泉北ホームのモデルハウスに行ってみた④(貝塚・岸和田モデルハウス&ショールーム)
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。
泉北ホームの新しいモデルハウス&ショールームの紹介記事の第4弾です。
今回でショールームの方の紹介が最後になります。
ショールームの1階には展示コーナーと、打ち合わせ室がメインになっています。
モニターがあり、個室になっているので、しっかり打ち合わせもしやすそうです。
南東側に大きな窓がついているので、開放感もありグッド。
ちなみに樹脂サッシのトリプルガラス仕様の窓なので、断熱性も気密性も、遮音性も抜群です\(^^)/
造園家・荻野寿也先生の植栽も眺めながら打ち合わせできますヽ(^o^)
貝塚モデルハウス&ショールームは、大阪の動脈とも言える、国道26動線が目の前を走っています。
3車線ある国道です。
当然、自動車による騒音も相当のものです。
駐車場、庭を挟んでいても、60db(デシベル)以上はあります。
この打ち合わせ室の窓は、国産最高クラスの窓APW430が使われていましたね。
さて、この窓を閉めて測定すると、音はどうなるのでしょうか?
実験して見ましょう。
先ほど、63.9dbだった騒音が・・・・窓を閉めると・・・。
はい。
37.9dbとなりました♪
だいたい図書館の静けさが40〜50dbなので、どのぐらい静かなのか想像いただけるかなと思います。
大きな幹線道路の目の前で、図書館以下の静かな空間を作り出せる窓。これがAPW430。樹脂サッシ・トリプルガラスの性能ですね。素晴らしい!
特筆すべきは断熱性能なんですがねヽ(^o^)
ちなみに、やはり3枚の窓ガラスになるので重たくなります。
開き戸タイプであれば問題ありませんが、掃き出し窓だと開け閉めが重いです。
そのため、この打ち合わせ室もそうなんですが、サポートハンドルをつけておくことをお勧めします。
下の画像についている窓のハンドルですね。
これがあると、かなり開け閉めがラクになるので、家の中でメインとなる大きな掃き出し窓を設けるときには、サポートハンドル仕様にされると良いと思います。
ショールームの2階の南面は、大開口を実現するためなのか、非常に性能の悪い窓がつかwれていました。
YKKapのエピソードという商品なのですが、もう3世代ほど昔の窓になります。
しかも、アルミスペーサー・・・。
2階の北側には、APW430が使われていたので、温度を測って、断熱性の違いを比べてみましょう。
サッシ部分で、26.5℃。
ガラス部分で26.3℃でした。
この日も暑くて、9月10日に見学したのですが、35℃近い外気温でした。
さすがのAPW430ですね。
国産最高クラスの断熱性能です。
(ちなみに、木製サッシの佐藤の窓というとんでもない国産窓もありますので、工務店などで建てられる方は検討してみてください。・・・・高いですが^^;
さて、では先ほどの大開口にしている半樹脂サッシ窓のエピソードの方を測定してみましょう。
ガラス面は、31.5℃!
サッシ部分に至っては、35.1℃!!
外気温よりも高くなっています・・・。
樹脂サッシ窓だと26℃ほど。
半樹脂サッシ窓だと35℃ほど。
約9℃もの差が出ています・・・。
分かります?この窓の低性能さ。
家の中で最も断熱が弱いのが窓なんです。だから冬の窓辺は寒いし、結露も起きる。
でも、それは今までの話。
すでに、樹脂サッシ窓が生まれて、樹脂スペーサーもあり、トリプルガラスまである時代です。
トリプルガラス仕様はまだ少し高価なので、予算に合わせて選択されると良いと思いまsグが、樹脂サッシ・樹脂スペーサーは必須です。
こんなひどい低性能窓をつけて恥ずかしくないのでしょうか。
大開口も結構ですが、それ以前に人の健康や快適、省エネを考えるべきなのではないでしょうか。
ちなみに、軒の出はしっかり出ているので、直射日光を受けている訳ではありません。それでも、この温度です。
ホントに残念です。
このショールームの展示室で、断熱・気密・窓の大切さをアピールされていたのではないでしょうか。
悲しいとか残念を通りこして、怒りしかなかったです。
人の暮らしを守るには、半樹脂サッシ窓ではダメなんですよ。
(サーモスXとか、TWぐらいの性能があれば温暖地域ではなんとかなりますが)
こんな数世代前の化石のような窓を使うなんて言語道断です。
高性能な住宅を謳う資格はありません。
ここ以外は、よくできたショールームなので良かったのですが、
ブログを始めて7年になりますが、ずっと書き続けてきたことだし、泉北ホームも高断熱、高気密へしっかり舵をとってきていたはずです。
そこが評価されて、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーの大賞を2度も受賞されたのではなかったのですか?
通常のパッケージでもAPW330が、プレミアムなどの上位グレードではAPW430が標準仕様になったと聞いて、私は泉北ホームが日本で誇れるハウスメーカーの一つだと感心し、人に紹介することができました。
しかし、これでは・・・・。
残念を通り越して怒りしか湧きません。
ショールームやモデルハウスを訪れる方は、ぜひ、夏や冬に、この窓の近くに寄って体感してみて下さい。
間違いなく、暑いし、寒いです。
モデルハウスではお風呂など湿気を出すものが少ないので、目立ちにくいですが、こんな窓を使っていると、冬に結露だらけになってカーテンがカビるし、壁の中は湿気で柱が腐るし、シロアリのリスクが増大します。
こんな愚かな選択をしないように、ショールーム内の展示でもしているはずなのに何をしているのでしょうか、泉北ホームは。
聞き及ぶところでは、泉北ホームの副社長さんは住宅性能に関心があり、有識者にも評価が高いと聞いています。
また、設計部長のFさんも住宅性能について堪能で、平野のモデルハウスを設計したのもFさんだと聞いています。
泉北ホームは5年連続でAPW(YKKapの樹脂窓)を関西で一番採用している会社だと表彰も受けています。
泉北ホームが真っ当な家づくりを進められるように尽力よろしくお願いします。
施主の皆さんは、こんな人の暮らしをぶち壊すような最低な窓を使わないように気をつけてください。
一度つけてしまったが最後、窓を交換することは至難ですからね。施主側もしっかり知識をつけて家づくりに臨みましょう!