冬に4日間、無暖房にしてみた。【高気密・高断熱】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
今年の冬は暖冬で、そろそろ春も見えてきた今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、たまたま4日連続で、我が家のリビングの室温を記録していました。
丸4日間、エアコンを点けずでした。
高気密・高断熱な家で無暖房にした時、室温がどのように変化していくのか参考になるかなと思い、記事にしてみます。
では、1回目の記録から。
午後1時ごろに撮影。
3月7日の土曜日は暖かったので、朝7時の時点でエアコンをストップ。
ここから丸4日間、暖房をストップしています。
午後1時で21.5℃でした。
(午前7時もほぼ同じ室温)
次に、翌3月8日(日)の朝5時の記録。
室温は20.8℃。
丸1日を無暖房で過ごしましたが、週末で内部発熱(人体・調理による発熱)もあり、室温の低下は0.7℃に収まっています。
翌日の月曜日は記録していませんでした。
翌々日の3月10日(火)の午前7時。
室温は20.3℃。
丸3日の温度低下は、わずかに1.2℃。
室外は日射もあり、また室温が下がって室外との温度差が少なくなると、温度低下が緩やかになってくるようです。
同日3月10日(火)の午後7時。
室温は19.9℃。
とうとう20℃を下回りました。
この後、お風呂に入ったのですが、浴室の暖かさがリビングにも伝わり、ちょうど20℃になっていました。
記録の最終。
翌3月11日(水)午前5時。
室温は19.1℃まで低下。
前日の夜から外気が冷え込んだようで室温の低下が大きかったです。
この時点で、室温の低下に伴って冷輻射も感じるようになったので、4日ぶりに暖房を入れました。
ということで。
丸4日間の室温の変化は、
21.5℃(日射取得なし・内部発熱あり)
↓
20.8℃(日射取得あり・内部発熱あり)
↓
?℃(日射取得あり・内部発熱なし)
↓
20.3℃(日射取得なし・内部発熱なし)
↓
19.1℃
という結果になりました。
丸4日間の室温低下は、2.4℃。
約100時間で2.4℃しか下がらないのはスゴイですね。
ですが、やはり日射取得がある日と、ない日では室温の下がり方が全然ちがいますね。
2日目の20.8℃から4日目の20.3℃は、丸2日間で、0.5℃しか下がっていません。
お日様の力は偉大ですね。
3種換気で、日射取得の少ない我が家ですら、このような結果になります。
Q1.0住宅の断熱性能で、日射取得バッチリな施主ブロガーのにゃんこさんをはじめとして、我が家よりも高性能で、日射熱取得の良いお家では、さらに良い結果になっていることでしょう。
パッシブハウスでは真冬に無暖房で、いや、むしろオーバーヒートするというのも納得ですね。
最近の大阪は、
最高気温が15℃前後。
最低気温が5℃前後。
と、暖冬の名に恥じぬ暖かさでした。
もっと冬らしい気候であれば、さすがに大阪でも暖房が必要だったと思いますが、あまりの暖かさに24時間暖房はストップしています。
ということで。
Ua値0.39(heat20のG2グレード以上)(Q値1.4)
C値0.29
の、高気密・高断熱住宅の実態でした。
ご存じの方も多いと思いますが、我が家はそんなに特別な家ではありません。
建築費用でも、大手ハウスメーカーよりも500万以上も安く建てることができます。
延床31坪の建物本体で1850万ぐらい。
それで、この快適性、省エネ性、耐久性、耐震性を得られます。
大手ハウスメーカーを非難するわけではありませんが、これから家を建てられる方には一生の買い物として納得のいくものにして欲しいと願っています。
なにせ大手ハウスメーカーとの差額である500万もの予算を我が家につぎこめば、温暖な大阪ではパッシブハウス級の家が建つのですから。
パッシブハウスなら真冬にオーバーヒートして、逆に窓を開けて涼をとるほどの性能です。
賢い選択をしたいですね。




