賃貸、建売、注文住宅(大手ハウスメーカー)。お得なマイホームはどれ?【ライフプラン】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
さて、賃貸、建売、注文住宅。
50年住んだら生涯コストは?
というお題で以前、記事にしたことがあります。
①そこそこ高性能でコスパ良く建てた注文住宅(我が家)。
②我が家のご近所で売り出されている建売住宅(土地条件などが大体我が家と同じ)
③賃貸住宅(借家)。
その50年間の住居にかかるシミュレーション金額は、
注文住宅の4410万。
建売住宅の4515万。
賃貸住宅の6310万。
と、いう結果になりました。
で、その記事を書いたときに、ふと思ったのが注文住宅を大手ハウスメーカー仕様にしたら、どうなるのかという疑問。
そこで、今度は大手ハウスメーカーでマイホームを新築したら、50年のトータルコストはどうなるかを考えてみました。
土地や家族構成、生活様式は我が家と同じ条件で考えてみます。
まず、我が家の50年の住居コストの概要です。
家の初期コスト 2310万
固定資産税 400万
メンテ費用 700万
住宅ローン 300万
解体費用 200万
光熱費 400万
エアコン台 100万
合計 4410万
これを大手ハウスメーカー仕様で検討してみます。
大手ハウスメーカーで延床面積30坪強の家を建てると、諸費用、外構費用を含めると最低でも3000万はかかります。
4年ほど前に私が見積もりをもらった大手ハウスメーカー・住友林業の金額を踏まえて、家の初期コストは3200万とします。
50年間の固定資産税トータルが420万ほど。
メンテナンス費用は、基本的には我が家と同じで、バルコニー防水、防蟻剤の再塗布、ルーフィングのやり替えをプラスして考えます。
バルコニー防水が10年ごとに10万。50年で50万プラス。
防蟻剤が10年ごととして、10万。同じく50年で50万プラス。
ルーフィングが20万。(足場代は屋根や壁と同じ時期として省略)50年で1回だけ交換するとして、20万。(雨漏りリスクは高めですが)
住宅ローンの費用は、借入金額が900万ほど上がることから、諸費用や金利コストが上がることからトータルで50万ほど上がります。
最終的に解体する仮定します。解体費用は200万。
鉄骨系の建物ならもう少し解体費用は上がります。
光熱費は全館空調を入れるかどうかで変わりますが、ここでは一般的な居室ごとの空調とします。
年間18万とします。
20年後に子どもが独立して残り30年は夫婦二人の生活と仮定。
年間12万の光熱費とします。
18万×20年+12万×30年
=360万+360万
=720万
4LDKの家として、エアコンを付ける場所が、1階の和室(でなくても良いですが)はリビングエアコンとして賄えると仮定します。(それぐらいの気密断熱性能があると信じたい)
リビング25万。
各居室5万×3部屋=15万。
合わせて40万。
10年ごとに交換するとして、4回交換でトータルは160万。
床暖房が付いていることが多いと思います。
50年のうちに1度交換するとして、リビング・ダイニングの2面の交換費用として100万。
家の初期コスト 3200万
固定資産税 420万
メンテ費用 820万
住宅ローン 350万
解体費用 200万
光熱費 720万
エアコン・床暖房代260万
合計 5970万
はい。
ということで、大手ハウスメーカー8社あたりで建てた注文住宅の50年間のトータル住宅コストは、約6000万となりました。
注文住宅の4410万。
建売住宅の4515万。
賃貸住宅の6310万。
と、比較すると、
①建売住宅と我が家。
②大手ハウスメーカーと賃貸住宅。
という価格帯で二分されている印象です。
今回はざっくりとしたシミュレーションで、条件次第でいくらでも変わってくると思いますが、おおよその住居費用のイメージが湧いてくるのではないでしょうか。
この記事はどの建物が良いというような趣旨ではなく、あくまで費用面での比較になります。
家庭ごとに耐震性やデザイン性、土地の利便性、すばやく入居できるか。転勤や隣人トラブルに対処しやすいか。
会社から住宅手当がでるか。子どもがいるか。両親との付き合い方は。
などなど、いろいろな要素が住まいにはあり、正解はないと思います。
その中で、とくにマイホームを持った段階で生涯の住居コストはある程度、決まってくるので、こうしたコスト面をしっかり意識してライフプランニングしていきたいですね。
家を建てる、買う、借りる。
どういう方法であれ、家族が幸せになれる住まいにしていきたいですね!とくにメンテナンス費用というものは、どうしても家を建てるときには忘れがちなもの。
子どもが小さいときにマイホームを持つことが多いことから、だいたい子どもの教育費用がかかる時期に家のメンテナンス費用もかかってくるものです。
しっかり将来の住居コスト、そして、老後を考えたライフプランを立てたいですね!