こんにちは。こんばんは。おはようございます。
くろーばーです。

今日はハウスメーカーの着工数について取り上げます。

積水ハウスや大和ハウスといった大手ハウスメーカーから、タマホームやレオハウスなどのローコストのメーカーまで着工数順にご紹介します。

各社、決算時期に違いがあるので着工数のイメージをとらえる程度でお願いします。

今回は建売分譲の会社は除いています。飯田グループに代表される会社ですね。
（飯田グループ全体で４万棟を建てているそうです。）

注文住宅を建てる会社のランキングだとイメージしてもらえれば。

第一位　積水ハウス
12,000件

さすが日本の戸建て住宅業界を数十年、牽引してきた会社だけあります。
近年は戸建ての業態から、賃貸やビル・マンション、海外進出を図っています。

着工棟数は落ちてきていますが、売上高は伸ばしているようですね。

第二位　一条工務店
12,000件

積水ハウスを猛追しているのが一条工務店。
上場していないので正確な数が分かりませんが、一位の積水ハウスとは数十棟の差で2番手なのだそう。

昨年度、新商品「グランセゾン」を販売し、太陽光パネルや蓄電池を格安で販売していることから、そろそろ積水ハウスの牙城を抜きそうですね。

第三位　セキスイハイム
10,000件

あったかハイム、お日様ハイムのキャッチフレーズが有名ですね。
阿部寛さんのＣＭでご存じの方も多いのではないでしょうか。

大手ハウスメーカー８社の中では近年、着工棟数を伸ばしている数少ない会社です。

第四位　ヘーベルハウス
9,800件

重量鉄骨造で比類なき壁を謳うメーカーですね。

第五位　タマホーム
9,400件

ローコスト住宅の代名詞と言えば、タマホームですね。近年は坪単価がそこそこ高くなってきていますが、大手ハウスメーカーの一角に入っています。

第六位　大和ハウス
8,700件

売上額では断トツ一位の大和ハウス。

ビルや倉庫といった大きな建物を扱っているため打ち上げ高は４兆円に達します。
これは２．５兆円の積水ハウスすら軽く上回っています。

戸建て着工棟数では第六位に入っています。

第七位　住友林業
7,900件

大手ハウスメーカーの木造部門トップは住友林業です。
（ローコスト住宅も含めるとタマホーム）

坪単価ランキングも近年では最も高額なハウスメーカーになっています。

第八位　ミサワホーム
6,500件

蔵のある家で有名なミサワホームは、この順位ですね。

第九位　パナソニックホームズ
5,100件

パナホームから社名変更したパナソニックホームズ。
家電に強いメーカーなので、これからＩＯＴに対応した家づくりに向かうかもしれませんね。

第十位　三井ホーム
3,700件

ツーバイフォー工法の三井ホームは第十位。
ちなみに日本ツーバイフォー建築協会の会長は三井ホームの社長が務めています。

私が建てた泉北ホームも日本ツーバイフォー建築協会の会員です。

第十一位　トヨタホーム
4,300件

さてさて、パナソニックホームズとミサワホームと合併したあとは、どんな販売展開になるのでしょうか。

樹脂窓の専門メーカー・エクセルシャノン社に出資するということなので、個人的にちょっぴり期待しています。

第十二位　アイフルホーム
3,300件

もともとはローコスト系のフランチャイズの住宅会社だったと思いますが、近年、セシボ極やセシボ零といった高断熱仕様の家を売り出しているので期待ですね。

第十三位　桧家住宅
3,200件

一条工務店の躍進と同じく、ここ10年ほどで大きく着工棟数を伸ばしているのが桧家住宅。

気密や断熱。Ｚ空調といった全館空調にも取り組んでいるので、今後が楽しみな会社ですね。

ちなみに吹付断熱の中で最もシェアの多いアクアフォーム。
この会社を桧家住宅が買収しています。

もちろん使っている断熱材はアクアフォームになります。

第十四位　サンヨーホームズ
2,000件

一昔前は名前をよく聞いたのですが最近はどうなのでしょうか。

第十五位　ユニバーサルホーム
1,900件

地熱床システム、１階床暖房、外壁ＡＬＣをウリに全国展開している中堅ハウスメーカーです。

第十六位　クレバリーホーム
1,800件

タイル外壁が標準を謳う中堅ハウスメーカーですね。

第十七位　スウェーデンハウス
1,700件

近年、オリコン満足度ランキングの一位を独占しているスウェーデンハウス。
超高価格帯ながら断熱性能も高く、デザイン性も高いところが高評価を受けています。

第十八位　住友不動産
1,700件

マンション販売を中心に手掛けるデベロッパー系の住友不動産。
外観でお洒落なガラスマリオンを見たら、住友不動産の家であることが多いですね。

第十九位　レオハウス
1,600件

買収が決定しているレオハウス。
同じコンサル会社のナックからスタートでしたが、タマホームとは明暗が分かれましたね。

ヤマダハウスと合併するので今後、どのような販売戦略をとるかに注目しています。

第二十位　アキュラホーム
1,500件

タマホームやレオハウスと同じく、ローコスト路線のアキュラホーム。
大工あがりのカンナ社長で有名ですね。

あとは、ざっと並べると。

東急ホームズ
1,300件

日本ハウスホールディングス
1,000件

ヤマダホームズ
1,000件

土屋ホーム
1,000件

セルコホーム
1,000件

フジ住宅
1,000件

アエラホーム
500件

こんな感じですね。

フジ住宅は大阪の分譲系の会社です。
近年は注文住宅の分野に注力しているので一応、ランキングに入れました。

この中では、土屋ホームやセルコホーム、アエラホームが気密や断熱に力を入れていますね。セルコホームはカナダからの輸入住宅を扱っている住宅会社です。

ということで、以上、ハウスメーカーの建築棟数ランキングでした。

今日ご紹介した中で、高気密・高断熱をウリにしている、あるいは、高気密・高断熱仕様があるハウスメーカーは、

一条工務店
アイフルホーム
桧家住宅
スウェーデンハウス

そして、先ほどの

土屋ホーム
セルコホーム
アエラホーム

といったところになります。

高断熱仕様だけなら、タマホームの「暖」仕様など各社扱っているところがあります。

建築棟数の全体的な傾向として、気密・断熱に力を入れている住宅会社は伸びて、それ以外は着工棟数を落としている傾向はハッキリとありますね。

一条工務店、桧家住宅は成長率が非常に高い。
スウェーデンハウスは坪単価的に客層を選ぶ会社ですが、非常に顧客満足度が高い。

温熱環境が意識されてきていることは間違いないでしょう。
ＣＭのイメージ戦略で棟数を増やしている大手ハウスメーカーもありますが(^_^;)

とにもかくにも、健康、快適、小エネで経済的な家づくりをしたいものですね。
これから家づくりをされる方を応援しています。