【断熱のお勉強】Ua値を求めるにはどうするの?
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
太陽光パネルは春・秋が調子良いです。
災害時用に蓄電池を購入したいなと思う今日このごろ。普及→廉価販売の流れが速く進んで欲しいものです。
また、蓄電池の販売価格については後日に記事にしたいと思います。
さて、前回の記事では、Ua値とQ値の違いについて取り上げました。
今日はUa値を求めるにはどうした良いかについて書いていきます。
まずは、前回のおさらい。
Ua値を求める計算式は、
Ua値=建物から逃げていく熱量 ÷ 外皮面積
でした。
外皮面積は、外気と接している面積・・つまり、壁とか天井(屋根)、床下の面積のことです。
次に、建物から逃げていく熱量についてです。
熱量というと、熱いものというイメージになるかもしれませんが、暖気も冷気もどちらも熱量です。
断熱性能が低ければ、エアコンで冷房・暖房した熱が室外に逃げていきます。
逆に断熱性能が高ければ、熱は室外に逃げていけずに室内に保温されます。
気密も大きく関係しますが、Ua値とは関係がないので今回は置いておきます。
建物から逃げていく熱量を建物の各部位ごとに計算していきます。
天井(屋根)
壁
床下
窓
といった感じです。
Q値の場合はココに換気も加わります。
Ua値は換気の熱損失は計算に加味しません。
あとはひたすら、天井や壁といった外気に接する部位の面積を求めて、それを断熱材の熱貫流率で割り算していけば、熱損失量が求められます。
実際には、
石膏ボードの熱貫流率を計算に入れたり、
壁の中の断熱材が入っている部分と、柱が入っている部分を分けたり、
直接外気に触れる場所は係数1、小屋裏などのように直接外気に触れない場所は係数0.7を掛け算したりと・・・非常に面倒な計算が入ってきます。
そこはプロの方にお願いするとして・・・。
プロでも丸1日ぐらいの作業になるそうです(^_^;)
そうすると、下の表のようにまとめることができます。
こういった計算によって、Ua値を求めることができるわけですね。
さて、Ua値を求める計算について、ざっくり書いてきました。
実はUa値についても、Q値と同じく欠点と言いますか、断熱性能を正確に数値で表せない面があります。
その辺りについて後日、記事にしたいと思います。
え~と、ところで皆さん。・・・ついてきて下さってますか?(笑)
こういう内容の記事をアップすると、アクセス数が下がるさがる(#^.^#)
ここまで施主が知っておくべきかどうかは微妙ですが、次回の記事でご紹介するための準備ということで、Ua値についてアレコレ書いてみました(*^_^*)