シューズクロークは臭いの?【高気密高断熱】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
今日は設計編です。
シューズクロークは靴がたくさんあって臭いがこもりそうだから、換気扇や窓がいるんじゃないの?という疑問を持たれる方がいらっしゃるので、その辺りについて。
我が家には靴が150足入るシューズクロークと、半畳の土間収納があります。
靴の数はそれほど多くないですが、シューズクロークから異臭がすることは全くありません。
もちろん窓を開けて換気することもないですし、換気扇があるわけでもありません。
ただし、これは高気密住宅で、24時間換気がきちんと計画通りに換気されていることが前提です。
いつもブログに書いている通りで、24時間換気が計画通りにされるにはC値が1.0以下にしておく必要があります。
実際、梅雨時期に実験的に24時間換気を止めたことがあるのですが、衣服を収納しているクローゼット扉を開けたときにムワッとした湿気を感じました。
今までの家のクローゼット内でダニ、カビが発生しやすい状態と同じですね。
これまでの家では防虫剤や防湿剤、あるいは除湿器を使って対策していたわけです。
しかし、高気密にして、計画換気がしっかりすれば、湿気も溜まらず、臭いがこもることもありません。
なので、シューズクロークや土間収納で臭いがすることは少なくとも我が家では感じることは一度もありません。
もしかしたら、臭い防止に一役買っているかもしれない仕様もあります。
それは我が家はシューズクローク内の棚に人工芝を設置していることです。
これは見た目の高級感を出すことと、靴の汚れが棚に付着することを目的としたものですが、よく考えると靴と棚が直接に触れずに通気層ができることで臭いを防いでいる可能性もありますね。
人工芝を設置していない土間収納からも臭いはしないので、やはり気密・換気の問題だとは思います。
なので、しっかりした気密性能、計画換気をとりさえすれば、シューズクロークや土間収納から靴の異臭がするなんてことはないので、余計な窓や換気扇は必要ありません。
間取りを検討する参考になれば幸いです。