トイレの扉は引き戸?開き戸?【間取り】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
今日は間取りに関連してトイレの扉についてです。
皆さんお住まいのお家ではトイレ、引き戸ですか?開き戸ですか?
注文住宅で間取りを決める際に、トイレの位置から始まり、引き戸か、開き戸かを考えていない。という方は一度、しっかり検討して間取り決定をされることをおススメします。
どちらが正しいというものではないので、ご家族の生活スタイルや間取りの中で、より良いものを選択して欲しいと思います。
では、まず引き戸から。
引き戸のメリットは、まず出入りがしやすいことです。
引き戸の場合、手前に引く動作が必ず入ります。
そうすると、体を一度引き、ドアから体をかわして入っていく必要があります。普段、何気なくやっている動作ですが、実は少し面倒ではあります。
とくに足腰が弱る高齢者になってくると、入りづらくなることもあるようです。
車いすや松葉づえの場合なんかは顕著に出ますね。
なので、こうした動作の面では引き戸は非常に有効です。
次は、照明スイッチが使いやすい位置になりやすいことです。
これは間取りによりますが、開き戸の場合、ドアを手前に引いたときに、開いたドアの反対側の壁に照明スイッチが来ることが一般的です。
これが間取りによって壁がない場所、例えば通路などになっている場合、トイレ内部に照明スイッチを持ってくることになります。
押しづらい位置になったり、トイレの暗がりの中でスイッチを手探りで探さないといけなくなったり。
トイレから出る時も、まず照明を消してから扉を閉めるので廊下が暗かったり。
(人感センサー式の照明なら別です。)
次は、脱いだスリッパが扉に当たらないことです。
ドアの場合は手前に引くため脱いだスリッパに当たりやすいですよね。
今度は反対に引き戸のデメリットについてです。
一番のデメリットは音問題になるかと思います。
家の中の扉は24時間換気のために扉の下が少し空いているのですが、引き戸の場合、その隙間がより大きくなります。
また、戸の厚みのぶん壁が薄くなります。
(アウトセットの場合を除く)
そのため用を足している音がトイレの外に漏れやすいため、プライバシー的な要素でマイナスになりやすいことがあります。
この場合は、居室やLDKと、トイレの間に廊下や収納などを設けることで音問題を軽減することができます。これは開き戸でも同様です。
開き戸は引き戸の反対のメリット・デメリットになりますね。
開き戸のメリット
・引き戸に比べて比較的、音が漏れにくい。
・引き戸に比べて、間取り上の制限を受けにくい。
開き戸のデメリット
・照明スイッチの位置で制限がかかることがある。
・体が不自由な場合、出入りがしづらい。
・スリッパが当たりやすい。
はい。
と、いうことで今日はトイレの引き戸、開き戸のお話でした。
家族の生活スタイルや間取りによって上手く使い分けしたいですね!