『ゼロ・エネルギー住宅のヒミツ』
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
先日、図書館に行ってきました。
子どものために児童書コーナーを見ていたのですが、衝撃の一冊を見つけてしまいました・・・(゜o゜)
その名も、「ゼロ・エネルギー住宅のひみつ」
注文住宅の界隈では知られるようになった「ZEH」(ゼロ・エネルギー・ハウス)。
まさか、まさかの児童書で本が出版されていたとは(>_<)
まさしく住宅展示場で営業マンが説明するようなことが書かれています。
もちろん児童書なので、漫画で親しみやすくはなっています。
ちゃんと断熱性と健康の関係についても書かれていますね。
というか、これホントに児童書の内容?(^_^;)
取材協力がリクシル社でした。
非常に残念なことに「半樹脂サッシ」が高断熱だという説明になっていました。
なにがハイブリッドなのか。
いい加減、ちゃんとした窓を消費者に宣伝しなさい(-_-メ)
ともあれ、なんとZEHが児童書になっているという衝撃の発見でした(^0_0^)
半樹脂サッシ窓はともかくとして、時代は確実に進んでいますね。
追記
今回のお話とは関係ないのですが、前々から気になっていた我が家のUa値について、ちょっと計算してみました。
ずっと、ご紹介してきた我が家のUa値は、0.39。
これは、ZEH申請の際に使われた書類を元にしています。
この書類の仕様と、実際の我が家の仕様とは異なる部分があります。
①玄関ドアがYKKのヴェナート(D2仕様)ではなくイノベストD50。
②屋根断熱の厚みが、実際にはもっと厚く施工。
ということで、計算してみました。
ややこしい式はとばしますが、熱損失が約4.5W/K少なくなります。
我が家の外皮面積が、約285.5㎡です。
Ua値は各部位から逃げる熱損失の合計を、外皮面積(家の中で外気に触れる場所)でわり算することで求められます。
109.4÷285.5≒0.39
だったところ、約4.5W/K減るので、
104.9÷285.5≒0.367
実際の我が家のUa値は約0.37の計算結果です。
屋根断熱が吹付で、最も薄いところが230mm。
最も厚いところが350mm以上と、一定でない厚みなので正確な計算は難しいですが(*^_^*)
これからも当ブログでの公式スペックは、Ua0.39のまま表記します。
もし厳密な数値を重視される方にはお知りおき願えたらということで、ご紹介いたしました(^o^)/
今回、Ua値の計算をしていて感じたことがあります。
それは、面積の大きい壁の断熱は、
・Ua値に大きく影響する。
・その一方で、人の体感では数値ほど快適さに影響しない。
やはり、いつもブログでもご紹介している通り、
・窓。つぎに天井(屋根)断熱。
・壁の断熱が一番最後。
の優先順位なのだと、改めて強く感じました。
なので、めったにないことですが、壁が付加断熱(充填断熱と外断熱の両方で壁を断熱する方法)なのに、窓に半樹脂サッシを使っているような工務店、ハウスメーカーは断熱の基本が出来ていないわけです。
外(付加)断熱は少なく見積もっても、通常サイズのお家で100万以上の施工費がかかります。
その予算があれば、オール樹脂サッシ、樹脂スペーサーの窓にする方が、大幅に建築予算を下げられます。
しかも快適性が上がります。
また、同等以下の予算で、オール樹脂サッシ・トリプルガラス窓にできます。むしろ、お釣りがでます。
Ua値は断熱の指標ですが、数値と快適性が比例しないところがある事も知っておいて欲しいなと思います。
一つの例えを出すと、一条工務店はUa値が良いですが、窓の結露は我が家よりもしやすくなります。
それはハニカムシェードの問題だけでなく、窓のUf値がAPW430の方が高いからです。
また、一条工務店のお家は夏場が暑くなりがちです。
日射遮蔽の設計が出来ていないことが多いためです。
Ua値は指標になりますが、その数値だけでは快適にはならないので、興味のある方はしっかり学ばれることをオススメします。