気密をとりながら暮らしやすい窓
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
窓の気密性について記事にします。
泉北ホームの施主さんで、ありがたいことに当ブログをご覧になられている方がたくさんいらっしゃいます。
我が家で数多く採用しているウィンドキャッチという形の窓があり、気密性と彩風を良くするために採用されている方が多くなっているとお聞きしました。
我が家を建ててからすでに3年以上が経ち、いろいろ状況も変わってきているので新しく記事にしたいと思った次第です。
昔からよく使われている窓は引き違い窓と呼ばれる窓です。今でも最も多く採用されている窓形状になります。
我が家は掃き出し窓を除けば引き違い窓は一つもありません。それは設計打ち合わせ当時から家の気密性を高めようとしていたからです。
引き違い窓は2つの窓をすれ違いにさせるため、構造上どうしても窓の間に隙間ができてしまいます。
これは上げ下げ窓でも同様になります。
そのため、高気密に特化しようと思うと、引き違い窓や掃き出し窓、上げ下げ窓などの気密がとりにくい窓は避けるほうが良くなります。
ここが今までブログでも書いてきた内容になります。
さて、この3年、4年の間に建材の進化が進みました。
気密も担保しつつ、断熱性能や日射取得、使い勝手などを向上させられる窓が出てきたわけです。
例えば、APW430の引き違い窓です。
発売されて、まだ1、2年ほどしか経っていない窓種なのですが、引き違い窓なのにけっこう気密が取れます。
さすがにFIX窓をはじめ、すべり出し窓にはかなわないですが従来の引き違い窓に比べると、かなり隙間風が減ります。
引き違い窓にするとメリットがいくつかあります。
まず採光面が大きくなること。窓枠の面積が減りますからね。
次に、シャッターがつけられるため防犯性がアップします。
また、基本的には窓面積を一つの窓で大きく取りやすいことから、
日射取得に有利だったり、
窓の開け閉めがラクだったり、
カーテンが少なくなるので、カーテン代が節約できたり、開け閉めがラクだったりします。
次は掃き出し窓です。
これもAPW430でも良いですが、もっと気密を良くし、しかも軽く操作したいという方にはAPW431がオススメです。
通称、大型スライディング窓。
販売数が多いわけでないので、まだまだ金額的には高いですが、眺望性が良く、室外との出入りも可能で、開け閉めもラク。
それでいて気密性も高い。
リビングでの眺めや開放感を得つつ、庭への出入りに使うならピッタリの窓ですね。金額は高いのでここぞというLDKの一番眺めの良くなる窓に採用しても良いと思います。
我が家も採用を検討しましたが、1枚で20~30万かかることから断念しちゃいました。敷地が狭いのでリビングから外に出入りする必要もなかったので(#^^#)
さすがに価格が高い!と思う方は、大きいFIX窓にテラス窓(出入り出来る縦すべり出し窓)を合わせて使うと、眺望性と使い勝手の両立が431と同じように出来ます。
はい。
ということで、いくつかの種類の窓をご紹介しました。
引き違いや掃き出しは滑り出しの窓に比べて気密性は劣りますが、ここ数年でかなり改良されました。
そこを考えると、引き違い・掃き出し窓にするメリットもあるので、気密だけに囚われなくてよくなってきました。
とくにリビングのソファや、ダイニングテーブルの近くなど、長時間いる場所でなければ、少々の隙間風は気になりませんからね。それが430引き違いや、431大型スライディング窓ならなおさらです。
間取りや生活スタイルなどを考えながら、より良い窓を選択したいですね。