国が最高基準と定めている断熱基準はUa値0.8ぐらいのレベルですが、比較的ローコストで建てた我が家でも、この2倍以上の断熱性能があります。
単純に、暖房費が2分の1で済むわけですね。暖房で1万円かかっているなら、5000円で済みます。
暖房設備にもお金をかけなくて済むので、より経済的ですよね。
日本の新築住宅では床暖房が全盛期となっていますが、設備としては床暖房は贅沢品の部類に入ります。
実際、せっかく床暖房を採用しても、電気代・ガス代が高いから、あまり電源を入れられない、温度を低く設定している、なんてよく聞く話です。
高気密・高断熱で、冷暖房計画がしっかりしていれば高価な床暖房を採用する必要もないですし、暖房費も安く済みます。
床暖房が悪いわけではなく、そこに頼らなければ快適にならない日本の住宅性能が悪いのです。
積水ハウスの営業マンが、
「え?家が寒い?床暖房はつけていないのですか?」
の問いに対して、
私の妻が、
「え?積水ハウスは床暖房がないと寒い家なのですか?」
と答えたというエピソードもあります。
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我が妻ながら辛辣なトークですね。
家の性能を高め、冷暖房計画をしっかり立て、先進的な住宅会社であれば床下エアコンもある。
エアコンは現在、最もエネルギー効率の良い暖房機器です。
(室外機が雪に埋もれたり、霜取り運転が必要な寒冷地は除く)
市販されている最新のエアコンでAPF7.9という高性能なエアコンが販売されています。これは電気ストーブの6倍ものエネルギー効率になります。
日本の家が低性能すぎて、エアコンが高性能化してきたという何とも皮肉な話ではありますが、せっかくの高効率な暖房機器を使わない手はありません。
性能を意識した家づくりさえしておけば、健康で、快適で、省エネで、経済的に過ごすことが出来ます。その家で過ごす限り、一生涯。
冷暖房をケチるほど、熱中症やヒートショックのリスクは高まり、暑い寒いで不快。
家を高性能化するほど、光熱費を気にすることがない。そして、それを経済的に実現できる家づくりが大切。
自動車の高性能化、省エネ化に文句をつける人は少ないですが、時々、住宅の高性能化にはイチャモンをつける人間も時々います。
また、高性能な家づくりを間違った知識で批判する住宅会社の営業マンがいたりします。
こうした声に騙されることなく、施主が賢くなり、良い家づくりをしている住宅会社を選べるようになれば、とんでもない住宅会社も淘汰されていきます。
そんな日本の住宅業界になるよう、私たち施主側もしっかり勉強していきたいですね。
なんだか最後、偉そうなことを書きましたが、冬を迎えるたびに、暖房費が高い、寒い、結露する、という声を聞きます。
喉元過ぎれば暑さを忘れるでは一生、自分の人生を変えることは出来ません。家づくりをされる方には、ぜひ良い家づくりをして欲しいなと思います。
電気やガスといったエネルギーに関する費用が高くなってきた時代だからこそ、より意味を持ってくる内容だと思うので、ぜひ参考になさって欲しいなと思っています。