高気密・高断熱を「投資」として考えてみると。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
30代サラリーマンの、くろーばーです。
前回の記事で我が家の電気代をご紹介しました。
11月が7500円。
12月が1万円。
という結果でした。オール電化なのでガス代はありません。
11月・12月の電気代から、年間でどのぐらいの光熱費がかかるか簡易にシミュレーションしてみることにしました。
冬季(12月~3月)は、1万円。
春・秋季(4・5・10・11月)は、7000円。
夏季(6~9月)は、8000円。
と仮定すると、
1万×4+7000×4+8000×4=10万
ぴったり10万の計算になります。
同条件の家庭、すなわち、
〇4人家族
〇オール電化
のお家の平均電気料金は年間19万という統計資料があるので、年間の差額が9万円となります。
今のお家に50年、住むと考えると、
9万×50年=450万
高気密、高断熱、高効率の給湯・照明機器を投資と考えると、450万ほどの光熱費(=利益)が回収できることになります。
高気密、高断熱、高効率の給湯・照明機器にかかった費用を初期投資とみて考えてみます。
泉北ホームのZEH仕様(現在の+サーモ仕様)は、通常の仕様から150万ほど建築費用が高くなるということです。
くろーばー家が断熱気密にかけた費用をざっくり列挙すると、
屋根断熱の強化→15万
床断熱の強化→45万
高性能窓→70万
高断熱玄関ドア→20万
(高効率給湯器はZEH仕様標準)
(LED照明も標準)
よって高気密・高断熱・高効率化に300万ほどかかったことになります。
つまり、初期費用に300万、回収できる光熱費が450万となります。投資として考えるなら150万の利益が得られたわけですね。
ただし、高効率給湯器を維持するために50年の内で2回、給湯器を交換する差額として、それぞれ10万、計20万は減らしておくとして、
130万の利益。利益率は134%ほどとなります。
元本割れのない投資として考えるならば、まずまず良いのではないでしょうか。
くろーばー家はコストパフォーマンスの良い断熱性能から、やや性能優先の住宅です。
トリプルガラス窓や高断熱玄関ドア「イノベスト」などは、まだ普及しておらずコストパフォーマンスとしてはイマイチだからです。
だからこそ、heat20のG1、G2グレードが普及レベルで、「利益率」が高くなるのでしょう。
ここに高性能住宅に対する補助金などを加味すると、さらに利益率は上がります。
一生涯のライフプラン、家計を考えた上でも、断熱・気密は大切ですね。
しかも、血圧や呼吸器系、アレルギーといった健康状態が改善されることを考えると医療費に対する費用にも影響します。
もっと言えば介護費用にも、ですね。
住宅ローンの組み方を誤り、自己破産に陥った方も少なからずいらっしゃいます。
これから家づくりをされる方は、こうした「投資」的な観点も必要なのではないでしょうか。
このブログで時々ご紹介してきたパッシブハウスジャパンや工務店グループ「新住協」などでは、こうした光熱費、つまり「家の燃費計算」をしてくれる所が多いです。
「Q-PEX」や「建もの燃費ナビ」といった計算ソフトを用いて、建てる前から光熱費をシミュレーションするのです。
こうしたことが、もっと当たり前にされる住宅業界になれば良いですね。
今年の寒波の影響で、電気代を気になる方が増えているようです。
気密、断熱、窓の性能を高めて、快適かつ省エネな家づくりをしたいですね。
当ブログでも過去の記事でたくさん書いてきたので参考にしてください。
ぜんぜん話は変わってしまいますが、ZEH補助金の交付がそろそろのはず。
平成28年度補正4次の補助金は125万円。
非常に大きな金額なので家計的に大助かりです。これがあるのでトリプルガラス窓を採用できましたからね。
インターネット掲示板を見ると補正4次の補助金が交付された方もいらっしゃるみたいなので期待して待ちたいと思います。