家の性能が本当に理解されるのは第2世代から。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
2017年に新築した我が家。
もう住み始めて2年半以上が経ちました。
夏は涼しく、冬暖かい。
家の中の温度差は、1階の床から2階の天井で比べて、真冬でも2℃以下。
24時間、家中を冷暖房しても光熱費が安く、年間で8万7000円。
そんなステキな家に住むことができ、ありがたく思う毎日です。
建てて頂いたのは大阪にある中堅ハウスメーカーの泉北ホーム。
もともとは大阪の狭小地で需要が高い3階建てを得意とする住宅会社です。
現在では2階建て、3階建てでそれぞれ半分ずつぐらいだそうです。
価格帯は比較的、ローコストよりの住宅会社。
そんな泉北ホームですが、なんとオール樹脂サッシのトリプルガラス窓であるAPW430を標準仕様にされる事になりました。
高断熱仕様である+サーモという仕様限定ではありますが、この価格帯の住宅会社において非常に画期的な出来事になります。
このブログのみならず、住宅性能について博識な方々が窓の性能についてよく語られます。それは家の暑い、寒いの大半を決めているのは断熱材ではなく窓だからです。
しかし、世の中、こうした博識な方ばかりではありません。
家に性能がある、ということすら知らずに家を買われる方もいらっしゃると思いますし、知っていてもデザインさえ良ければ、という方もいらっしゃるでしょう。
よく視聴させて頂く住宅系youtubeで、ラクジュの本橋さんが言われていましたが、家の性能が理解されるのは、高性能住宅に住まわれた方、つまり第2世代の方だと言われていました。
本当にその通りだと思います。
これから家を建てる方は、なかなか高性能住宅の「快適な暮らし」というのはイメージしにくいですよね。
普通のエアコン1台で家中が暖めることが出来たり、24時間エアコンをかけっぱなしにしても今までよりも光熱費が安かったり。
お風呂に換気扇がなくてもカビなんか生えないし、ホコリが家に入らない。
こんな事をいくら自分の親に話しても理解してくれないですから(^_^;)
ただし、そこに住んだ親ふくめ子どもたちは違います。
高気密や高断熱。
パッシブ設計・・・まで理解できるかどうか分かりませんが、家に性能があり、そこでの暮らしが快適だというのは身に染みて分かりますからね。
随分前になりますが、「チコちゃんに叱られる」の番組で、外国から来た小さな女の子が、なぜ日本の家にはセントラルヒーティングがないんだ!寒いじゃないか!
という感想をもらしたことをご紹介しました。
こういう事なんでしょうね。
まだまだ理解されない事も多い、家の性能。
気密、断熱、パッシブ設計。
本当に理解が進み、そうした家が求められるのは、高性能な家を体験した第二世代から、なのかも知れませんね。
ただ、現代はインターネットを介して、たくさんの方が情報発信されているので、加速度的に家の性能についての情報が得られるようになりました。
私自身もビックリしていますが、泉北ホームでAPW430を標準化されるのもそう。
少なくともあと5年ぐらいはかかると思っていましたから。
時代の動きは加速度的に早くなっているようです。
施主が勉強するまでもなく、快適で健康的で、省エネで経済的な家が手に入る社会になって欲しいなと願っています。