30代サラリーマン、家を建てる。with泉北ホーム【高気密高断熱】

大阪で建てる家づくりのブログです。

目指す家づくり【高気密・高断熱・長持ち・低予算】

2017年5月着工。10月完成。

高気密(C値0.29)・高断熱(Ua値0.39)・2×6工法・HEAT20のG2グレード達成(6地域)・ZEH認定(ゼロ・エネルギー・ハウス)・パッシブデザイン・窓APW430・玄関扉イノベストD50・三種換気システムLa-60・ホウ酸防蟻エコボロン・バルコニー金属防水スカイプロムナード・ルーフィング(イーグルガード)

断熱性能を高めるには・・窓!

こんにちは。こんばんは。おはようございます。
今日で400記事を達成の、くろーばーです。


当ブログを今までお読み頂いている方はご存じの通り、私くろーばーは断熱に強いこだわりがあります。


住宅の断熱の要は、窓です。



窓の断熱性能がとても大事だということは、これまで幾度となくご紹介してきました。
今日はもう少し踏み込んで書き、窓の断熱性についてまとめていきたいと思います。


これから家づくりの検討を始めたばかりの方には少し難しい内容も含んでいるかもしれません。


が、これまで当ブログをお読み頂いて来られた方ならハードルも低くなっているのではないでしょうか。


もし今日初めてこのブログをお読み下さったなら、2017年1月ごろの設計打ち合わせの記事からさかのぼってお読み下さることをおススメします。



前置きが長くなりました。では始めますね。



冒頭のご紹介の通り、窓は家の断熱性能の要です。
窓の性能を上げることで、冬あたたかく、夏すずしいお家に近づきます。


窓の断熱性能を上げるには以下の方法があります。



①ガラス面の数を増やすこと。


1枚ガラス(単板ガラス)よりも、
2枚ガラス(複層ガラス)よりも、
3枚ガラス(トリプルガラス)の方が断熱性能が上がります。


ガラス数が最も多いのがLIXIL社の5枚窓「レガリス」になります。
*窓の重さや価格など、一般に使えるものとは到底考えられませんが(^_^;)


窓はサッシ部分よりガラス面の方が断熱性能が高いので、サッシ幅が薄い方が窓トータルの断熱性能は高まります。





②Low-Eガラス


Low-Eガラスは金属膜です。



この金属膜を設けることで断熱性能が一気に高まります。


ガラス面を増やすよりも断熱性能が安く向上できるので建売メーカーでの採用も多くなりました。


ペアガラスでは1枚のLow-Eガラスを設置することが出来ます。
トリプルガラスになると2枚のLow-Eガラスを設置可能です。



③サッシ
窓の枠部分です。


アルミサッシより、
半樹脂(室外側がアルミサッシ、室内側が樹脂サッシ)より、
樹脂サッシ(室内・室外ともに樹脂サッシ)の断熱性能が高くなります。


いちばん断熱性能が高いのは木製のサッシです。ただし木製の場合、メンテナンスの手間暇・コストがかかります。


家の手入れを趣味に出来る方のみにお勧めのサッシです。




④スペーサー


窓の底部分です。



通常、アルミで出来ています。
アルミスペーサーを樹脂スペーサーに変更することで断熱性能が高くなります。




⑤中空層


ガラスとガラスの間の空間です。


この中空層に入れるものが、


乾燥空気より
アルゴンガスより、
クリプトンガスより、
真空 の方が断熱性能が高くなります。


真空が最も断熱性能が高いのですが、あまり分厚くできないようです。
なので断熱性能としてはクリプトンガスが最も高くなります。


ただし断熱気密のプロたちから聞く話では、漏気(ガスが抜ける)のリスクがあるそうです。


なので長期的に見て安定して断熱能力を高く維持できるのはアルゴンガスになります。
また、この中空層が分厚い方がガス層が厚くなるため断熱性能が高まります。




⑥ガラスカラー
YKKの窓ではガラスの色を選択することができます。
(他社の窓メーカーが色を選べるかは未調査)


