質問にお応えしてみる⑪「希望仕様一覧表」
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
我が家がマイホーム建築にあたり作成した「希望仕様一覧表」。
初回打ち合わせ時に150項目以上、最終的には250項目まで膨れ上がっていました。
自分たち家族が家づくりに求めているものや仕様について具体的に書き出したものです。
結果としてコレのおかげで住宅会社の担当者さんとスムーズに打ち合わせができたように思います。
2度ほどご紹介しましたが、他の希望した項目も知りたいというコメントを頂きましたので記事にします。あまりに個別的な仕様を書いても参考にならないので今回が最後になるかと思います。
では、書き出してみます。
①外壁 光セラとKMEWシールの耐久年数の確認
↓
色15年保証
これはKMEW社の保証があるようですね。
ただ、どのぐらいで保証を受けられるかは微妙なようなので、その辺りはよく保証内容を確認してみて下さい。
いちおう3年たった我が家ですが、外壁材の光セラ、シーリング材のスーパーKMEWシール。ともに目立った汚れや劣化は見られません。
外壁もシーリング材もカラーは白で汚れは目立ちやすい色ですが、今のところ全く問題ありません。
②玄関屋根をどの形状にするか。
↓
下屋と陸屋根を見積もり
↓
下屋11万。
陸屋根15万。
↓
下屋で。
下屋根か陸屋根かでパース図を作ってくれました。
見た目的にも、費用的にも、雨仕舞い的にも、下屋根の方が良かったので下屋根にしました。
③日射の取得、遮蔽(日射角度、軒・庇の長さ)
↓
庇を見積もり中。
↓
耐久性、長さ、角度の確認。
↓
コンバイザーの採用
↓
軒を延長できたので、2階は不採用
日射遮蔽の検討ですね。
高校の数学で勉強したサイン、コサイン、タンジェントがこんなところで約に立つとは思いませんでした(^_^;)
我が家には大きな窓が南面に4つあります。
2階の南側の大窓は屋根の軒の出でだいたいカバーできることが計算ででました。
そのため1階の大窓だけコンバイザーを付けることにしました。
コンバイザーは1枚3万円だったので、合計12万円のところを軒を出すことで3万円まで費用削減することができました。
敷地が広ければ、もっと軒の出を出したいところです。
泉北ホームの場合、標準的な施工方法なら最大で89cmまで軒の出を出すことができます。
④通風、採光
↓
1F西側、キッチンに窓を付けると、通風に効果的?
↓
なし
これは無しにして大正解でした。
西や東の日射を遮蔽するのは難しいですからね(*^^*)
採光は各家庭で検討してもらったらよいですが、共働きの家族にとって日中は基本キッチンに立つこともありません。
キッチンに立つのは早朝か、夜。
結局、照明を使うので窓からの採光が必要ありません。
それよりも断熱性や日射遮蔽の方が、価値があると我が家では判断し、それは現在、住んでいて正解だったと感じています。
また、通風についてもです。
これからの基本的に通風は考えなくて良いと思います。
よほど季節の良いときにしか窓は開けませんし、東や西の窓はさきほど書いたように日射遮蔽が難しい。
今の家に3年住みましたが、ホントに東西の窓って要らないなと感じています。
(我が家の場合、接道が東側のため、大きな物品や緊急搬出路のために東側の掃き出し窓は必要になります。)
⑤上下通風換気
↓
なし
勝手口のことですね。
基本的に勝手口は気密も断熱も、非常に性能が低いためにできる限り避けることをおススメします。
間取り上、どうしてもという時は、リビングやダイニングの掃き出し窓から出れるようにするとか、ゴミ袋をゴミ出しの曜日まで置いておく収納スペースなどを用意すると便利です。
いちいち外に出る必要がありませんし、建築費用も抑えられますし、気密・断熱も確保できます。どうしても設置する合理的な要素がない限り、勝手口は設けない方が良いかと思います。
⑥防犯面格子
↓
なし
とくに1階の防犯面の強化についての検討ですね。
