なぜ、住宅に断熱が必要なのか。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
今日は、なぜ断熱が必要なのかについて、まとめていきたいと思います。
最近よく耳にする家づくりのキーワード。
高気密、高断熱。
なぜ、高断熱な住宅にする必要があるのでしょうか。
断熱の性能を上げるということは、外の気温に左右されにくいお家になる、ということです。
つまり、冬暖かく、夏涼しい。
そんな、お家になるわけです。
当然、より快適に過ごせます。
エアコンや暖房器具の使用が減りますから、光熱費が下がり、
家計にも、環境にもメリットがあります。
他にも利点がありますが、最も大切なポイントは、
健康に過ごせるようになる、という点です。
ヒートショック。
最近、耳にすることが増えた言葉ではないでしょうか。
脱衣室で服を脱ぎ、寒い浴室に入って、さらに身体が冷える。
そして、冷えた身体を暖めようと、お風呂の熱いお湯を浴びる。
暖かい→寒い→熱い
と寒暖が激しく、身体に、特に心臓に大きな負担をかけることになります。
他にも、トイレや玄関土間も、お風呂ほどではないですが、寒暖が激しい場所です。
ヒートショックが原因で、亡くなられている方は、
1年間で、約2万人もいます。
これは、交通事故で亡くなられている方よりも、はるかに多い数なのです、
冷たい場所と熱い場所の差を小さくすることで、
心臓にかかる負担を減らすことが出来ます。
また同時に、低体温による様々な疾患を予防することが可能です。
室温が15度前後を下回ってくると、呼吸器系などに悪影響が出てきます。
冬に風邪をひきやすいのは、経験的に分かりますよね。
同じ原理なわけです。
高断熱にすることで身体に優しい室内環境になり、より健康的に生活できるわけですね。
高寿命化している現代で、とても大切な事だと思っています。
温熱環境の先駆者たちの中には、(断熱性能が低い)アルミサッシ窓を
販売しているメーカーは殺人罪に問うべきだ。
と豪語されている方もいらっしゃいます。
言葉は良くないにしても、窓メーカーは、
いい加減アルミサッシの販売を停止すべきでしょうね。
業界の利益構造の中から、抜け出せないようですが、
施主が賢くなり、良い建材を選ぶ方が増えれば、
性能の低い建材は使われなくなり、
国民(←ちょっと固い表現ですが)の健康も守られ、
高い医療費に苦しむ財政難も、少しは改善するように思います。
YKKの公式ホームページに、断熱と健康についてまとめたページが
分かりやすいので、ぜひ参考にしてください。