良い営業マンとは。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
今日はちょっと哲学的な内容になるかもしれません。
工務店・ハウスメーカーと施主を結ぶのは、会社の顔になる営業マンです。
当然、営業マンですから契約がとれるのが良い営業マンだといえます。
・・会社側としては。
でも、私たち顧客(お客?施主?)の側から見た良い営業マンとは、
どういう方を良い営業マンと言うことができるのでしょうか。
僕はこう思います。
施主(客)の幸せづくりを手伝ってくれる人。
ここなのです。
私たちは、耐震性の高いお家に住みたいのではないのです。
私たちは、幸せに生活できるお家に住みたいのです。
私たちは、断熱の効いたお家に住みたいのではないのです。
私たちは、幸せに生活できるお家に住みたいのです。
私たちは・・。
どんな内容でも、結局、スタートもゴールも、
施主(客)の幸せづくりを手伝ってくれる人かどうか、
というところなのだと僕は思います。
これは、住宅メーカーの営業だけではなく、
どんな仕事にも当てはまると思うんですよね。
飲食店で働くウェイターさん。
てきぱき動けるから、よいウェイターさんではないのです。
幸せな食事の時間を過ごしたいのです。
料理人さん。
高級で手のこんだ料理が良いのではないのです。
幸せな食事の時間を過ごしたいのです。
・・。どんなことでも当てはまると思うのです。
で、幸せって、楽しいと似ているけど、
また、違うんですよね。
子育てって大変で楽しくはないけど、
幸せな時間ってこともあります。
その人、その時、その状況で、幸せの価値観は変わります。
だからこそ、自由設計で建てる住宅メーカーの営業マンは、
とても大切な役割を果たしていると思うのです。
そして私たち施主が営業マンの方に求めている最大の役割は、
施主の話をしっかり受け止めてほしい、ということなのだと思います。
どういう家づくりをすることが、施主の幸せにつながるのだろうか。
ここを施主と一緒になって考えてくれる営業マン。
こういう人を施主は良い営業マン、と感じるのだと僕は思います。
だから営業マンは、時に施主の要望を断る部分も必要だと思います。
例えば、施主が身の丈にあっていない予算で新築に臨もうとしているとき。
例えば、その人のライフスタイルに合っていない家づくりをしようとしているとき。
もう一度書きます。
楽しいと幸せは違うのです。
仕事とは相手の幸せづくりのお手伝いをすることです。
だから、楽しいと客が感じる家づくりをしているときに、
客が幸せにならないと考えたら営業マン(設計や工務さんなども一緒ですね。)は、
NOと言わなければなりません。
また反対に、これは施主のためになると思ったら、
提案できる営業マンが良い営業マンなのです。
これらのためには、何を施主が求めているか、しっかり話を聞く必要があります。
そして、相手の立場にたって考える必要があります。
自分勝手な人は、良い仕事はできません。
仕事に近い言葉で、働くという言葉があります。
働くとは、もともとの語源が、「傍楽」(はた・らく)つまり、
自分の近くにいる人を楽にさせる、という意味です。
仕事は相手を幸せにするものだ、ということを体で感じている人は、
きっと良い仕事を普段からしている方だと、ぼくは思っています。
何だか哲学的な記事になってしまいました。
工務店やハウスメーカーの担当営業マンが気になる人は、
こんな観点で営業マンさんを評価してみてはいかがでしょうか。
きっと、契約までの営業マンさんなのか、
幸せづくりのお手伝いをしてくれる営業マンさんなのか、
判断しやすくなると思います。