我が家の場合、横幅が最も小さい縦滑り窓にすることで人が潜り抜けられないようにしています。
大きな窓については、シャッターや防犯ガラスを設けて防犯性を高めています。
他にも防犯的な工夫がありますがブログ等では公開していません。
我が家が窓格子を採用しなかったのは費用的なものもありますが、防犯性の弱さもあります。窓の格子ってドライバーなどで簡単に外せてしまうんですよね。
窓の防犯性は、形、高さ、サイズ、防犯ガラス、戸先錠、シャッター、外構的要素(視認性、防犯砂利、センサーライト)などなど、いろいろな要素で高められるので、いろいろ工夫してみて下さい。
⑦スタイルシェード
↓
価格、経年劣化の確認
↓
なし
値段が高かったです。
こちらでだいたいの値段を調べたのですが、正直コスパが悪すぎて採用できませんでした。
お洒落ですし、東西の窓でも日射遮蔽しやすいのですが値段が・・・。
そして値段が高いわりに室外で置くので劣化が早く、軒のように何十年ももつわけではない。
しかも、風の強い日はいちいち片付けないといけない。
メンテンナンスに手間を取られたくない我が家にとっては採用できない一品でした。
お洒落だし良いんですけどね。
コスパを考えるなら、外壁などにフックだけ用意しておいて、そこにすだれを掛けるというのが一番、採算性が良いように思います。お洒落度の問題もありますがね・・・(^_^;)
シャッターボックスがある窓なら磁石でくっつくフックでシェードを取り付けても良いですね。
⑧屋根材の検討
↓
標準では、
KMEWのコロニアルグラッサか、
津熊剛建のガルバリウム極MAXか。
オプションで、
ルーガか、
瓦屋根か。
↓
KMEWのグランデグラッサに。
どれも良いと思います。
耐久性から言えば、ガルバリウム鋼板の屋根か、ルーガが良いかと思います。
ガルバ屋根はすごく悩んだんですよね。
当時、津熊剛建さんという会社がどのような会社かよく知らず、調べている時間が足りずでした。
今ならガルバ屋根にしたと思います。
標準で施工できましたしね。
瓦屋根は我が家の場合、非常に厳しい北側斜線規制のため1cmの高さも余裕がないので却下でした。
また、太陽光パネルも載せるので耐震性を考えたときにも瓦は避けたい。
で、浮上した案がルーガでした。
オプション代も意外に高くなく、ちょうど10万の差額。
いろいろ考えましたが、最終的にはKMEW社のキャンペーンもあり、遮熱グラッサか、グランデグラッサが選べるということもあり、スレート屋根になりました。
KMEWの屋根材のランクが、
コロニアル・クアッド
コロニアル・グラッサ
遮熱グラッサ
グランデ・グラッサ
プレミアム・グラッサ
という順番に上がっていきます。
耐久性を考えると、グラッサは必須です。
泉北ホームの場合、外壁材もKMEWにすれば屋根材がKMEWのキャンペーンで遮熱グラッサにできるはずです。
我が家が遮熱グラッサの1つ上位バージョンであるグランデグラッサになっているのは、なぜか分かりません。遮熱グラッサよりも発色性が良いということなのですが、ご存じの通り、その辺りにまったく興味がない夫婦でして(#^^#)
太陽光パネルで隠れてしまいますしね(*^^*)
希望する色が遮熱グラッサになかったのかな?
この辺りは今おもうと適当でしたね(^_^;)
⑨自然石粒仕上げ
↓
屋根勾配の変更により、遮熱グラッサを使用。 45万
先ほどの検討事項と絡みますが、当初、私が検討していた屋根材はガルバリウム屋根か、ジンカリウム屋根でした。
ステンレス製が最も耐久性が高そうですが、値段も恐ろしいことになります(*^^*)
ちなみに大手ハウスメーカーのセキスイハイムさんはステンレス屋根が標準です。
ここはすごく評価できるところですね。
んで、ガルバリウムとかジンカリウムなどの金属屋根のデメリットは、防音が弱いことです。よく聞くのが雨音が気になるというものですね。
そこで、対策案としてあったのが自然石粒でした。
屋根材の表面に石粒を付着させたもので、雨音などを軽減させる効果があります。
しかし、見積もると45万!
