担当の住宅営業マンとの別れ。【新築一戸建てマイホーム泉北ホーム】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
昨年の秋のこと。我が家にとって衝撃的な連絡を受けました。
我が家を建てて頂いた住宅会社の泉北ホーム。営業を担当して下さっていたMさんが退職されるという連絡です。
ブログでも何度も登場して頂いた営業Mさん。
彼がいなければ私たち家族が泉北ホームを選ぶことは無かったでしょう。
契約前から多くの質問を投げかけ、建築中には泉北ホームで初めて施工するような事もあり、本当にお世話になった営業マンです。
私は建築や不動産に関して素人ですし、営業職ではないので難しいことは分かりません。
しかし、契約に至るまでハウスメーカーは全て回り、大阪の住宅展示場にモデルハウスを出しているハウスメーカーも全て。
大手の建売業者や地域の工務店、不動産屋さんなど、すべてをトータルすると、50人以上もの住宅営業さんとお話をさせて頂きました。
その中で、どういった方が信頼できるかが少しずつ見えるようになっていきました。おそらく、これは住宅営業に関わらず他業種の営業でも同じことが言えると思います。
営業マンはお話上手な人がなるものだ、というイメージがあるかと思いますが、私は違う印象を持っています。
営業マンほど「聞き上手」が求められるものはない、と思っています。
施主(客)が求めていること。
施主自身が気付いていない本当に求めていること。
これらを引き出して来るには、聞き上手なことが必須なスキルだと思います。
お客様は神様です、とは少し違います。
そうではなく、その人が何を求めているのか。本当に求めていることは何なのか。そこを捉えて、提案や手助けをする。
ここが営業職の本質かなと、勝手に思っています。
とくに押し売りしなくても、こうした姿勢で接していれば、数年後にはお客さんの方からの紹介だけで仕事が回ると思うんですよね。
実際に各業種のトップ営業の方を見てみると、押し売り系タイプの方はほとんどいらっしゃらないんじゃないでしょうか。
もちろん扱っている商品やサービスに魅力がないと、そもそもダメですけどね(*^^*)
そういう意味で、担当営業のMさんは我が家のニーズをしっかり捉えて、助けて下さいました。
施主がマニアック過ぎてMさんがついて行けない時も、設計担当に確認したり、現場監督に確認したりと、誠実な対応をして下さったことに感謝しかありません。
住宅営業で良くない対応って大体パターンがあります。
時間を守らないとか。
他社批判をするとか。
連絡をしないとか。
ウソをつくとか。
住宅営業マンと話をすると、わりと当たり前のようにこうした場面に遭遇します。
さすがに大手ハウスメーカーになると、その辺りの社員教育、というか営業シミュレーションをされているのか、割合は少ないイメージですが、
とはいえ、アルミ樹脂複合サッシの窓は結露しませんとか、樹脂サッシはすぐ劣化しますの鉄板ウソつきトークは未だに現役トークですからね^^;
営業Mさんはそういったこととは無縁で、フットワーク軽く、様々なフォローをして下さいました。
30代にも入り、経験も積んでさらに良い営業マンに成長されたようで、私の方から紹介させて頂いた施主さんからも、とても高い評価を受けていらっしゃったように思います。
プライベートな事なのでMさんの事をブログで書くのもちょっと違うなと思うので、ここでは詳しくは紹介しませんが本当に残念で悲しい、寂しいという気持ちでいっばいです。
いずれ泉北ホームの中核社員となり、20年後に我が家のリフォームを依頼したいと思っていただけに残念な気持ちが強いです。
私の中で、未来予想図が出来上がってたんですけどね。
くろーばー「この家に住んで20年経ったんで、ちょっと傷みも出てきたし、リフォーム依頼したいんだけど。」
Mさん「え!?くろーばーさんの家ですか!?精一杯やらせて頂きますが・・・。」
くろーばー「じゃあ、まず、2階の子ども部屋の床を抜いて、吹き抜けに。」
Mさん「はい。」
くろーばー「等時間日影図で日射取得の状況を確認してから・・・。」
Mさん「と、とうじかんニチエイズ・・・?」
くろーばー「確認したら、日射感知式のハニカムシェードを南面の窓に設置。」
Mさん「はあ・・・。」
(眉間にシワがより出す)
くろーばー「なので、南面の窓付近にコンセントか、配線工事が必要に〜」
Mさん「・・・」
(言葉数が減ってくる)
くろーばー「日射量が多い壁に、蓄熱材を貼り付けたいので、オシャレなタイルとかありますかね?」
Mさん「(はっ!)えーと、詳しい人に聞いてみます。」
(メモメモ)
くろーばー「24時間換気を一種換気の全熱交換タイプに交換ね。」
Mさん「・・・」
(左足が下がる)
くろーばー「空調計画が変わるので、吹き抜けの壁にエアコン付けます。もちろんスリーブ工事とコンセント要りますね。」
Mさん「・・・」
(右足も下がる。Mさんと妻の目が合い、二人でコクコクと頷きあう。)
くろーばー「気密と防水が大事なので、意識の高い業者を使って下さいね。隙間にはコーキングして、気密・防水が守られるように。云々カンヌン〜。」
くろーばー「あ、あれ?」
Mさん「」
(壁の後ろに隠れる。)
妻「(苦笑いで)Mさん、トイレに行くって言ってたわよ。」
くろーばー「え、Mさん〜〜〜!(# ゚Д゚)」
ってな未来予想図があったのですがね。(やり取り、長いわ!)
我が家を担当して頂いた営業担当のMさん。設計担当のUさん。お二人とも泉北ホームを退職されました。
Uさんはかなり前に同業他社へ移られています。Mさんもこれから新天地で活躍されることと思います。
住宅業界は転職が多いことは存じていますが、信頼できる営業Mさんや設計Uさんのような方が、長く勤められるような会社でいて欲しいなと思います。
とくに営業担当は、施主にとって住宅会社とつながる窓口ですからね。
個人的には、せめて現場監督をして頂いたDさんには長く続けてもらいたいですね。(Dさん、お身体には気をつけてお仕事して下さいね!)
追記
この記事を書いたのは昨年。その後、Mさんが次に勤められる住宅会社が決まりました。この記事がアップされている日には、すでにバリバリお仕事されています。
良い家づくりをしたいという志を持って、会社選びをされたようです。
また、Mさんのことについてはブログでもご紹介したいと思います。
施主想いのよい住宅営業マンとして、さらにパワーアップされているので
担当して頂いた施主としては嬉しく思いますね。
担当に「元」を付けないといけないのが寂しいですが。
Mさん。応援しています!