その気密、いつまで持ちますか?【C値の経年劣化】
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
我が家の新築工事が完了したのが、2017年10月のこと。あれから4年の月日が経ちました。
すでに新築とは呼べないほど月日が経ちましたが、おかげさまで大きな不具合もなく快適に過ごしています。
さて、そんな我が家ですが密かに来年、つまり築5年目にやってみたいことがあります。
それは・・・・気密測定です!
気密測定とは家の中に計画されていない隙間、つまり換気扇など以外に出来た穴(隙間)を測定することです。
え?新築工事している訳でもないのにナニ言ってんの?アンタ、4年前に家を建てたんでしょ?って思われた方は・・・中々お詳しいですね(^^)
なんですが、ここはもう一段階踏み込んで何をしたいのかというと、気密性能はどのぐらい維持されるのかって事を調べたいんですよ。
実は今回のお題は、一条工務店の有名施主ブロガーのさすけさんが、もう5年も前に記事にされている事でもあります。
ホントさすけさんって頭脳明晰です。さすが大学教授!
さすけさんの記事にもあるように、ある一条工務店オーナーさんが新築から5年目に気密測定をされたそうです。この方もなかなかの「猛者」ですね(^^)
で、C値0.66だった新築当時から5年目の気密測定の結果は、なんとC値1.5だったそうです。
簡単にいうと、高気密だった家が5年経つと中気密になった、ということですね。
気密測定は家の隙間を測るわけですから、当然、年数が経てば構造材の収縮もありますし、配管まわりのコーキング剤の劣化、毎日の微振動、時にはホントに地震が起きることもあるでしょう。
年々、隙間は広がる可能性があるってことですね。
気密は、C値1.0で計画換気の50%、0.7で70%の実効性と言われています。5年でC値が1.5まで落ちてしまうと、高気密という名の賞味期限は数年しかないことになります。
だとすると、どれだけ新築工事の時に大工さんや現場監督さんが頑張ってくれたとしても、気密施工する値打ちがかなり低くなります。
いや、違いますね。
気密施工の値打ちが低くなるというか、気密の性能がどれだけ長期に維持されるかの価値が上がるということですね。
このブログの主要なテーマの一つ、家の長持ちに関する部分ですね。
で、ものすごく興味があるので、ずっとどうしようかなと考えてたのですが、我が家が築5年を迎える来年2022年に気密測定をしてみようと考えています。
新築の中間測定(建築途中での測定)でC値0.29だった家が5年経つとどうなるのか。調べてみようと思います。5万円以上かかるので悩んでいたんですけどね。
来年までブログを続けることができたなら、築5年の気密測定をやってみようと思います(^^)
あ。泉北ホームさん。
もしかしたら今後の売り上げに影響するかもしれませんので、良くも悪くも心構えよろしくお願いします(^_−)−☆
いつも通り、忖度しない施主ブログですので(^o^)
実際の生活実感としては・・・新築時よりも確実に劣化していると感じています。
キッチンのレンジフードを全開で回している時の玄関ドアを開ける負圧実験でも、新築当時よりも負圧が弱くなっているのを感じますからね。
新築当初はキッチンのレンジフードを強で運転すると、2階の掃き出し窓の隙間から強制的に空気が室内に入ってくるので、ホイッスルみたいにピーーーっという音が鳴るほどでした。
年数が経つことで劣化するのは当たり前なので気にはしていないですが、それがどの程度なのか。すごく興味があります。
もし是正ができるのであればしたいですしね。どこから漏れているかもチェックしてみたい!
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ただの変人ですね(笑)でも、ここが大事だなと思います。
で、今回この企画を実行できると、これから家づくりをされる方にとって良いことが起きると思うんです。
何かというと、どれほど影響を与えられるか分からないんですが、住宅会社が気密の長持ち化を考えるキッカケになればってことですね。
最近、C値0.4だ、いやウチは0.2だ、ウチなんか0.1以下。我が家なんか隙間が無さすぎて測定不能だったぞ、っていう嬉しい発信が増えてきました。
が、正味な話、C値0.1の違い程度は体感することもできませんし、光熱費で違いが出るとかといえば分からないレベルです。
だからC値が0.1以下もモチロン良いのですが、0.5でも長期に気密を保てる方が大事かなと思います。数十年もの間、住み続けるマイホームですから。
これこそが性能の長期保証と呼べるところですよね。
はい。
まあ、難しいことは置いといて私の気力が続くなら来年に気密測定をやってみようと思います。乞うご期待です!?



