第3回・設計打ち合わせ①
こんんちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
2回目の設計打ち合わせが終わったあと、ZEH(ゼッチ)補正予算の
4次公募が開始されることが決まりました。
4次公募の締め切りは、3月24日です。
これは逃す手はないと、すぐに営業Mさんと、
設計Uさんに連絡を入れました。
Uさんから返信があり、4次公募には間に合いますとのこと。
くろーばー家の新築計画は、一気に加速することになりました。
毎週末の設計打ち合わせは、時間的にもハードになりますが、
今年度のZEH申請に間に合わせるために頑張っている最中です。
さて、前置きが長くなりました。
第3回の設計打ち合わせです。
今回のくろーばー家の新築計画で、最大の懸念材料はくろーばーの性格北側斜線です。
北側斜線の規制によって、2階の天井高や、収納スペース、
断熱の厚み、屋根の種類、太陽光パネルの搭載量、ZEH申請・・
多くの要素と絡み合ってきます。
で、その厳しい北側斜線の規制を、なんとかクリアしながら、
これらの条件を一定以上に持っていきたいわけです。
最初の頃のパース図↓
赤の線が北側斜線の規制がかかるラインです。
非常に厳しいことがお分かり頂けるでしょうか。
これによって2階の屋根が掛け違いになっています。
また、右側の掛け違い屋根の低さにより、
2階の天井高は、一番低いところで何と2m9cm!!
これでは、居室のクローゼットの一番上部が、使いづらくて仕方ありません。
また、パース図を見ての通り、屋根の勾配(傾斜)が
ゆるやかになっています。
屋根の傾斜は、「寸」で表され、
0寸勾配は、いわゆる陸屋根。真っ平らな屋根ですね。
平均的なお家で、3.5寸~4寸勾配。
急な傾斜で有名な白川郷の屋根は、およそ60°の傾斜だそうなので、
約17寸勾配になります。
で、くろーばー家の屋根勾配はなんと、1寸勾配!!
ちなみに2.5寸以下は、通常のスレート屋根は使うことが出来ません。
傾斜がゆるやかすぎて、雨じまいが悪いからです。
そのため、屋根がスレート屋根から、ガルバリウム鋼板の屋根になっていました。
泉北ホームが使っているのは、津熊剛健という
聞いたことのないメーカーのガルバリウム鋼板屋根でした。
ちなみに、ちなみに太陽光パネルは、1寸勾配以下の屋根での設置は禁止されています。
理由は同じで、雨じまいが悪く、雨がパネルにたまったままになってしまうからです。
そんなゆるやかすぎる屋根勾配に、聞いたことのないメーカーの建材。
しかも、断熱性を求めるくろーばー家において、金属屋根・・。
(ちなみに断熱気密の専門家にお伺いすると、屋根材の内側には通気層があるので、屋根材の断熱性は気にしなくて良いというご意見でした。)
これは何とかしないといけません。
ということで、私、くろーばー。
計算に計算を重ねました。
その時の苦労のあとがコチラ。
できる限り屋根を急角度に・・。
屋根の横方向の長さと、縦方向の長さから、タンジェント(t)を求めて・・。
タンジェント表から屋根の角度を求めて・・。
角度から、屋根の勾配表を使って、屋根勾配の寸法を割りだします。
計算上、2.5寸以上は可能。
6寸勾配も可能なはずだと、計算上では出ました。
これらの計算は本当に疲れました(>_<)
サイン・コサイン・タンジェントなんて、高校生以来20年ぶりです。
まさか、こんなところで僕の苦手な数学が役に立つ日がくるとは・・。
さて、この計算を元に設計担当Uさんに相談です。
くろーばー
「Uさん、屋根の勾配が気になっています。断熱的にも、家の間取り的にも・・。」
設計担当Uさん
「では、屋根を変更してみましょうか。」
くろーばー
「へ?」
カタカタカタ・・(パソコンを駆使するUさん。in泉北ホーム本社)
写っている手は、設計担当のUさんです(*^_^*)
いつも、お世話になっています。
(撮影とブログアップの許可は頂いています)
その場でパソコンを駆使して、屋根の傾斜を見てくださいました。
Uさん、かっこいいです!\(^o^)/
(あの、タンジェントを駆使した苦しい計算の時間はなんだったのか・・。(^_^;)
次回はUさんに作って頂いた、新しいパース図をご紹介したいと思います。