窓の配置計画② 我が家の間取り図を例に。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
このところ快晴が続いていましたが、今年も梅雨がやってきました。
大阪では本日6月10日からの梅雨入りとのこと。
今年はエアコンの再熱除湿をどのぐらい使おうかと、いろいろ楽しみにしながら梅雨を待っていました。
絶対湿度を測れるみはりん坊Wも買ったので、数値を見ながら試してみようと考えています。
さて、今日は窓の話の続編です。
家の断熱性能を最も左右する窓。
その配置計画について、我が家の契約時の間取り図を例に検討してみようと思います。
1階の窓については以前の記事がありますので、そちらをご覧ください。
では、2階の窓配置について検討していきます。
間取り図の、
左が南、
上が西、
右が北、
下が東
になります。
では、まず基本的なところから。
上記の間取り図によると、トイレに北側の窓があります。
トイレの窓については前回も記事にしましたが、必要性については疑問符がつきます。
換気は24時間換気、換気扇、トイレ本体の脱臭機能。
これらがあれば窓をあける必要性がほぼないからです。
次に、西側の窓。
この間取り図では大きな引き違い窓がついています。
これほど大きな窓を付けてしまうと夏場の西日が強く入り、ものすごく夏暑い家になってしまいます。
断熱性能が高い家ほど保温能力が高いため夜まで暑さが残ることでしょう。
こうした西側の窓は小さく、少なく、が王道。
できれば無くす方がおススメです。
現在、我が家の実際の間取りは、この間取りと異なります。
実際の間取りに合わせた窓配置は、下図の黄色部分になります。
*2階のトイレは設置していません。
設計打ち合わせ当時は、採風を意識したつもりでしたが、これは今思えば失敗でしたね。
もし、いま窓配置を計画するなら、下図のようにします。
洋室Aは窓を一つに減らす。
間取り図上はトイレになっているところは実際には、階段上のホールになっています。
ここの窓を一つに減らす。
主寝室の前にあるバルコニーは無くして、掃き出し窓をやめて、ハイサイドライト(横すべり出し窓)にする。
このようにして最低限の通風経路だけ設定し、できる限り窓の数、大きさを減らします。
南面の日射熱や採光を狙える窓は現在の通り、最大限に大きくとります。
設計当時は、気密性、通風量を考えてウィンドキャッチ窓を多く取り入れました。
洋室Bのように窓が一面しか取れない場合は、ウィンドキャッチ窓も良いと思います。
一方で、ウィンドキャッチ窓は他の窓に比べて価格が高いこと。
また、縦すべり窓部分とFIX窓部分の間に「柱」が入るので日射熱取得量が減ること。
こうしたことを考えると、居室に2面窓が取れる場合は、わざわざウィンドキャッチにしなくても良いかもしれません。
FIX+縦すべり窓といった形ですね。
あるいは、APW430の引き違い窓なら気密性も高いそうなので、日射熱取得量や使い勝手から言えばAPW430の引き違い窓は良いですね。
泉北ホームのAPW430キャンペーンを使えた方が羨ましい(*^_^*)
はい。
ということで窓の配置計画について書いてきました。
基本的な考え方としては、
①お日様の日差しが入る南面の窓は大きくとる。
②北、東、西面の窓は少なく、小さく、できれば無くす。
③天井に近い位置になるほど小さい面積で多くの光を採り入れられる。
④お風呂、トイレ、脱衣室の窓は必要度は低い。
⑤視線、プライバシー、防犯の視点を検討する。
⑥家具・家電・収納の置き場を考えて窓を配置する。
という事になります。
窓の配置をよく検討して、良い家づくりになさって下さいね!