泉北ホーム施主ブロガー・どたごんさん邸のUa値について
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
泉北ホームの施主ブロガーさんで、現在進行形で自邸を建てられている、どたごんさん。
ブログはこちら。
遠いところ拙宅にお越しいただくなど家づくりに熱心な施主ブロガーさんです。
さて、今回はそんな、どたごんさんとの共同記事になります。
どたごんさんはZEH申請をされているため自邸のUa値が計算されます。
どたごんさん邸の断熱仕様は、
屋根
フォームライトSL180mm
壁
フォームライト140mm
床下
フェノバボード90mm
窓
APW330(樹脂スペーサー)
玄関ドア
イノベストD50
という、泉北ホームの高断熱仕様「+サーモ」に加えて、玄関ドアが強化された断熱仕様になっています。
おおよそですが、泉北ホームの標準でUa値が0.6。
+サーモ仕様で、Ua値が0.5ぐらいです。
くろーばーの拙宅はご存じの通り、かなり断熱を強化していてUa値が0.39。
おそらく現時点で泉北ホーム史上最高の断熱性能かと思われます。
さて、ここで問題です。
どたごんさん邸のUa値はいくつでしょうか。
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正解は、
Ua値0.38でした。
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あれ? くろーばーさん。
泉北ホーム史上最高の断熱性能って言ってたんじゃなかったでしたっけ!?
トリプルガラス窓APW430は超高額な建材なのに、通常の+サーモ仕様の方が断熱性能が高いの!?
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はい。その疑問、大正解です。
当然、当ブログをよくお読みのどたごんさんも同様にお考えで、どたごんさんのブログ上で公開するのをすごくためらわれていました。
・・・と、いうことで前回までのUa値のややこしい話が、ココでいきてくるわけです(*^_^*)
・・前置きが長い(^_^;)
Q値の欠点は床面積によって断熱性能と数値がかい離してしまうことがありました。
実は、これと同じようにUa値は外皮面積によって断熱性能と数値がかい離してしまうことがあります。
Ua値の計算式は、以下の通りでしたね。
Ua値=建物から逃げる熱量÷外皮面積
外皮面積、つまり、壁や屋根(天井)、床下、窓といった面積が広ければ広いほど、Ua値は下がることになります。
実は、どたごんさん邸。
1階は天井高を260cmに変更(通常は240cm)、太陽光パネルの発電効率を上げるため屋根の勾配を急にするなど、かなり外皮面積が広くなっています。
対して、くろーばー家は北側規制の斜線回避のため、逆に2階が勾配天井になっていたり、ほぼ総2階の形状だったりと比較的、外皮面積は狭くなります。
よって、熱損失の総量は、
くろーばー家 109.8w/k
どたごんさん邸 130.7w/k
と、くろーばー家の方が熱損失は19%ほど少ないのですが、
外皮面積が、
くろーばー家285㎡
どたごんさん邸 348㎡
と、22%ほど狭くなります。
よって、Ua値計算は、
くろーばー家が10.9.8÷285=0.39
どたごんさん邸が130.7÷348=0.38
となったわけです。
家の形状によっては、Ua値と断熱性能(熱損失量)が異なってしまうことがあるという実例になりました。
Ua値は断熱材の「量」と比例すると表現するのが正しいかもしれませんね。外皮面積が増えるということは断熱している量も増えるということですから。
といっても、どたごんさん邸は泉北ホームの高断熱仕様「+サーモ」に、高断熱玄関ドア「イノベストD50」を採用している高気密・高断熱なお家です。
このイノベストD50は樹脂複合タイプと呼ばれる、くろーばー家よりも高いグレードです。外皮面積が平均的な広さだとしても、heat20のG2グレードに匹敵するほどの性能をお持ちです。
どたごんさん邸の断熱性能は現在の日本において、建築費用と光熱費のコスパが最も高い水準です。(建築会社によります)
ぜひ、これから家づくりをされる方はどたごんさんの家づくりを参考にして欲しいなと思います。
追記。
今回は、どたごんさんに依頼していただいて当記事を作成しました。
Ua値とQ値についてはいつか書きたいと思いながらノビノビになっていたので、どたごんさんに記事を書くきっかけを与えて頂いて感謝しています。