【間取り】廊下スペースはつくるな!?【新築マイホーム】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
家づくりで間取りを考える際に、よく聞くのが
「廊下スペースはない方が良い」
というものです。
居室スペースにもならず、収納のスペースでもない。
家具や家電をおけるわけでもない。
ただの通路。
さて、果たして廊下は無駄なスペースなのでしょうか。
ということで少し考えてみました。
確かに廊下は通路としての役割なので、家をコンパクトに建てるという観点からは少ない方が良いですよね。
家は小さい方が建築費用や光熱費などで有利に働きますから。
ただし、たんに廊下を減らすだけでなく、有効に使うこともできるので、その辺りについて書いてみます。
1つ目は、回遊動線です。
下の間取り図は、我が家の契約時の図面です。
玄関からLDKや洗面室へは一方通行になります。
これがもう一つ廊下があって、直接に洗面室にいけるようになると、家の中をぐるぐると回れる動線が生まれます。
これを回遊動線というのですが、掃除や移動するに当たって、回遊動線になっている間取りは利便性が高いです。
デメリットは扉が増えるので、壁が減ります。
耐力壁・柱が減ったり、収納スペースが減ったりすることになりますね。
この辺りはメリット・デメリットに応じて工夫されると良いと思います。
廊下の2つ目の使い方。
逆に廊下を広くして、ホールにしてしまう方法です。
よくあるのが、階段を上がって2階の廊下です。
この廊下は一般的に間隔が90cm。
柱の厚みなどがあつので、実質70cm強が廊下の幅になります。
ここを2倍や3倍に広げて、2階ホールにしてしまう。
このスペースは非常に使い勝手が良いことが多いです。
例えば、
・室内干しスペース
・カウンターを設けて子どもの学習スペース
・ピアノスペース
・電話やインターフォンの子機、テレビを置いて、サブリビングに。
・室外干しの際に、居室を通らずにバルコニーに出る通路。
・洗濯物を畳むスペース
・小屋裏に上がるための簡易昇降機を付けるスペース。
・本をたくさん置いて趣味スペース
などなど。
ちょっと考えるだけで、いろいろな使い方が出来るスペースになります。
とくに1階に洗濯物を干すスペースが無い場合、この使い方は非常に向いています。
2階に上がってすぐの空間が広く広がっていると、開放感もありますしね。
ということで、廊下スペースの工夫でした。
間取りは工夫しだいで可能性が広がりますね。ただ狭いだけ、広いだけでは暮らしにくいので、工夫をこらして使いやすい間取りにしたいですね。