住宅ローンは一生支払う時代になるのか!?【新築一戸建てマイホーム】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
日経新聞社が10月5日付けで出した住宅ローンに関する記事が注目を浴びています。
つまり、住宅ローンの完済予定の平均年齢が73歳に到達したことです。
分譲住宅、新築マンション、注文住宅、中古住宅、中古マンションなどで変わりますが、平均すると37~39歳あたりで購入しています。
そこから35年の住宅ローンを組むため必然的に73歳が完済予定になるわけですね。
ここは危機感を持つべきところだと思います。
無事に職を務めあげたとして60歳。近年は65歳までの再雇用制度があるにしても、その辺り。
これから社会保障費がどんどん上がり、定年も65歳、あるいは下手をすると70歳ぐらいまで伸びるかもしれませんね。体にもかなり負担がかかると思いますが、それでもまだ73歳まで住宅ローンが残る。
これって簡単に言うと、人が一生、住宅ローンを支払う、ということですよね。
人の人生は何が起こるか分かりません。
会社の倒産もあるでしょうし、親の介護もあるでしょう。
病気や事故によるケガなどもあるでしょうし、災害に見舞われるかもしれません。
一生を添い遂げると誓った夫婦が別離の道を歩むかもしれません。
自分が元気でも大切な子どもが病気になる可能性だってあります。
もちろん悲観的に見ればどこまで予想すれば良いのだということもありますが、住宅ローンの支払い期間が長ければ長いだけリスクは高まります。
今から20年ほど前までは住宅ローンの支払い完済年齢は68歳でした。
ここ20年で5年も伸びています。
住宅ローンの借入額は、20年前と比べると、2000万から3000万と、1000万も平均借入額が増えています。
東京23区の新築マンション価格でいうと、15年前から1.5倍にも増加しています。
借り入れ額が増え、そのために支払額が増え、支払い期間が延びる。
ライフプランを考えるとリスクは増大するばかり。
それでいて平均寿命は延びていますが、人口ピラミッドを考えると老人ばかりになっていきます。
これまで年金で住宅ローンを支払う人もいましたが、今後、社会保障・年金制度は今までよりもはるかに悪化することは誰の目にも明らかです。
年金で住宅ローンを支払うことは困難になっていくことでしょう。
この辺りは本業FPの関根さんの動画を参考にされると分かりやすいです。
家を建てる時には、健康的で、快適で、小(省)エネで、経済的な家づくりを大事にして下さいと、ずっと書いてきましたが、本当に大事な要素です。
健康で長く働き、医療費がかからないようにする。
快適でストレスを少なくする。
小(省)エネで家計に負担をかけない。
経済的な家づくりで人生の収支を大切にする。
全てつながってくるところです。
家づくりはライフプランを考えたときに非常に大きなライフイベントです。
毎日の食費を削ることや、細々と電気を消して電気代を節約することは、実は非常に大きなストレスがかかり、節約という意味では実はあまり効果はありません。
一方で家づくりは建築費用や住宅ローンの組み方、メンテナンス費用、光熱費、将来の資産価値、といった面でライフプランに対するインパクトはこの上なく大きい位置を占めます。
しかも一度、家を建てると引き返すことは中々、難しくなります。
例えば、3000万で家を建てたとして、入居翌日に売りに出したとしても2500万とか、そのぐらいにしかなりません。
とくに注文住宅はその家族用にカスタマイズしているので、その傾向は強くなります。
長い人生を見越した上で、家づくりという一大イベントを行って欲しいと思います。