真冬・・・なんですよね、今って?【高気密高断熱】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
寒い!
早朝、家から出ると、思わず声が出ました(笑)
家の中にいるとホントに暖かくて、ノンビリ紅茶なんかススっていました。
新聞を取ろうと、そのままの服装で外に出ると・・・恐怖体験ですね、アレは。
最近、実家で過ごしていた頃の感覚を忘れてきています。当時は家の中でもコートを来て、廊下を歩いていると吐く息が白い。そんな家でした。
ローコスト住宅でも賃貸でもなく、最大手ハウスメーカーの坪単価80万を超えるお家です。
夏は室温が40℃にもなり、夜中になっても35℃を下回らない。
冬は吐く息が白い。外出用のコートを着ないととても生活できない。
そんな住宅に住んでいました。施主は我が父。一級建築士の資格を持っています。さすがに住宅はハウスメーカーに任せていましたが、外構の設計図面は自分で描いていました。
そんな施主のお家が暑い、寒い。
真冬の1か月の光熱費はなんと5万円!北海道じゃないですよ。大阪です^_^;
そんな家だったので、弟は一条工務店でマイホームを建て、妹はマンションを買いました。もちろん父はその某最大手ハウスメーカーを勧めていましたが・・・誰も聞く耳持たず(笑)
当時の生活はホントに辛くて、夜になっても室温が35℃を超えたまま。エアコンをかけると風量が強すぎて不快、でもエアコンを止めると暑すぎて眠れない。
冬は家の中なのに吐く息が白くて、外出用のコートを家の中で来ていました。重くて肩凝りが酷かったです。
結露も酷くて、エアコンの真っ白なフィンがカビでマダラ模様になっていたり、高価なカーテンも黒カビの斑点がビッシリ。
窓の結露は言わずもがな。サッシや窓枠が真っ黒になっていました。
カビのせいなのか、冬の室内が寒すぎたせいか、朝に起床すると謎のセキが必ず出る。これはいま考えると、冷たい空気を寝ている間中ずっと吸っていて、肺と喉が冷たさで傷めていたと思います。
また、これも今考えると寒暖差アレルギーだったと分かるのですが、当時、お風呂に入ったあと、太ももに謎のじんましんが出来ていました。
それも湿疹程度のものではなく、高さが1mm程もある酷いじんましんでした。私だけでなくアレルギー体質でない弟もなっていたので、どれだけ酷かったか、という感じですね。
それでいて光熱費が5万円です^_^;
そんな暮らしから早3年。
今では高気密・高断熱の暮らしに慣れて、そんな生活をしていたことを忘れていました。寒くていつも歯を食いしばっていたような感覚があります。
外が冬だということも忘れるほど快適な我が家。ホントにありがたいですし、自分だけでなく、妻、子どもたちが風邪もひかずに毎日元気に過ごせているのは家の性能のおかげだなと思います。
今朝、新聞を取ろうと外に出たときに、ふと、実家で暮らしていたことを思い出して記事にしたくなりました。
これから家づくりをされる方。
高気密・高断熱・パッシブ設計を大事にして家づくりをして下さいね!
最近の家はそこまで酷くないよと思われる方がいらっしゃると思うので追記すると。
私の実家はまだ築10年ちょっとです。住宅としては、まだ新しい方だと思います。坪単価80万以上しますしね。
当時は消費税もまだ安いですし、建て替えだったので土地の造成も要りません。いまと違って職人の数も安定していたので現在のように建築費用が上がっていることもありません。
そんな中での坪単価80万以上。
大手ハウスメーカーが高度経済成長期の住宅供給という大きな使命を果たしてきたのは事実です。
しかし、使い捨てで、快適性軽視の家づくりはすでに終わりを告げています。SDGsの時代ですしね。
それだけでなく健康や、快適性、資産形成にも負の価値を持ち、広い意味では日本の富をエネルギー消費という形で海外に捨ててしまっているわけです。
こうした家づくりは、そろそろ終わりにして、より施主のため、より環境のため、より日本社会のためになる家づくりをしたいですね!
ちょっと固かったかな(^^ゞ
ともあれ、より良い家づくりを!