家の性能を感じるのは、最も寒い今。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。
冬将軍がやってきましたね。
昨日は、比較的に温暖な大阪でも氷点下。
私が住む堺市の最低気温はマイナス2℃を記録しました。
寒冷な地域にお住まいの方からすると、いやいや暖かい方だよと言われてしまいそうですが、大阪ではあまりない寒さです。
(と、言いながら3年連続で-2℃を記録していますが・・・)
そんな寒さの中、窓も結露せず、フローリングで寝転がって子どもたちとトランプできるのは高性能な家のおかげです。
お風呂に入っているとき急に子どもが、
「おしっこしたい。」
と、裸のままトイレに連れていったりしても、風邪ひくこともなく。
お風呂あがりに冷たいアイスティーをおいしく飲むこともでき。
(午後ティーのストレート味、おいしいです(*^_^*)
妻は風呂あがりに2時間ドラマにかぶりつくこともできます。
積水ハウスの実家では、お風呂に入ったら極厚のパジャマを着て、一目散に布団に入らないと凍えていましたから。
それでも足が冷えて仕方ないので、湯たんぽがないと眠れない、というのが妻の日常でした。
積水ハウスに限らず、一条工務店を除いた大手ハウスメーカー(8社)の家は寒すぎます。
※積水ハウス施主ブロガーのぽこにゃんさん邸のようにオール樹脂トリプルガラス窓を入れているような特殊な豪邸は除きますが(^^)
最近では、多大な建築費用と光熱費と、メンテナンスコストをかけて、全館空調や床暖房をつけてごまかすようになってきました。
快適性は向上しましたが、そんなもろもろの費用をかけて、人生100年のライフプランが成り立てば良いのですが。
(上流家庭の方には経済的に問題ありませんけどね(^^)
少なくとも平凡サラリーマンの私には非常に難しいことです。
老後2000万を貯めないといけないですからね(*^_^*)
あ、ちなみに厚労省が2000万と発表したのは、とっても控えめな額です。
本当は3000万ぐらいで発表したかったらしいのですが、ストップがかかったとのことですね(^o^)
今後、少子高齢化がさらに進むことは確定しています。
年金制度はさらに厳しいものになりますし、現役世代の人口が少ないのですから、子ども世代のお世話になるのも難しい時代になります。
となると、自分たちで自助努力するしかないわけです。
平均的なサラリーマン世帯の方が、ムリした建築費用で家を建て、多額の光熱費に、メンテナンス費用がかかる家を建てたとしたら将来どうなるか。
少し考えれば分かることだと思います。
大手のブランドが欲しい。
大手の安心が欲しい。
オシャレな住まいにしたい。
憧れの〇〇風な家にしたい。
そういった事も良いと思います。
しかし、それらはまず最低限の家の性能を確保してからです。
大手ハウスメーカー8社がどの面を下げて、
「我が社は高気密・高断熱ですよ。」
と言えるのか分かりませんが、少なくともホームページやパンフレットには、そう書いています。
2020年には省エネ基準法が改正されるはずで、ここでは断熱の最低基準が決まるはずでしたが、建築業界の意識の低さのせいで先送りになりました。
大手ハウスメーカーの圧力だっただろうことは想像に難くありません。
8社会と呼ばれる大手ハウスメーカー8社が性能を謳う一条工務店に圧力をかけ、建築費用を上げさせているという噂も聞きます。
住宅はもっと安く、高性能に、長持ちさせることができるのです。
住宅会社の営業や謳い文句は信用するに値しないことがほとんどです。
しっかり施主側が勉強して、より快適で、健康的で、経済的な家づくりをされることを強くおススメします。
毎年、この時期は当ブログをはじめとして、断熱に関しての関心が高まります。
寒くなると思い出したように、断熱への関心が強くなるのです。
でも、違います。
家づくりの中で、気密・断熱(ほんとは換気やパッシブ設計・・・いろいろあります)は、もともとが大事な要素なのです。
まずは、耐震と同時に、気密や断熱を重視した家づくりを考えるべきでしょう。
参考までに大手ハウスメーカーの家で全館空調。我が家と同じようなサイズ、人数、生活スタイルで、一か月2万5000円以上の暖房費になっています。
ちなみに、我が家で9000円ほどでした。
(後日、1月の光熱費の記事を出しますが。)
全館空調を入れた時点で200万とか300万ぐらいの費用がいるのに・・・です。
我が家で200万あったら、それだけで20数年分の光熱費を賄うことができてしまいます。
エアコン2台分の費用を合わせても20年近い光熱費を空調機器に出しているわけですね。
しかも、光熱費は2倍、3倍。
なのに快適性は下がる。
将来的にも、我が家のような市販のエアコンは買い替えも簡単。費用も安い。性能も随時上がっていく。
全館空調はメンテナンスも高い。
機器の更新もなかなかできない。
空調の燃費も悪い。
作ったハウスメーカーに頼らないと機器の修理もできない。
これでも大手ハウスメーカーの全館空調を使いますか?
床暖房を使いますか?
そんなお金があったら家の気密や断熱性能を上げましょう。
200万あったら、窓をオール樹脂サッシのトリプルガラス窓にしてもお釣りがきますよ。
大手ハウスメーカーで建てる資金があればパッシブハウスに近い性能の家を建てることができますから。
大阪なら、ほぼ無暖房の家を建てることができます。
むしろ日当たりの良い土地に、パッシブ設計をすれば、冬にオーバーヒートするほどの性能になりますから。
そんなことを知らずに、欧米では犬小屋にもならない家をつくって一生のライフプランを棒にふるのはやめましょう。
そんなムダに耐えらえるほど、これから超・少子高齢化になる日本の社会は強いものではありません。
より合理的に、より人が幸せになれる社会にするためにも、より良い家づくりは急務です。
一年で最も寒い今だからこそ、早く大切なことに気付いて、家づくりを進められて欲しいなと心から願います。
何だか固い記事になってしまいましたが、良い家が増えますようにと祈ります。