堀先生による評価シート ラスト
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
住宅サイト「住まいの水先案内人」の建築士、
堀先生による住宅評価シートの続きです。
今回は、基礎から。
配筋の評価
■底盤配筋:D10 の鉄筋が、上下に格子状に200mm 間隔で入る極めて強固な配筋です。
■立上配筋:D13 の鉄筋が上下に入り、かつ地中梁も設けている極めて強固な配筋です。
鉄筋が上下に入るというのは、通称「ダブル配筋」と呼ばれています。
通常は、3階建て以上の建物に使われる配筋ですが、
泉北ホームでは2階建てでも標準で採用されています。
また地中梁を使用していることも評価が高いようです。
泉北ホームで建てられた施主さんのブログ画像を見ると、
昔は地中梁を使っていなかったように見受けられます。
評価は◎で、「極めて強固な」配筋となります。
アンカーボルト、ホールダウン金物、耐力壁直下の基礎は、
及第点で、〇の評価でした。
コンクリートの評価
コンクリート呼び強度が、27N。
養生期間がコンクリート打設後、中5日の型枠残置。
で、◎の高評価でした。
コンクリート強度の27Nは、なかなか高いまずまずの強度だと思います。
コンクリートの厚みと強度は、耐久年数に直結します。
上々の評価ですね\(^o^)/
コンクリートの強度は27N以上にして欲しいと、設計Uさんにお伝えしていました。
その結果の27Nなのか、もともと泉北ホームの標準が27Nなのかは分かりませんが、他社と比較すると高い強度なのではないでしょうか。
泉北ホームの「呼び強度」標準が27Nとのことでした。
基礎コンクリート強度について調べてみたので、
これについてはまた、後日に記事にしたいと思います。
玄関土間・ポーチ部分のコンクリートは、これより強度が低いことが一般的です。
玄関土間・ポーチ部分には、あまり荷重がかからないためです。
どれぐらいの強度なのでしょうか。
設計Uさん!教えてくださーい(^o^)/
(困ったときのUさん頼み♪)
いや、施工が始まったのだから、現場監督のDさんに聞けば良いのか(*^^*)
次に、耐震性をより詳しく見た評価について。
耐震等級は最高の3です。
耐震等級ギリギリ3のレベルから、2割程度の余裕がある耐震性との評価でした。
耐力壁のバランスについて。
偏芯率0.15 以下で、問題ないとの評価でした。
ともに、◎の高評価でした。
耐久性をより詳しく見た評価について。
基礎の高さ
床下防湿
床下換気
床下の防腐・防蟻、
軸組の防腐
すべて最高等級の3適合しており、耐久性も最高評価でした。
断熱性能について。
とりあえず最高評価です。
次世代省エネルギー基準までしか評価がないので・・。
ドイツに行けばZEHの断熱レベルでも、
鼻で笑われる断熱水準なのですが(^_^;)
耐力壁について。
壁(柱)の強度=倍率が、設計図に記されていました。
1階和室の南北方向に置かれる壁倍率が高く、5倍。
外壁のほとんどが、4.5倍。
キッチン前の耐力壁などが、3倍。
といった耐力壁の強度でした。
上記の図を見ても分かる通り、3~5倍が
比較的に強い強度であることが分かります。
この辺りが、軸組(在来工法)と枠組み(2✖4工法)の違いなんですね。
それぞれメリット、デメリットありますが。
ということで以上、くろーばー家の住宅評価でした。