高気密・高断熱の家で窓は開けるな!?
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
2日連続で27℃まで上がった大阪です。
最低気温で18℃。
今日は最高気温が25℃で少しマシでした。
それでも夏日(*^_^*)
真夏に比べればマダマダですが慣れていないぶん体にきますね。
朝の涼しいうちに公園に子どもを連れて行くのですが日差しが暑い!
帽子は必須です。
長い時間いるとマスクが蒸れてくるので日中の外出はつらいですね。
最近はビニールプールで子どもたちと水鉄砲大会してますが(*^_^*)
さて。
先日、松尾先生が動画にされていたので通風について書きたいと思います。
「高気密・高断熱の家では窓を開けない」
というフレーズを近年、よく聞くようになりました。
実際、そういう設計思想に基づいて、大手ハウスメーカーの一条工務店では網戸がオプション仕様になっています。
これは基本的には正しい流れです。
窓を開けるとは、今までの家において換気や通風(=涼をとる)が目的でした。
しかし、気密や断熱の性能がとれ、24時間換気がなされ、エアコンによる冷房と除湿が可能になった現代。
通風の必要性は低くなってきています。
むしろ窓を開けることで、花粉症やPM2.5、ホコリ、排煙、匂い、騒音といったものが室内に入ってくることから、窓を開けることのデメリットが目立つようになってきました。
気候の良い季節には、窓を開けて通風し、扇風機(サーキュレーター)をかけることで、涼もとれ、自然の風を感じられる通風生活は心地よいものです。
「高気密・高断熱の家は窓を開けない。」
というのは、窓を開けてはいけない、という意味ではありません。
「窓を開けなくても良い。」
という性能を持った家のことですね。
365日、エアコンをつけっぱなしという極端な一条工務店の施主さんもいらっしゃいますが、まあ、この辺りは快適性と維持費を秤にかけられたら良いのではないでしょうか。
家族が花粉症を持っていないご家庭なら通風することで、心地よい自然の風を感じるのって良いですよね。
我が家もここ数日、通風生活を送っています。
終日開けるのではなく、早朝に窓を開けて冷たい空気を取り込み、午前中に窓を閉めきる。
ここ1週間ぐらいは朝に窓を開けていると22℃ぐらいの室温になります。
高気密・高断熱住宅では温度を保つ力が強いので、今の季節ならこれで夕方まで25℃ぐらいで抑えられます。(きちんと日射遮蔽ができていることが前提で)
人が家にいなければ調理や家電、人体といった内部発熱がないので、もっと室温は低くなります。
現在の我が家は在宅ワーク&外出自粛のため内部発熱が多く、約25℃まで上がっています。
まだ、通常の扇風機は出していないですが、昨日のお風呂あがりは半年ぶりに壁掛け扇風機を使いました。うーん。気持ち良い(^^)v
こういうのは季節感があるというのも良いですね。
暖房器具はエアコンだけで良いですが、季節感的にはコタツにみかんが好きっていうのも個人的にはあります。(使っていないし持っていませんが(*^_^*)
一方のデメリットで、やはりホコリがすごい入ってきますね。
ホコリって目にしにくいので意識しないですが窓を閉めているときと雲泥の差です。
定量的に示すのは難しいですが、週1回で良い掃除が週3回になる感じですね。
とくに体感するのがTVのローボードにたまるホコリの量です。
我が家は鏡面タイプのTVボードを使っているのですが、テレビやDVDデッキなどで発生する静電気のためかホコリがものすごく付着します。
窓を閉めている時は1か月ぐらい放置しても気にならないのですが、窓を開けた最近は3日と持たず、ハンディモップで掃除するぐらいです。
家にいる時間が長いこともあるのでしょうが。
日本で通風する期間は以前にくらべ、より短くなってきたように思います。
今年はとくに分かりやすいですね。
2週間ほど前まで暖房をつけていた家が、昨日のお昼には冷房をつけていたりします。
通風もできる住宅設計は大切ですが、まず気密・断熱・パッシブ設計。
これで光熱費1万円を得する家。通風は10円分。
1万10円得する設計が一番ですが、まずは気密・断熱・パッシブ設計を一番目に大切にして、家づくりしていきたいですね。
松尾先生の言葉をそのまま引用してしまいますが(*^_^*)
通風できる期間は、大阪では4月下旬から5月下旬の約1か月。
10月中旬から11月上旬の約1か月。
1年の中で2か月もない通風期間です。
しかも雨がふれば窓を開けられないですし、状況的にプライバシー・防犯上の問題で窓を開けられないこともあるでしょう。
高温化による影響でなかなか雨が降らず、湿度が高い日も増えてきています。
窓を開けても風より湿気の方が流入することで不快になることが多い。
通風も大事ですが、そのために窓をつけすぎたり、大きくしすぎては、もっと大事な温熱を失ってしまいます。
こうした観点をおさえて温熱の優先順位の高いことから大事に設計していきたいですね。
ちょうど松尾先生が著書でも紹介されていた施工実例をyoutubeで発信されていました。
悪条件の土地で、パッシブな設計をしつつ、意匠性も高い。
さすがの一言ですね。
ここで紹介されている「垂水の家」の2階リビングは、まるで学校の体育館のように大空間でありながら耐震等級3。
すごいですね。
ハウスメーカーでは不可能な設計だと思います。
本当に力のある設計士に依頼することの大切さが分かります。
・・・やっぱり宝くじを当てて、神崎先生や松尾先生、西方先生etcに平屋のパッシブハウスを建ててもらうしかないな(*^_^*)
おまけ。
通風について記事にしていたら神崎先生も昨日、通風についてブログに書かれていました。
まったく同じことを書かれていて、ちょっと嬉しかったです。
少しは神崎先生から学んだことが血肉にできているのかな。
これまた神崎先生と同じで絶対湿度13g/kgだと、自分もちょっと湿度が高いと感じてしまいます。
身体が欧米人的な感覚なのかな(*^_^*)
おまけ その2
泉北ホームの施主ブロガー・せしたさんが久々に記事を更新されました。
お帰りなさい、ですね。
また、家づくりについて更新されると思うので、乞うご期待ですね。
とくに猫ちゃんとの暮らしを考えている方は要チェックですよ。
私自身はペットを飼うという文化?がなくて、そのあたりはブログで発信できません。ペットを飼われているご家族はすごいなと思います。
我が家に入居宅訪問でお越し下さった、すっぴんさん。
地縄式のときの写真に圧巻でした(*^_^*)
ペットと言えば、ちょうど今朝、6歳の娘が、
「ペットほしいー。」
と言ってきたので、
・ペットの世話のこと
・毎日続けることの大変さ
・旅行で家を空けることの難しさ
・殺処分されているペットもいること
少し難しい話だったと思いますが、コンコンと話しました。
この辺りの話は、とくに泉北ホーム施主ブロガーのたおさんが一番お詳しい。
ペット大好きな方は、たおさんブログへGOです。
我が家でペットを飼うのは難しいですね
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6歳と3歳の大きな大きな手間のかかるペットちゃん達がいるので(*^_^*)
皆さん、ワンちゃん、ニャンちゃんを心底、愛しているのが伝わってきます。
尊敬です。