耐震について②
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
これから新しくお家を建てられるなら、耐震等級3を最低限とるべきだと以前に書きました。この辺りの根拠を書いていこうと思います。
まず、近畿~中部地方にかけては、南海トラフ大地震が予想されていることです。
南海トラフ大地震の予想震度分布図です。
愛知県~静岡の沿岸部では震度7。
大阪でも震度6弱。場所によって6強になります。
日本で震度7を記録したのは今まで5度しかありません。
1995年の阪神大震災
2004年の新潟中越地震
2011年の東日本大震災
そして、2016年。
震度7を2度も記録した熊本地震です。
熊本地震は、震度7の地震が2回、6強が2回、6弱が3回も発生し、震度5クラスは頻繁に余震として続きました。
一連の余震回数としては過去最多の地震でした。
その住宅被害は、
全壊が8673棟。
半壊が3万4726棟。
一部損壊が16万2479棟という恐ろしいものです。
震度5弱だった大阪北部地震では、
全壊が4棟。
半壊が20棟。
一部損壊が約2万1000棟ですから比較にならない被害でした。
この地震ではっきり分かっていることがあります。
まず、旧耐震基準と呼ばれる1981年以前の耐震性能のお家ではまったく歯が立たないこと。
また、新耐震基準とされる1981~2000年のお家でも多くの被害が出たこと。
そして住宅業界を震撼させたのは、2001年以降に制定された最新の耐震基準である耐震等級、その耐震等級2の戸建て住宅が倒壊したことです。
これについては専門家の現地調査も行われました。
続きます。