夏すずしく、冬あたたかい家を目指して③
最後に床の断熱。
泉北ホームのZEH仕様では、床の断熱材は標準で、
SEKISUIの「フェノバボード」
厚みは、90mmとなります。
現時点でくろーばーが知る、最高の断熱性能を持つ断熱材です。
熱伝導率は、なんと、0.019!!
以前の記事で、断熱材の種類で、断熱性能はさほど変わらないと書きました。
このボード系の断熱材だけは、非常に性能が高いです。
(欠点もいくつかあります。また、別の記事で紹介しますね。)
熱伝導率を比べると、フェノバボードが、0.019で、
高性能グラスウールが、約0.038です。
フェノバボードが、高性能グラスウールの2倍ほどの断熱性能があることが分かります。
このフェノバボード90mmの施工ですので、
高性能グラスウールの180mmの性能と同じぐらいとなります。
まあ、この泉北ホームのZEH標準の床断熱でも、十分と言えば十分な厚みなのですが、
もう少し厚みを増したいなと考えています。
特にフェノバボードは熱伝導率が良い(低い)ため、厚みが少し変わると、
断熱性能がかなり変わってきます。
くろーばー家では、先述の北側斜線の問題もあり、床の断熱を厚くすることが
可能かどうかを泉北ホームの設計担当の方にご相談したいなと考えています。
泉北ホームの設計担当の方、どうぞよろしくお願いします!(^o^)/
と、無茶振り(?)をば。
やっかいな施主かと思いますが、
どうかご協力のほど、宜しくお願いしますm(__)m
さて、2×4工法以外に、日本の住宅には「在来工法」があります。
在来工法で使う一般的な柱の厚みは、
3.5寸の柱で、105mm。
4寸の柱で120mm。
これが断熱材の最大の厚みになります。
5寸、6寸と太い柱にすれば、断熱材も厚く施工することができますが、
一般的な柱の太さではなくなるので、コストが割高になると思います。
もちろん、内・外ダブル断熱(付加断熱)も可能です。
付加断熱をしている在来工法のお家で良く見るのは、
120mm(140mm)の内断熱に、
50mmの外断熱を付加しているパターンです。
いろいろ書いてきましたが、
夏涼しく・冬あたたかい、お家づくりの大きな要素には
断熱性能が大きく影響していること。
その断熱性能には、断熱材の厚みが大きく関わっていることが分かってきますね。