間取りの検討②だーちさん邸【減築・建築予算の減額】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
ここ3日ほど暖かい大阪。
とうとう昨日の朝7時から無暖房になりました。
それでも室温は20℃を下回らないので快適そのもの。
また明日から気温は下がるようですが春の訪れは近いですね。
早くコロナ感染が治まりますように。
さて、先日ご紹介した泉北ホーム施主のだーちさん邸の間取り図です。
1階
2階
今回は家をコンパクトにして建築予算を下げたいとのご相談でした。
前回ご紹介した2時間ほどでパパッとかいた間取り図がコチラ。
1階
2階
雑な下絵で申し訳ない(^_^;)
延床面積38.5坪を32.5坪まで減築した間取りの案となりました。
建築費用でいうと、ざっくり360万ほど下げられる計算になります。
だーちさんとしては100万ほどの予算減をご希望でしたので、もう少し広くとっても良いでしょうし、余った分を家の性能や設備にまわしても良いでしょうね。
もちろん住宅ローンの借入金額を下げるでも良いですね。
さて、この間取り図を後から見て、少しやり直したいことが出たので、この図をもとに第2案を考えてみました。
今回の案はちょっととがっています。
何がとがっているかというと、1階の天井高を220cmにするというものです。
一般的な住宅の天井高は240cmです。
これを20cm下げるわけです。
リビングなどでは開放感が求められますが、居室はもう少し低くても逆に落ち着く効果があります。
220cmの天井高で考えた理由がいくつかあります。
〇建築費用の軽減
〇冷暖房効率アップ
〇耐震性能アップ
〇斜線規制の回避
〇2階の浴室下の天井下がりの回避
〇階段の蹴上げが短くなり昇降しやすい
という効果です。
前置きはこれぐらいにして、さっそく間取り図でご紹介します。
原案から
減築して
今回の第2案。
大幅に変更しています。
緑はクローゼット、クローク、土間収納を示しています。
青は居室。
右下にある青は階段です。
左下は玄関・ホールです。
水色は洗面台。
赤色は減築できたスペースになります。
子ども部屋は各5畳+クローゼット1畳。
主寝室は8畳+クローゼット2畳。
ピンクはトイレ。
玄関ホールから廊下にかけては少し広めにとっているので、家具・家電などの搬出入のときにも役立ち、心理的な圧迫感も減らせるでしょう。
黄色は窓になります。
今回は、隣接する土地の状況をお聞きしていませんが、もし建物がない、あるいは低いのであれば南面からの採光や日射熱取得が期待できます。
階段横の窓から明かりを1階廊下に落として、少しでも明るくしています。
他のムダな窓は極力減らしています。
と、ここで居室につけるエアコンのことを忘れていました。
エアコン設置のために、子ども部屋のクローゼットの位置を下にずらします。
これで廊下の音対策にもなりますね。
主寝室は右下のコーナーから廊下に向けてエアコン設置にすれば、廊下に気流もいきやすいので全館風の冷暖房に近づきます。
家の中は寒暖差が少ない方が快適ですからね。
ちなみに、2階リビングの住宅になりますが、トイレやお風呂の排水管は外壁の外にまわせるようにしているので、1階に排水のためのパイプスペースは必要なくなるはずです。
次に、2階です。
原案がコチラ。
前回の第1案がコチラ。
下が第2案になります。
赤は減築したスペース。
緑は、
右上が脱衣・洗濯・物干しスペース。
右下がクローゼット(収納スペース)
真ん中がパントリー・カップボード。
左下がカウンター。
青は浴室。
紺色は階段スペース。
ピンクがトイレ。
茶色がキッチン・ダイニングテーブルです。
買い物動線を考えて、階段上がってすぐに冷蔵庫やパントリーがくるようにしました。
洗濯機・物干しスペース・畳コーナーで洗濯物をたたむ、という洗濯動線はかなり短くとっています。
廊下がないので、トイレは脱衣・物干しスペース内にすることで、目線や音への配慮をしました。
畳コーナーは3畳のみですが、ソファで座ってテレビを見るのではなく、ごろんと横になる生活スタイルであるなら、上記のようにリビングすべて畳にしても良いと思います。
むしろこちらの方が多人数のお客さんが来られた時には、対応しやすいように思います。
黄色は窓になります。
日射取得と明るさが狙えますね。
物干しスペースでも洗濯物がよく乾きそうです。
キッチン前はハイサイドライトで良いでしょう。
書き忘れましたが、階段の右側に窓を入れることで、1階に光を落としてあげると良いと思います。
1階が居室に囲まれて暗いので、2階の光を落として明るくしてあげたいですね。
以上、だーちさん邸の第2案でした。
大した提案ではないですが、間取りを考える上で何かの参考になれば幸いです。













