住宅のメンテナンスについて考えてみる②
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
メンテナンスについて続けます。
まず、戸建て住宅のメンテナンス費用がかかるポイントは、
①外壁・シーリング
②屋根
③ベランダ・バルコニー
④防蟻処理
⑤水回り
になります。
まず、①の外壁・シーリングから。
住宅で最も過酷な環境にさらされる建材の一つが外壁になります。
雨風や日光が常に当たっていますから、当然ですよね。
中でも、窯業系のサイディングを使っている外壁は、
サイディングとサイディングをつなぐ個所に、シーリングと呼ばれる
ゴムのようなものを施工しています。
サイディングは板状の物なので、これを隙間なくつなぐために、
ゴムのような素材のシーリングを施工しているわけです。
ゴムのような素材のために、サイディングよりも汚れが付着しやすく、
また、紫外線などに当たることにより、固くなったり、凝縮したりします。
こうした経年劣化が進むにつれて、黒ずみが出てきてしまい見た目に汚くなってしまいます。
それだけではなく、固まり凝縮することで、サイディング同士の間に隙間ができてしまい、その隙間から雨水が侵入してしまいます。
住宅の外壁サイディングの中は一般的に、透湿防水シートがあり、
さらに、その中が、柱や構造用合板などの構造躯体になります。
サイディング同士の間に隙間が出来てしまうと、透湿防水シートがあるとはいえ、
雨漏りのリスクが出てしまうわけです。
雨漏りだけでなく、構造躯体である構造用合板や柱の木材が雨水で濡れることを繰り返していると、木材が腐り、最も大事な耐震性に影響を及ぼしかねません。
そうなる前にシーリングの張替えをする必要があるわけです。
シーリングの寿命は一般的に10年ほどです。
10年に一度、1階も、2階も、お家によっては3階の外壁もシーリングを打ち直すということになれば、
材料費や人件費のみならず、足場代などもかかります。
一般的な広さの2階建てのお家で、足場代だけで、
15万以上はかかるそうです。
これが1回だけでなく、10年ごとです。
これでは、メンテナンス費用がバカになりません。
そこでシーリングの建材について考える必要があるわけです。
続きます。
経年劣化により隙間が空いてしまったシーリング↓