我が家で3種換気を取り入れたワケ。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
さて、昨日はくろーばー家で、3種換気システムを取り入れると書きました。
高気密・高断熱ならば、1種換気で熱交換型にしないのかと
思われるかといらっしゃるかもしれません。
今日はその理由について書こうと思います。
主な理由は、トータルにかかるコストです。
まず設置費用が3種換気の方が安くなること。
また、かなり長期的に見てダクト式の1種換気は、
必ずメンテナンスをすることになります。
その費用の見通しが立たないこともあります。
天井や壁を引っぺがして、ダクト清掃・交換?
ん~。どう考えても、高くつきそうです。
ダクトレスの1種換気(熱交換型)は、ダクトはありません。
しかし、台数を増やさないと計画換気が見込めないこと。
台数を増やすと故障・修理のリスクが増えること。
特に70秒で吸気・排気が入れ替わるというシステムなので、
故障が増えそうな気がするんですよね。感覚的な意見ですが。
別の理由に、ZEHとの関係もあります。
ZEH申請は基本的に、外皮性能や一次消費エネルギーというもので判定されて、申請の可否が決まります。
熱交換のある換気は、エネルギーの効率では良くなるのですが、このエネルギー回収分は、ZEHでは加味してくれないのです。
また別の理由で、くろーばーの住んでいる地域性もあります。
くろーばーの住む大阪は、Ⅵ地域で日本の中では
比較的に温暖な地域になります。
そのため、北海道や東北地域といった寒冷な地域に比べると、
熱交換で回収されるエネルギーは、少なくなります。
温熱環境の大家、新潟の設計士・西方先生も、
著書の中で札幌以西(以南)の地域では、3種換気を勧めています。
この辺りは、断熱気密のプロたちでも、立場が異なるようです。
ただⅥ地域では、3種換気でも大きく問題はなさそうです。
(ただし、Q値が1.0以下になるような、超高断熱な住宅なら、
1種換気(熱交換型)を考えるべきだと思います。)
また、実際にこのLa-60をお使いの方がいらっしゃって、
その使用感をブログであげられていたのも、決め手の一つです。
さらに最後の決め手は、自分が尊敬する石川県の設計士・神崎先生に
推奨して頂いたことです。
(通常なら、神崎先生は1種換気の全熱交換を強く推奨されています。)
こうしたこともあり、くろーばー家では、日本スティーベル社の3種換気システム、
La-60を採用する運びとなりました。
次の設計打ち合わせで、La-60の見積もりが出たら、
差額などもご紹介したいと思います。