30代サラリーマンが高気密高断熱な家を建てるブログ。with泉北ホーム

高気密高断熱なマイホームを大阪で新築するブログwith泉北ホーム 2017年10月完成。積水ハウスより800万安く、一条工務店より光熱費が安くなる家づくり。

【家づくりのテーマ】
高気密・高断熱・長持ち・低予算

【拙宅の概要】
高気密(C値0.29)・高断熱(Ua値0.39・Q値1.4)・2×6工法・HEAT20のG2グレード達成(6地域)・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW430・APW330真空トリプルガラス・玄関扉イノベストD50・三種換気システムLa-60・ホウ酸防蟻エコボロン・バルコニー金属防水スカイプロムナード・ルーフィング(イーグルガード)・断熱材フェノバボード・断熱カーテン(ダブルハニカムシェード)

寒波の早朝。窓の温熱を調べてみる。

こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。


12月28日。日本全域を寒波が襲いました。


私が住む大阪も例外ではなく、この日の最低気温は2℃。
実際、早朝の室外気温は2.7℃でした。寒いです(>_<)


早朝6時に室内の温熱を測定したところ、


気温が23.1℃で、湿度が46%でした。
快適です♪


さて、一日で最も気温が下がる早朝。


家の中で最も温度が下がる窓。
その中でも一番温度が低くなるサッシ温度を測定します。


その温度は、


14.4℃。
ハニカムシェードを上げた直後なのですが、さすが樹脂サッシですね。


アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシでは2ケタには到達できない室外気温なので、さすが、というところ。 


特にハニカムシェードを全閉にしていたので、樹脂や木製のサッシでないと10℃以下に落ちます。


室内外の温熱状況を考えると、サッシの温度が9℃ほどになると結露が発生するはずです。


結露を起こす露点温度まで5℃ほどあるので、断熱性能が非常に高いダブルのハニカムシェードを全閉していても、かなりの余裕があることが分かります。


参考までに露点温度の例をあげると、外気温0℃、室内気温20℃、湿度50%のとき、室内側のサッシが9.3℃まで下がると結露を起こします。


昨年、最低気温が-2℃という大阪では経験したことのない寒波が来た時がありました。


その日もハニカムシェードを下ろしたままで結露が一切なかったので、露点温度までの余裕がよく分かります。


施主ブログの中でも、こうした窓のサッシ温度を測定されている方がたくさんいらっしゃいますので窓を選ぶ際には比較検討してみて下さい。


測定結果を見る時に気をつけるポイントもあります。


冷たい空気は下に移動する特性があります。なので、窓・サッシは上と下でまったく温度が異なります。


例えば、さきほどの窓で測定すると、サッシの下枠は14.4℃ですが、



上の方になると、18.7℃になります。


測定結果の見方には注意が必要です。だからこそ結露は窓の下の方に出来るわけですね(*^_^*)


あと、エアコンなどによる暖房によっても窓の温度は変わります。暖房を強くかけていると、当然サッシの温度は上がります。


こんな感じに(^_^;)


*エアコンの風向きを変えて窓に気流を当ててみました。



一方、室内の気温を上げるほど湿度が下がります。


乾燥するので加湿器を使いたくなるのですが、アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシなどの低性能な窓サッシの場合、湿度が高いと結露が酷くなります。


温熱環境の第一人者の一人であるパッシブハウスジャパン理事の松尾先生。こうしたアルミの低性能窓のことを「高性能除湿器」と表現しています。


加湿器をかけても窓に結露が発生し「除湿」されてしまうからです。シャレがきいています。


これから家を建てられる方は、必ずオール樹脂の窓サッシを選択するようにしてください。メンテナンスを愛せる方は、より性能の高い木製サッシでも良いですね。


先ほどの写真に湿度が載っています。


室温が22.9℃でも湿度が48%あります。
加湿器はかけていません(というか持っていないのです(*^_^*)


