長期優良住宅とは?
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
今日は、「長期優良住宅」について考えてみます。
2001年からスタートした制度です。
劣化対策
耐震性
維持管理・更新の容易性、
バリアフリー
省エネルギー
が、一定以上のお家に認定されます。
つまり、長期優良住宅の申請に通る住宅は、
一定以上の水準で高性能なお家だということができます。
また、家の構造躯体としては、100年間もつことを想定していて、
水回りの配管など、早いサイクルで修理・補修が必要な部分の
メンテナンスをしやすいように作るよう求められているのも大事なポイントです。
国としても、こうした住宅を推進するために、
税制上の優遇策をとっています。
例えば、住宅ローン控除です。
一般の住宅では、住宅ローン控除は4000万が最高ですが、
長期優良住宅では、控除額が5000万になります。
(5000万の住宅ローンって、かなり高額で、
そんな高いお家を買える方に税制上の優遇措置は必要かな?
と個人的には思いますが・・。(^_^;)
ともあれ、住宅ローン控除は10年の間、有効ですから、
最大控除額は、一般住宅で、400万。
長期優良住宅で、500万となります。
また、長期固定住宅ローンのフラット35でも、優遇制度があります。
通常のフラット35の金利よりも、0.3%低くなる
フラット35Sが適応になります。
他にも、固定資産税が安くなります。
新築の住宅では、固定資産税が半分になる優遇期間が、3年間ありますが、
長期優良だと、5年間に延長されます。
他にも、不動産取得税の減税や、登録免許税の減税など、
多くの税制上の優遇があります。
一方で、デメリットもあります。
一つは、申請費用がかかるということ。
大ざっぱに、10万程度の申請費用がかかります。
具体的な費用については、住宅メーカーによって様々のようです。
また、申請に慣れていない工務店などでは、
申請の依頼を断るところもあるようです。
二つ目は、長期優良住宅が、継続的なメンテナンスを求めているので、
5年、10年、15年・・・に、保全計画に従ったメンテナンスを行う必要があります。
どこまで行政が本格的に行うかは分からないのですが、
官庁が長期優良住宅の持ち主に、保全計画の報告書を提出するように求めた時に、
きちんとメンテナンスし報告しないと、
長期優良住宅の認定を取り消される可能性もあるようです。
そうすると、税制上の優遇を受けられないばかりか、
申請費用だけ損をしてしまうことになります。
メリット・デメリットを書いてきましたが、
「長期優良住宅」認定を受けられる住宅であれば、
一定基準以上の「安心できる住まい」のスペックを持つことになります。
これは逆に、長期優良住宅を受けていない住宅には、信頼性がない
ということにつながり、住宅を手放すときの資産価値にも影響が出ます。
ですから、認定を受けておいて損はないかと思います。
注意点としては、長期優良住宅の認定を受ければ、
設計上のスペックとしては一定基準以上ですが、
それは即ちそのまま、住宅メーカーの施工レベルは、また別問題です。
設計でよく出来ていても、大工さんがきちんと建ててくれないと
良い家にはなりませんもんね。
これは、どんな事にでも言えると思います。
今日は、長期優良住宅についてのお話でした。
普段、長期優良住宅の認定をとらない工務店などは、この認定を受けるだけで、
オプションで100万ぐらいとったりするところがあるそうです。
南大阪の某・住宅展示場に行った時に、こういう住宅メーカーがありました。
申請費用は10~20万ほどなので、単純に面倒と思っているのか、
元々の仕様が悪いのか・・・。
ちなみに、泉北ホームは長期優良住宅が標準です。
申請費用の追加費用はありません。
泉北ホームさん。頑張ってますね!(^o^)/