高すぎるので、即断念。
先ほどの屋根材の検討になったわけです。
で、実際のところですが、金属屋根でも屋根断熱や天井断熱の厚みがしっかりあれば、雨音は全然気になるものではありません。
なので、自然石粒仕上げにする必要性はないかと思います。
⑩エアコン室外機の配置
↓
主寝室用をバルコニーへ。
エアコンの室外機はエアコン本体と近づけることでエネルギー効率を高めることができます。
ただし、室外機をバルコニーに置く場合には注意が必要です。
バルコニーのトップコートの再塗装時に室外機が邪魔になることです。
通常のFRP防水の方は注意してください。
⑪エアコンの配管の位置、色
↓
将来、2階の子ども部屋にエアコンを設置するなら1階リビングのエアコン室外機と場所が被る。
↓
位置の調整。
↓
色は標準で白。
↓
外壁色と合う。
↓
OK
⑫雨どいの位置、色
↓
確認。
↓
白
↓
外壁色と合う
↓
OK
今、考えると雨どいにも耐久性があるので、その辺りも確認しておいても良かったかもしれません。
標準外になると高くなりそうではありますが、メンテナンス費用と秤にかけることは大事だと思いますので(*^^*)
⑬破風板を薄くしたい。
↓
垂木と同じ幅になる
↓
OK
ここが高断熱とデザインの両立の難しさですね。
一般的に、破風板が薄い方がデザイン性は上がります。
しかし、高断熱、そして夏場の快適性にとって屋根断熱の厚みはとても大事な要素です。
我が家は屋根断熱に300mm以上の厚みで施工して頂いていますが、どうしても破風板が厚くなるので、この辺りの両立は難しいところですね。
屋根断熱ではなく天井断熱にすれば解決するかもしれないところですね。
ロフトや屋根裏収納は使えなくデメリットはありますが。
ただ、最近感じるのが、だんだん夏の暑さが異様なほどに上がってきています。
今後もどんどん暑くなっていくことが想像に難くありません。
そうすると天井断熱にしたときに、屋根裏空間に通した配線などは、その暑さなどに耐えられるのか、などの心配もあります。
屋根裏を通している配線がどのぐらいの厚さに耐えられるものかが分かりませんが、きちんと対策はしておきたいですね。
⑭照明計画
玄関前・玄関内・階段・2階廊下(人感センサー)
↓
OK
ダウンライトLED ユニット型?一体型?価格差とメンテナンスの関係
↓
使用頻度の高い照明をユニット型。それ以外を一体型にする。
LEDは耐久性があり、4万時間もの耐用性があります。
毎日のようにつけても10年は持つ計算ですね。
LED照明は故障しない限り、4万時間ほどもつ(=照度70%以上を維持する)ので、10年以上持つという考え方です。
その10年以上の間に、次世代の照明が開発されるだろうから、交換する必要はないという発想があるようで、ランプ部分と機器が一体になっているのが一般的です。
LEDが弱ったら機器ごと交換する必要があるということです。
リビングなどのように特に使用時間が長い場合、10年も持たない可能性もあります。
そこで、我が家では使用頻度が高い位置の照明はユニット型にしてもらい、LED電球を交換できるタイプを一部に取り入れました。
⑮エアコン 先行スリーブ工事×2、グラスウール施工。
↓
工事する。
↓
グラスウールを詰める。
超こだわりの部分ですね(*^^*)
電気屋さんのエアコン設置業者さんは住宅の気密や防水について知識がない場合があります。
せっかくの気密施工や防水施工をしてもらっていても、おかしなスリーブ(配管)工事をされてしまうと、すべてが台無しです。
我が家では泉北ホームにエアコンのスリーブ工事を新築工事の最中にして頂きました。
また、2階についてはエアコン1台で容量的にはカバーできるだろうと予測していたことや、子どもが自分の部屋を使うのはまだ何年もあとのことになります。
加えて、将来的に子どもが独立して子ども部屋を使わなくなるのも年数的には長くなるはずです。
つまり、エアコンを使わない期間が長いということです。
エアコンを使わないのに配管を通す穴が開いている。
つまり、断熱欠損であり、気密のとれない大きな穴というわけですね。
それは良くないので、エアコンスリーブ穴には断熱材のグラスウールを詰めて頂きました。
なかなか、ここまでされる方はいらっしゃらないと思いますが効果は高いと思います。
C値に現れない隙間ですが、穴の大きさは大きいですからね。
また、断熱的にも完全に断熱欠損ですから。
かなり満足している施工です。
依頼を聞き届けて下さった泉北ホームの設計担当Uさんや、現場監督Dさんに感謝しています。
さて、希望一覧についてはこのぐらいで良いでしょうかね。
さすがに250項目を書き上げていくのも大変なので、一覧については今回で終わりにしたいと思います(*^^*)