窓の性能が悪いと冷輻射によって不快になり、暖房温度を上げると湿度がどんどん下がっていきます。


湿度は快適性のほか、インフルエンザ罹患などの健康面を考えると、40~60%を維持するのが適切です。


こうした点からも、窓の性能が家づくりの中で優先度が非常に高いことが分かります。



ハニカムシェード(ハニカムスクリーン)の温度を測定するのを忘れていました。


開く前に測定すれば良かったのですが、開いた直後の温度です。


ハニカムシェードですが、大阪においてAPW430(オール樹脂サッシ、トリプルガラス)を採用しているお家では、体感には強く影響しないように思います。


温熱環境のプロ、パッシブハウスジャパン関西サブリーダーの神崎先生にも、大阪でAPW430があればハニカムシェードは過剰装備とアドバイス頂いたことがあります。


効果が無いという事はないのですが、コスパ的にあまりという感じです。ハニカムも安くはないので。


我が家では断熱に情熱をかけていたので憧れで付けてしまいました(*^_^*)
断熱性能的には非常に優秀なシェードではあります。


APW330等のペアガラス窓ならば十分に効果を発揮してくれると思います。



我が家の入居宅訪問にいらっしゃった方から、
「同じ室温20℃なのに、くろーばー家は快適ですね。」
と仰られることがあります。


理由はいくつかあると思うのですが窓の性能が悪いと、同じ室温でも窓付近は気温が低く冷輻射が起きています。


そのため体感温度が下がります。


我が家は基本的にエアコンを21.5℃設定にしていますが、普通ならもっと高い温度設定にされると思います。


21.5℃設定ですむのは、24時間暖房による構造体の輻射熱のほか、こうした窓の性能によるところが大きいです。


温度差が少ないとホントに快適なので。


また、エアコンなど暖房器具で室内を暖めれば暖めるほど、室内の湿度が下がります。どんどん乾燥していきますから、これも快適性に直結していきます。


12月に異状に湿度が高い日がありました。


翌朝に霧が発生するほどの湿度です。その時は普段21.5℃にしている我が家で、室温20℃でも寒く感じませんでした。


湿度と体感の関係性がよく分かります。


窓の性能が悪いと、


窓の性能が悪い ⇒ コールドドラフトが起きる、冷輻射が起きる ⇒ 部屋が寒い 足元が寒い ⇒ エアコンの温度設定を上げる ⇒ 乾燥する、上下の温度差が大きくなる(顏が暑い、足元が寒い) ⇒ 体感が寒くなる、加湿器をかける ⇒ 窓の結露がひどくなる ⇒ 窓表面・カーテン・壁内にカビ発生 ⇒ アレルギーやアトピー・ぜん息などの健康被害、耐震性への甚大な被害 ⇒ 命の危険


という負の連鎖が始まります。


過去の記事でも、最も多く時間を割いて取り上げてきた窓の性能。家づくりの根幹に関わる大事なところなのが分かってきますね。



家の快適性は、「まず窓から」です。


まずは、オール樹脂サッシの、


APW330(YKK)
エルスターS(リクシル)
シャノンウィンドⅡS(エクセルシャノン)
スマージュ(三協アルミ)
等を選択してください。


予算や住み方に応じて、トリプルガラス仕様やクリプトンガス仕様、木製サッシなどへの変更を検討しても良いでしょう。


ハウスメーカーの営業マンが、
「樹脂サッシは耐久性が弱い。」
「そこまで必要ないですよ。」
「結露しませんよ。」


などと知りもしない上に(いや、知っていてもですね)、無責任な発言をすることがありますが、
「では、アルミサッシにした時の露天温度は何℃ですか。」
「外気温0℃の時、無暖房の室内においてアルミサッシは何℃になりますか。」
「窓が結露したら賠償責任を問いますので誓約書に一筆頂けますか。」
「樹脂サッシが経年劣化して使えなくなった事例を見せて下さい。」


と伝えてみて下さい。どのように返事されるか楽しみです。
(悪趣味?(^_^;)


欧米では窓の結露は、基本的人権に違反しているとの設計思想があります。


そのため結露するような住宅は、住宅瑕疵(かし)と見なされ施工側の責任を問えるようになっています。
*住宅瑕疵=住宅に欠陥があること


そもそも日本のアルミサッシのような低性能窓は、販売すら禁止されている訳ですが(*^_^*)


外国では住宅瑕疵と見なされる結露のあるお家に皆さん住みたいですか?
私は嫌ですが(^_^;)


しかも、このような住宅業者にかかると、結露が出たら住まい手側の責任にされるのです。


「内窓を付けてください。」
「湿気の出ない生活をしてください。」


いや、それ家の構造の問題。そして施工者側の問題ですから。
結露が出やすい窓サッシを付けている側の問題であることに気付きましょう。


あげくの果てには、「除湿機をかけてください。」なんてことを言う住宅会社の営業マンがいるそうです。


冬に、ですよ。


そんな家を建てたり、売ったりすることに恥を覚えないのでしょうか。プロとは何なのでしょうか。


防火地域・準防火地域を除いた場所で、アルミサッシ・アルミ樹脂複合サッシを提案してくる住宅会社は、その時点でNGなわけです。
*サーモスX(リクシル)や海外製のアルミクラッド窓といった高性能な半樹脂サッシは除く。


冬暖かい家づくりをするには、まずは窓から検討してみて下さいね。建ててから変更するには莫大な時間と労力とお金がかかってしまうので。


住宅会社を選ぶ際には、
・耐震等級3(「相当」はNG)
・オール樹脂サッシの窓(防火・準防火地域を除く。)
・C値1.0以下(気密測定を必須で行う)
を条件にすれば、良質な住宅会社だけを選択肢にすることが出来ます。


ちなみに、大手ハウスメーカー9社でオール樹脂サッシが標準になっているのは一条工務店だけです。これが日本の住宅業界の現状。


2017年度は一条工務店がギリギリ積水ハウスを抜かせずNo.1の座を奪取できなかったようですが、これも時間の問題でしょう。


家を建てる施主側がどんどん知識を付けている現代では、家の性能が見えやすくなっています。


これから家づくりをされる皆さまにエールを送ります(^o^)/



追記


ハニカムシェードを開けてから3時間ほどたった午前9時30分ごろ。
外気温は約4℃。


窓のサッシを測定してみると、18.2℃。


室温に近づいてきました。
思った以上に、ハニカムシェードの断熱性能は侮れませんね(*^_^*)


ハウスメーカーの営業マンが、アルミサッシ・アルミ樹脂複合サッシ(=半樹脂サッシ)の窓が良いと言ってきたら、これらの画像を見せてあげてください。


アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシで、この快適性を作り出せますかと。


何だか窓メーカーの社員さんみたいになっていますが、家づくりにおいて窓がどれほど重要かについて知って頂ければと思います。




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