泉北ホームの「+サーモ仕様」
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
ハウスメーカーの一番好きなCMは積水ハウスの、くろーばーです。
家に~ 帰れば~ せきすーい ハウス~♪
あの曲、好きすぎます(*^_^*)
とくに、このシリーズのCMが好きだったな。
曲・歌詞も好きだし、このCMシリーズはストーリーも大好きでした。
そっと心に触れるような曲や歌詞が、日本人的な感性を刺激するのでしょうか。
浪速商人の感じが丸出しの泉北ホームとはエラい違いです(笑)
泉北ホームらしいと言えば、らしいですが(*^_^*)
さて、泉北ホームのホームページを見ていると新着記事が出ていました。
泉北ホームの高気密・高断熱の仕様である「+℃ermo」(プラス・サーモ)ですね。
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+℃ermoとは?
+℃ermo(プラスサーモ)とは「フル装備の家」PREMIUM PACKAGEに断熱・気密性能をさらにプラスできるハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーの大賞受賞モデルのパック。
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このように表記されていたので、我が家のようにメジャーパッケージでは、+サーモ仕様に出来ないのかな?どうなんでしょう。
また、営業Mさんにお会いする機会があったら聞いてみたいですね。
宣伝を見ていて、気になったことが一つと、すごいなと思ったことが一つ。
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コンセプトは住む人の「命と健康」を守ること。
「HEAT20 G2」を超えた断熱性能(UA値0.38)とC値0.47の気密性能が標準仕様。
ZEHなど省エネ住宅をお考えの方におすすめのパックです。
※UA値は自立循環型ガイドライン設計モデルで算出しています
※C値は2018年度の当社平均実測値となります。
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Ua値が0.38!?
うーん。
どこの住宅会社でもそうなのですが、ちょっと誇張しすぎですよね。
ちなみに、
断熱材をモリモリに増やして、
窓にオール樹脂トリプルガラスのAPW430にした
我が家でUa値が0.39です(*^_^*)
我が家を+サーモの標準仕様で超える仕様って、どんなんだ?
うーん。
きっと窓が1つもなくて、すべて壁で出来ている家に違いない(^_^;)
ま、泉北ホームだけ批判するのもフェアじゃないので付け加えると。
一条工務店のi-smart2では、モデルUa値が0.25となっていました。
→実際に建てると、だいたいUa0.30ぐらいです。モデル値だとこれまた窓が1つもないんじゃないかと思う仕様になります。
そういう意味では大手ハウスメーカーのダイワハウスなんか、すごく正直ですね。
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xevoΣは保温性が高く、平成28年省エネルギー基準もクリア。
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国の平成28年省エネ基準をクリアしています!
すばらしく・・・正直です。
ま。
こんな低レベルな断熱基準をクリアしても、諸外国では犬小屋にもなりませんが・・・。
(ダイワハウス施主の皆様、失礼な発言をお許し下さい。)
少し前の泉北ホームのホームページでは、Ua値0.42と表記がありました。
そこからの、Ua値0.38。
何かの性能値が上がったということなんでしょうけど、さすがに誇張しすぎかと。
聞いている限りで、+サーモ仕様の断熱仕様は、
窓・・・APW330のペアガラス・樹脂スペーサー・アルゴンガス仕様
屋根断熱・・・アクアフォーム230mm
壁断熱・・・アクアフォーム140mm
床下断熱・・・フェノバボード90mm
のはずです。
一般的な家の形、窓の数・大きさであれば、Ua値は0.45~0.50ぐらいになるはずです。
おおまかにいえば、ZEH+基準は達成できると思われるが、heat20のG2グレード達成は難しいかなというレベル。
まあ、あくまでモデル値でしょうし、他社も同じようなモデル値なので、そんなに悪いとは思いませんが、どの住宅会社もより現実に即した数値でPRして欲しいですね。
自動車の業界でも、燃費のモデル値と現実では全くちがいますしね。
なかなか難しいことなのでしょうか。
業界で統一して欲しいなと思う所ですが。
「坪単価」なんかもそうですけどね。
「自立循環型モデル」に即していると注釈があるのですが、これってどんなモデルなんでしょうね。
さて、さんざんけなした後で、1つフォローを。
それは、この部分。
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C値0.47の気密性能が標準仕様。
※C値は2018年度の当社平均実測値となります。
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泉北ホームさん。マジですか。
2年前の実測平均値が、C値0.47ってスゴイじゃないですか。
一条工務店の平均C値0.59をはるかに超えて、0.5を下回っていますね!
泉北ホームの施主さんの中で、+サーモを選ばれる方は住宅性能に関心の高い方だと思います。
全体としてはまだまだでしょうが、それでも+サーモ仕様にさえすれば、C値0.5前後をとれるということなのですから、泉北ホームも成長しましたよね。
えらいえらい!
(どんだけ上から目線・・・(^_^;)
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ZEH・健康といった面だけでなく、室内温度・夏・結露・湿度といった角度で断熱性能と気密性能の影響を紹介しています。
難しい構造・性能のことを、分かりやすく読んでいただけるように、イラストをたくさん追加!
ちなみに、断熱のスペシャリストである岩前教授も、イラスト化されて登場していますので、探してみてくださいね。
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こういう意識がとても大事ですね。
+サーモのカタログ、見てみたいな。
営業Mさん、ぜひ今度、見せてください(^o^)/
追記
泉北ホームのホームページの「ぼくらの家ラボ」のコーナーで、Ua値についての紹介がありました。
なるほど。
さきほど注釈のあった「自立循環型ガイドライン設計モデル」という基準にそって計算されているのですね。
誇張ではなく、こうした基準にのっとったUa値なのだそうです。
なるほど。なるほど。
泉北ホームは誠実にUa値表記しているわけですね。
ということは、一条工務店のi-smart2のモデルUa値が0.25というのも、この基準での表記ということになるのかな。
現実とはかなりかけ離れているので、この基準もなんとかならないものですかね。
泉北ホームや一条工務店に対してではなく、住宅業界に対しての意見になりますが。
もっとオープンな業界になって欲しいなと思います。
住宅業界も、不動産業界も闇が深い・・・とは、この業界に勤める方からよく聞く話です(*^_^*)
泉北ホームのホームページで、「ぼくらの家ラボ」というコーナーは、とてもためになる事がよく紹介されています。
ここの記事は泉北ホームの設計部の方が書かれているのでしょうか。
すごく良い記事が多いですね。
大事なことがイラスト付きで分かりやすく紹介されているので、泉北ホームを検討されていなくても、住宅検討の初心者の方にはおススメです。