ブルー色が最も断熱性能(遮熱性能)が高くなります。
ニュートラル(標準色)は、南面の日射取得に向いています。




⑦その他
窓の大きさ・・・小さいほど断熱性能が高くなる(基本的に窓よりも壁の方が断熱性能が高いため)


窓の数・・・少ない方が断熱性能が高くなる(先ほどと同じ理由)




快適なお家を建てるのに必須な断熱性能。断熱性能の要である窓。


まず必要性を吟味してから効果的に窓を設置する。必要最小限の数・大きさにすることが断熱性能上、最も大切です。


そのあと、窓の性能を予算に応じて上げていってください。温熱環境の整った快適なお家づくりになりますよ(^o^)/




この記事を書くにあたって窓について調べていました。


高断熱をウリにしている一条工務店ではトリプルガラス窓を採用しています。しかも通常のトリプルではなく、より正確に書くなら4枚窓になります。



一条工務店のトリプルガラス窓「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」



画像の通り、4枚のガラスがありますね。


ガラス間隔が狭い一番右の中空層は、たぶん真空層なのだろうと思います。


くろーばー家で採用しているAPW330真空トリプルガラス窓の、4枚窓バージョンだと思われます。


さぞかし、窓の断熱性能を表すU値が良いのだろうと思っていたのですが、クリプトンガスを使っていながら、U値0.8。


これはAPW430のクリプトンガス入りとほぼ同等です。あれ、窓が1枚多いのになぜ?と不思議に思いました。


で気づいたのですが、


サッシのチャンバー構造の性能。
(スペーサーの下のサッシで覆われている小さい空間)


トリプルガラスの窓の奥行きで4枚のガラスを入れているので、中空層が狭い。
(APW430の中空層は16mm。一条工務店は10mm)


こうした所でAPW430の方が高い性能を出しているようです。


最終的な熱貫流率U値は、
一条工務店・・・0.8
APW430・・0.78


YKKの方が性能は上になります。
やはり専門の窓メーカーYKKの強みが出ているところでしょうか(*^_^*)


ただし記事にも書いたようにクリプトンガスは数値が高くなりますが、長期的な性能維持の観点からはおススメできません。


一条工務店は規格品しか製造できないと思うので、この辺りも窓専門のYKKの良さが出るところでしょうね。


「日本の窓は、樹脂窓へ。」
は、伊達じゃないですね、YKKさん!


当ブログでは一条工務店さんがたびたび出てきますが、貶したりする意図は全くありません。性能が高いので比べやすいのです。


一条さんの窓にしても規格品にすることで大きなコスト削減効果がありますので施主にとってメリットも大きいです。


全ての窓が、


防犯ガラスで、
真空(?)4枚窓で、
クリプトンガス入りで・・


なんて普通の住宅メーカーでしようものなら、窓だけでオプション費用200万ぐらいかかるのではないでしょうか。


ちなみに一条工務店さん。非常に画期的な窓の開発に成功したようです。まだ社外秘らしいのですが、この記事がアップされる頃には公表があるはずです。


日本の建築常識が変わるといって良い窓です。他社が住宅性能でどんどん引き離されていきますね・・(^_^;)


詳しくはまだ書けませんが、これまで一条工務店がどちらかと言えば苦手な住宅密集地、都心部などで、さらに売り上げを伸ばすのではないでしょうか。


少し話がそれてしまいましたね。以上、窓の断熱性能についてでした。




近々に窓の「日射取得率」について取り上げようと思います。


窓の断熱性能については少し住宅性能について調べた方なら、すぐに情報が入ります。
しかし「日射取得率」については一般の我々には、まだまだ伝わってきません。


でも、窓の断熱性能と同じぐらい、時にはそれ以上に快適性や光熱費に直結してくる内容なのです。

場合によっては3枚窓より2枚窓にする方が光熱費にとって良いことも十分あり得ます。日射取得量の多い大阪周辺地域では特に。


かなりマニアックな内容になってきたと自分でも思いますが、これまでブログをお読み頂いた方なら大丈夫・・・ですよね!?(^_^;)


まあ、すでに嫁からは白い目で見られること間違いなしですが、ボチボチお伝えできればと思います。


ではでは。

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