絶対湿度が1年間でどのぐらい変化するか。【さとるパパさんブログ】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
家の性能について圧倒的な知識から紹介してくれる知的ブロガー・さとるパパさん。尊敬する施主ブロガーさんの1人です。
三井ホームで建てられたステキなマイホームにお住まいなのですが、家づくりに役立つ知識や計算表などを公開されています。電子書籍も販売されているので興味のある方は読まれることをお勧めします。
さて、そんなさとるパパさんが、またステキな記事を更新されています。
コチラですね。
月毎の絶対湿度の変化をグラフでまとめて下さっています。
グラフを見ると、札幌や軽井沢はやはり夏、過ごしやすいことが分かりますね。いまだに北海道の方でエアコンをお持ちではない方もいらっしゃいますし。
それに比べて、大阪。
ホントに暑い。
2020年の平均気温だと、なんと沖縄の那覇を抑えて、大阪がナンバーワンの暑さになっています。どんだけ暑いねん。(珍しく地元大阪弁を使ってみる。)
先週も大阪ではいまだ猛暑日が続き、湿気もかなりのもの。
日中にエアコンをつけずにいると、帰宅した時には室温こそ30℃には達しなかったものの、絶対湿度が20g/m3に達していました。
熱中症が室内で最も多く起きている理由も分かりますね。室外と比べて自然風もほとんどないですし。
特に都心部でのヒートアイランドが進んでいると思うので、大阪や東京といった都市部での家づくりでは日射対策、冷房計画をしっかりしておいた方が良いでしょうね。
湿気が高い日が増えてきている気もしますし、エアコンの再熱除湿もまた陽の目を浴びるかもしれません。全熱交換1種換気は大手ハウスメーカーでもかなり採用率が高くなってきていますし、中小ハウスメーカーでも採用しているところが増えてきました。
建売住宅でも時に採用しているぐらいですから、1種換気が標準的な設備になる日もそう遠くないですね。
我が家が家づくりをしていた4年、5年前にはまだ高額だった1種換気ですが、今では泉北ホームでも+サーモ仕様なら標準になっていますし。
尊敬する奈良の設計士・神崎先生のブログでも、新住協では今までは関東以西では1種換気はもったいない旨の考え方だったが、最近風向きが変わってきている、とありました。
高性能な設備が普及して安く手に入るようになっているってことですね。時代の流れを感じます。これから家づくりされるには良い時代になってきました。
日本の気候も変化しています。
温暖湿潤気候と勉強した日本の気候も高温多湿である亜熱帯な気候に変化している、いや実際にすでに都市部では亜熱帯になった気がします。
雨量も増大して、生態系も変わりつつありますから、将来的にはその影響がハッキリ、そして大きくなってくることでしょう。
それに見合わせた家づくりが求められますね。
高気密・高断熱・パッシブ設計はもちろんのことですが、それ以外にも、水害、風災への対策。
排水能力。
エアコンの大きさ、位置、冷房の気流がうまく回る間取り、換気経路。
いろいろな事を考慮に入れつつ、自分たち家族が生涯にわたって健康で、快適で、省エネで、経済的な家にしたいですね。
これからは温度だけでなく、湿度も含めた絶対湿度というところがキーワードになってくるかと思います。
ぜひいろいろ検討してみてください!